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スーツの理想的なクリーニング頻度とは?

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日々スーツを着て働かれている方は多いと思いますが、スーツの理想的なクリーニング頻度はご存知でしょうか。

スーツを何回着たらクリーニングに出すべきなのか、出張の度に出した方がいいのか、気になる方も多いと思います。

また、意外と知られていませんがクリーニングに出し過ぎも良くありません。

本記事では、クリーニングの頻度について解説致しますので参考にしてください。

目次

スーツの理想的なクリーニング頻度

✔️YouTubeでも解説しています。
  • 夏:一ヶ月に一度
  • 冬:ワンシーズンに一度

理想的なスーツのクリーニング頻度は、大きく分けて夏と冬で変わります。

スーツをクリーニングに出す判断としては、「どれくらい汗をかいたか」が目安です。

全く汗をかいていない場合であっても、ワンシーズンに一度はクリーニングに出すことをおすすめします。

夏のクリーニング頻度

夏はたくさん汗をかきますので、その分クリーニングに出す頻度も多くなります。

目安として一ヶ月に一度はクリーニングに出すのが理想です。

特に外出や出張が多い方は、気が付かないうちに大量の汗をかいています。

クールビズによりジャケットを着用していない場合でも、ズボンやシャツの内側には汗が染み込んでいます。

そういったこともあり、夏は最低でも一ヶ月に一度はクリーニングに出しましょう。

冬のクリーニング頻度

冬はほぼ汗をかきません。そのため、夏に比べると汗によるスーツの汚れも少ないです。

とは言え、全くクリーニングに出さなくても問題ないわけではありません。

気が付かないうちにジャケットの襟元に皮脂が付着していたり、コーヒーの水滴が飛んでいたりします。

そういったこともあり、冬であってもワンシーズンに一度はクリーニングに出しましょう。

至急クリーニングが必要なケース

時期に関係なく、至急クリーニングに出した方がいいケースとしては以下の通りです。

飲食物の汁をこぼした場合

コーヒーや醤油など飲食物の汁をこぼしてしまった場合は、すぐにクリーニングに出しましょう。

そのまま放っておくと、乾いて取れなくなったりシミになったりします。

大切なスーツのシミ汚れが取れなくなってしまってはかなりショックなので、汚れた場合はなるべく早くクリーニングに出しましょう。

できれば当日中に出すのがベストです。

油・オイルが付着した場合

油やオイル系の汚れが付着した場合も、なるべく早くクリーニングに出すようにしましょう。

中性洗剤や、クレンジングオイルを使って応急処置をすることも可能ですが、やはり汚れを残さないようにするためにもクリーニングに出すことが望ましいです。

そのままにしておくと、生地が傷んでしまったりカビが発生しやすくなったりなるので注意が必要です。

スーツのクリーニング費用・納期の相場

  • 費用:1,000円~2,000円
  • 納期:3日~1週間

スーツのクリーニング費用の相場と納期は、クリーニング店によってかなり違います。

費用の目安としては、スーツ上下のクリーニングで1,000円~2,000円です。

私の経験からすると、都心部にあるクリーニング店は割高な印象で、郊外型のクリーニング店の方が安い印象です。

納期は3日~1週間が平均ですが、クリーニング店の込み具合によっても変わります。

プレミアム仕上げなどのオプションで仕上げるとやや時間がかかります。

忙しくてなかなかクリーニング店に行けない方は宅配クリーニングもおすすめです。

店舗に比べてやや割高となりますが自分で足を運ぶ手間が省けますので大変便利です。

スーツをクリーニングに出すとき

スーツをクリーニングに出すときに気を付けることとして2つあります。

店員にシミや汚れを伝える

シミや汚れで特に気になる部分は、店員の方に念入りに伝えましょう。

しっかり伝えることで、汚れの部分をマークしてくれたり工場に具体的に伝えてくれたりします。

上下セットで出す

