スラックスのセンタープレス(クリース)の付け方・折り目を復活させる方法を紹介!
街中を歩いていると、スラックスのセンタープレス(クリース)を気にしている人が少ないと思います。
センタープレスが取れてしまうと単純にだらしなく見えたり、ボヤけた印象を与える可能性もあります。
この記事では線がボヤけてしまったセンタープレスの付け方・折り目を復活させる方法について詳しく解説します。
センタープレスを意識するだけで、脚が長くスタイルがよく見えたり、横や後ろからのシルエットも綺麗に見えるようになるのでぜひ参考にしてください。
スラックスのセンタープレス(センタークリース)とは?
センタープレスとは、スラックスの前身頃と後身頃の中心にプレスして入れるラインのこと。
英語では「クリース(crease)」や「センタークリース(center crease)」と呼ばれます。
現代のスーツには、このセンタープレスが入っていることが普通になっています。
特に、オーダーなどで仕立てる場合は必ずと言っていいほどセンタープレスがあてられたスラックスが一般的です。
スラックスのセンタープレス(センタークリース)の付け方!
スラックスのセンタープレスの付け方を詳しく紹介します!
縫い目を合わせてセンタープレス(クリース)の位置を決める
しっかりとスラックスの縫い目に合わせることが重要です。
位置はベルトから15〜20cm下あたりが目安(股上から上は付けない)
タック入りのスラックスであればそこからプレスをかけることができるが、ノータック(ノープリーツ)のスラックスは自分で折り返し位置を設定しなくてはいけないので注意が必要です。
よりきれいにプレスが入って見えるのがベルト位置から15㎝〜20㎝下あたりがおすすめです。
当て布をしながら折り目が付くようにアイロンを掛ける
スーツにアイロンがけをする際、当て布をしかずに直接かけてしまうと生地が傷みやすくなり、テカリの原因にもなってしまうので必ず当て布を敷いてアイロンを当てるように心がけましょう。
スラックスのセンタープレス(折り目)を復活させる方法・維持させるお手入れを紹介!
着用後は陰干しする
スーツを着用後は必ず、風通しの良い場所で陰干しを行ってから、ブラシなどで細かいホコリなどしっかり落としてからクローゼットに戻すことをおすすめします。
スーツの素材がウールであれば着用後ハンガーにかけて2〜3日放置しておくだけで、ウールの特性としてシワの回復力が高いので細かいシワなどは簡単に落ちます。
クリップ式ハンガーに吊るす
スラックスはクリップ式のハンガーに吊るしましょう。
1本のハンガーにスラックスもジャケットも長時間かけてしまうと、スラックスはハンガーの折りジワがついてしまうので可能な限りはクリップ式のハンガーにかけてあげることをおすすめします。
吊るし方もウエスト部分を挟むのではなく、裾側を上にして挟むことで、ウエスト側の方が重みがある分細かいシワが伸びやすくなります。
ただし、クリップ式のハンガーにそのまま挟んでしまうとクリップの跡が残ってしまうため、薄いスポンジなど挟むようにしてクリップの挟んだ跡が残らないように工夫することも必要かと思います。
アイロン掛けする
シワを伸ばす、クリースラインを残すにはアイロン掛けもかなり重要なことの一つです。
アイロン掛けを怠っていると、柔らかい生地やツイードの生地などは意外とすぐにシワやラインが消えやすいです。
ただ、毎日当てるのもよくなかったりするので、月に2回程度アイロン掛けを心がけましょう!
毎日高温で当てすぎると生地の痛みが早くなったり、テカリの原因になるので注意しましょう!
まとめ
いかがだったでしょうか。
せっかくオーダースーツや既製品の良い生地のスーツを購入して、手入れ不足で虫食いになってしまった、アイロンやクリーニングの出し過ぎでスーツの寿命を早めてしまったなど管理方法を正しくしていれば防げることを怠ってしまうのは非常にもったいないことです。
このブログを見ていただいた方は、今日から実践してみてください!
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