カントリーなオーダージャケット・コートがほしい
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
大阪・京都のオーダースーツサロンサルトクレイスです。
ここ数年暖冬と言われアパレル業界ではコートやダウンが売れないと嘆かれた。今年は急な冷え込みがあってなんとなく前向き。コートも人気が出るのでは?
よく店頭でお声がけ頂くのは「オン・オフ兼用で」なるほど、わかる。ただ今回はそういったコートの案内ではないことを了承してほしい。
カントリーテイストの優しさ
Gorilla先生からある日DMが届いた。「こんなん好きやろ?」
もう大好物。
ツイードの生地のジャケット。ノッチラペルの巾は広く取った3つ釦の段返りジャケット。釦はレザー釦を使い、ポケットはフラップ付きのアウトポケット。コートとも言えそうな着丈ではある。
一般的なビジネスシーンでの着用はかなり難しいと思う。いわゆるカントリーテイストの強い一着だ。コーディネートもデニムシャツに6つ釦のウエストコート(ベスト)、股上の深いインプリーツの2タックパンツ。引き締めるとこは引き締め、パンツのお尻周りはゆとりがあるシルエット。Vゾーンも狭いので緑のネクタイも使いやすく映える。
クラシックでかっこいい。
次は老舗のテーラーから。
キャスケットいいな…。ではなく、先程のツイードより軽い印象のコート。投稿内容を読み解くと生地に関して「チャコールとブラックのホップサック」とのこと(英語苦手…)
ホップサックと言えば春夏のイメージが強い。どんな生地感なのかすごく気になる。かなりダークトーンにも関わらず重すぎるように感じないのは平織りのホップサックだからだろうか。
ディティールとしてはシンプルなバルマカンコート。ステンカラーコートの方が聞き馴染みがあるかもしれない。袖はタブ付で首元もタブ付きカラーになっておりカントリーな要素が強い。ラグランスリーブでゆったりした雰囲気を出しつつ。前たては比翼仕立てでシンプルな面構えに。
コーディネートもブラウン系などのいわゆるアースカラーを駆使していてモノトーンのコートが調和している。
ウ~ン、カッコいい
構想を持ちつつ一年温めようと思う
このAWにはタキシードを作ったり、2020年11月7日現在ツイードのジャケットの制作中でトリッカーズも買った…。正直に言って予算オーバーなのでコートに関しては一年待つ(気の迷いが生じる可能性はある)
であるならば今はこんな生地がいいなと妄想を膨らませよう。
ブラウンのツイード。もうちょっと薄めの色でも良いかなと感じなくもないがこれをチェスターコートにしたい。無造作にポケットに手を突っ込みながら歩きたい。
こちらは少し軽めのツイード生地。結構柔らかめ。色数を数えるのが面倒なくらい色々な色があるのでなんだか楽しい。先程紹介したバルマカンコートをイメージして作りたい。ブラウンの次にグリーンが推されているのでグリーンを取り入れるならこういった風合いも良いかも。
色々と構想を練っている時は楽しい。
サルトクレイス谷町店 髙橋
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