スーツをクリーニングに出すときは、上下セットで出すようにしましょう。

理由としては、上下別で出したことによる風合いの変化を防ぐ為です。

上着だけ汚れた場合は、上着だけクリーニングに出したい気持ちは分かりますが、なるべくセットでクリーニングに出すようにしましょう。

クリーニングの仕組み

そもそも、クリーニングがどういう仕組みで行われているかご存知無い方も多いと思います。

一般的なクリーニング店へスーツを出す場合、ほぼ無条件にドライクリーニングという手法になります。

ドライクリーニングとは、水を用いず石油系の有機溶剤で洗う方法です。

ドライクリーニングは、手間が少ないうえに低コストですることができます。

また、型崩れが少なく、頑固な油性汚れを落としやすい特徴があります。

ドライクリーニングの弱点

ドライクリーニングには弱点もあります。

それは、ドライクリーニングに使用する溶剤の問題です。

ドライクリーニングに使用する溶剤は、クリーニング工場ごとに違います。

そのため、使用している溶剤の種類によっては匂いがあるタイプも使われているのが事実です。

クリーニングしたばかりなのに、「独特な匂いがする」「汗っぽい匂いがする」と感じた経験もあると思います。

それは使用する溶剤に起因していることが多いです。

オーダースーツをお求めになるお客様からのお悩みとして、「クリーニング屋は当たり外れがある」というお声が多いのは、そういった背景もあります。

ちなみにスーツを水洗いしない理由は単純で、縮みや型崩れが起こるからです。

一度縮んでしまったり型崩れしたりすると、直すには高度な技術と労力が必要となります。

最悪の場合、元に戻すことができないケースもあります。

危険なクリーニング頻度

スーツが汚れたらクリーニングに出すのは良いことですが、クリーニングに出し過ぎるのもよくありません。

例えば毎週スーツをクリーニングに出すような間隔です。

もちろん、クリーニングに出せば表面上はとてもきれいになります。

  • 汚れが落ちる
  • シワが取れ、パンツのセンタープレスもきっちり。

しかし、クリーニングに出せば出すだけ取り返しのつかないダメージを負うリスクが増えます。

例えば、買って間もないスーツがすぐにテカってしまった経験はないでしょうか。

ジャケットの衿や裾、腰ポケット付近など波打ってヨレヨレになったり、泡みたいに一部分が膨れ上がったりした状態です。

これは、バブリング と呼ばれる、接着芯が剥離した状態です。

こうしたダメージは、一度負ってしまうと復元が出来ません。

スーツをクリーニングに出すと、きれいになる反面少なからずスーツに負担をかけています。

クリーニングは適切な頻度で出すことを心掛けておきましょう。

日々のお手入れ

スーツが汚れたらクリーニングに出した方がいいのは間違いありません。

加えて、良い状態で長く着用するには日々のお手入れも大切です。

自宅で簡単にできるスーツのお手入れ方法としては以下の通りです。

  • 洋服ブラシでブラッシング
    ◎ホコリや花粉を落とし、静電気を除去する効果
  • スチームアイロンの蒸気でケア
    ◎汗を発散させ、シワを伸ばす効果
  • パンツは裾から逆さ吊り
    ◎パンツの重みで自然にシワが伸びる
  • 気になる臭いには消臭スプレー
    ◎香りを付けるものより殺菌効果のあるもの
  • 陽の当たらない湿気の少ないところで保管
    ◎日焼け、カビ防止のため

どれも簡単にできる項目なので、是非実践してみてください。

逆に、1つもしていないというのはスーツの寿命縮めることに直結します。

日々のケアをするメリット

日々のケアをすることで、たくさんのメリットがあります。

  • クリーニング代の節約
  • スーツの消耗を抑えられる
  • スーツに愛着が湧く

遅くまで残業した日、飲み会があった日などしっかりケアをできないときは、無理にしなくても大丈夫です。

いつも通り帰った日には、スーツのケアするようにしてください。

今日も愛着を持ったマイスーツで頑張りましょう。


オーダースーツ専門店
SARTO KLEIS
近藤

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