知っておきたい!オーダースーツの価格について
初めてオーダースーツを検討される方は、インターネットで「オーダースーツ 価格」 「オーダースーツ おすすめ」などのキーワードを入れて事前に調べる方が多いと思います。
インターネットでオーダースーツについて調べるとお店によって価格に違いがあります。
価格が違う理由はオーダースーツのグレードや生地によって価格が異なるからです。
一概にオーダースーツといっても全てのオーダースーツが同じ仕様、同じ工程で作られているわけではありません。
大きく分けると3種類のオーダースーツのタイプがございます。
今回はオーダースーツの価格について詳しく紹介します。
オーダースーツの価格はグレードで決まる!
オーダースーツのグレードによる価格の違い
パターンオーダーの価格について
インターネットの広告で「オーダースーツが2万円から!」「オーダースーツ2着で4万円!」等よく見かけると思いますがそれらはパターンオーダーの場合が多いです。
既製品のスーツを購入してから袖丈の長さの調整等のお直しをされる方は、こちらのパターンオーダーでオーダー頂くとお直しの必要はございません。
量販店の既成品スーツとパターンオーダーでのオーダースーツの価格はさほど変わらず、既成品のスーツを購入した後にお直しをされる方はオーダースーツよりも費用がかかる場合もあります。
イージーオーダーの価格について
パターンオーダーよりもワンランクグレードアップして、価格は5万円~10万円です。
(注:生地・オプションによって価格は変動します)
パターンオーダーのサイズ補正に加えて、一人ひとりの身体のクセに合わせて体型補正を入れていきます。
実際に体型補正の種類をいくつかご紹介します。
怒り肩
スーツ、Yシャツ類など首の付け根辺りに一文字線が水平にシワが出るのでネックポイントを0地点にして肩線のラインを上に伸ばす。
撫肩
スーツ、Yシャツ類などの首の付け根あたりから背にかけて八の字にシワがでるので、ネックポイントを0地点にして肩線のラインを下に下げる。
ツキトリ
症状は怒肩に似ていますが、首の後ろのみシワが出るので、肩線は全く修正せずにネックポイント肩のポイントのみ下げる。
前肩
前肩があたり袖自体が後方に引っ張られるので、背肩線と背脇の部分の分量を多くして肩線を前方より補正します。
他にも体の箇所事に補正のポイントはあります。
サイズ補正だけでは消えないシワや好みのサイズ感・着心地を実現する為の体型補正になります。
フルオーダーの価格について
パターンオーダー、イージーオーダーはお店に用意のあるサイズを調整するサンプル服を着用してお客様の体型に合わせてサイズ調整・体型補正を施しますが、フルオーダーはお客様だけの型紙を作成するところからはじめます。
よって、パターンオーダー・イージーオーダーには無い仮縫いの行程があります。
仮縫いとは本縫い(実際にミシンお洋服を組み立てて行く行程)に入る前に、シルエットやデザイン、体型に合っているかなどを確認するためしつけ糸で仕上がり線を縫い合わせることです。
オーダースーツが仕上がるまでの納期については、パターンオーダー・イージーオーダーは約1ヶ月程で、フルオーダーは仮縫いの工程がある為、約2か月かかります。
パターンオーダーの価格:2~3万円
イージーオーダーの価格:5~10万円
フルオーダーの価格:15万以上
生地の種類による価格の違い
オーダースーツの価格はグレードだけでなく、選ぶ生地によっても大きく変わります。
お店に行くとバンチブックと呼ばれる生地の見本から生地を選びますが、生地に使用されている素材や生地の生産国によって価格が異なります。
国内生地の価格について
国内生地は文字通り日本国内で生産されている生地です。
国内生地の価格は化学繊維(ポリエステル)が混ざった生地だと2万円から3万円で
化学繊維が使われていないウール100%の生地だと4万円から5万円が相場です。
インポート生地の価格について
インポート生地は海外から輸入した生地になります。輸入元は主にイギリスやイタリア、フランス等のヨーロッパになり、使われている素材もウール100%の生地やシルクやカシミヤ等の高級な素材が使われている生地が多いです。
国内生地よりも高価で、インポート生地の価格は7万円から15万円が相場です。
オーダースーツの価格はグレードで決まる!
オーダースーツの質としてはフルオーダー、インポート生地が一番高いのですが、人それぞれのお財布事情やスーツの仕様用途があるので、目的に合ったオーダースーツの選び方をしていただければと思います。
オーダースーツ専門店
サルトクレイスブリーゼ梅田店
久保
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