読み:さいどべんつ
英語:side vents
日本語:剣吊り(けんつり)
「ベント」とはスーツの後ろの割れ(スリット)のこと中心にあるものを「センターベント」、割れがないものを「ノーベント」、両サイドにあるものを「サイドベンツ(複数なのでsが付きベン[ツ]となります)」と言います
Stylist’s Voice
「サイドベンツ」とはスーツの背中の裾の両脇に切り込み・割れ目が入っている仕様のことを言います。サイドベンツは軍人がサーベルを腰にぶら下げやすくするためにできたという説が現在では有力で、日本語では読んで字のごとく「剣吊り(けんつり)」と言われています。
アメリカンスタイルは「センターベント」、英国スタイルは「サイドベンツ」が多く、最もフォーマルなものがスリットのない「ノーベント」です。センターとサイドではフォーマル度は変わりませんが、「センターベント」はシンプルにスッキリとした印象、「サイドベンツ」はエレガントな印象になります。
Recommend – おすすめポイント
イギリスのスーツに憧れを抱いていたイタリア人の気持ちの流れから、イタリアのスーツが好きな方は、最近ほとんどがこのサイドベンツが主流です。お仕立てをする際は短くするのではなく、ヒップが丁度隠れる長さがエレガントで美しいとされております。
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