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-DORMEUIL(ドーメル)-真面目なスーツがつまらないと感じたら

フランス風景

皆さんこんにちは。
大阪・京都のオーダースーツサロンサルトクレイスです。
今日も大阪谷町本店よりお届けします。
2019年が終わりを迎えようとしていますが
皆さんはこの一年どのようにお過ごしになりましたか。
私は色々とありました…。
この一年を糧に2020年も精進して参ります。
どうぞ宜しくお願い致します。

フランスの老舗ブランド

今日はフランスの老舗ブランドのドーメルについてお話したいと思います。
スーツのブランドと言えば、生地メーカーなども含めてイギリスやイタリアを思い浮かべる方が多いと思います。次いでアメリカや日本などでしょうか。フランスっておしゃれなイメージがあれどスーツの印象は薄い様に思います。メディアで取り上げられることもある日本人テーラーの鈴木健次郎さんもフランスで修行して日本の百貨店などに売り込み行った際に「なんでフランスで修行したの?」と言われたとのこと(パリコレがあるようにモードの印象が強いのでしょうか)
さて、そんなフランスには現存する最古の生地商社である「ドーメル」があります(法隆寺は現存する最古の木造建造物)

ドーメルの歴史

ドーメルの設立は1842年です。2019年時点で177年の歴史を持ちます。ドーメルはイギリスのハダスフィールドで織られた生地をフランスで販売する事から始まり、世界へ進出していきます。やはり、これだけ長い間続いていますので時代の流れ(トレンド)に合わせたラインナップや「スポーツテックス」や「トニック」といった発明(今でいうイノベーション?)など時代に求められているものを揃え、新しい物を提案するということをしてきたからこそ、世界最古の生地商社として現代でも最高峰であるのではないしょうか。そこにはハダスフィールドで織られている高品質な生地は欠かせないでしょう。フランスの高度な感性が組み合わさっているのがドーメルの歴史から見る特徴です。

ドーメルのシリーズ

ドーメルは多数のコレクションが存在します。
今回はその一部をご紹介します。

AMADEUS-アマデウス-

代表的なのがアマデウスです。
Super100という糸の細い繊維から作られているシリーズです。Super110、Super120…と表記が大きくなればなるほど、繊維は細くなり、艶感が出ますが、その分耐久性が落ちます。日常使いではSuper100、Super110くらいが良いように思います(もちろん好みもあります。Super150の生地で仕立てられてたスーツには独特の美しさがあります)
イギリス的な打ち込みでしっかりとした質感を持ちつつ、フランスのエッセンスが加えられた艶感とデザイン性があります。

DSC 0505 1 scaled e1577864667925 789x706 - -DORMEUIL(ドーメル)-真面目なスーツがつまらないと感じたら
AMADEUSのグレー無地
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AMADEUSのネイビー無地
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AMADEUSのネイビー生地
少し表情のある生地で

ドーメル生地で仕立てる上質なスーツを体感したいという方にはおすすめのシリーズです。

AMADEUS365-アマデウス365-

AMADEUSと同様にSuper100の繊維を用いたシリーズです。365と聞くと何を連想しますか?
茶番ですが、1年は365日ですね(うるう年はなどのツッコミは辞めてください…)
1年中着られる生地のシリーズになりますのでAMADEUSより目付が軽くなります。日本の夏は高温多湿なので実際問題365日着用することは難しいですね。春秋冬のスリーシーズン着用できる生地感になります。

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AMADEUS365のグレー無地
AMADEUSより目付の軽い生地

iconik-アイコニック-

AMADEUS・AMADEUS365より細いSuper120を使ったシリーズです。さらにフィニッシング加工がされ、独特の雰囲気を出します。250グラムの軽い目付でAMADEUS365と同様に年中着られる生地感です。イギリスのしっかりとした打ち込みの生地を味わいやすいシリーズです。

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フィニッシング加工がされたiconik
特別な質感を感じて

真面目なスーツに少しエッセンスを

イギリス的なしっかりとした生地で真面目な・堅実な印象を与えつつ、フランスの感性を取り込んだのがドーメルです。イタリア的な色気などは出しなくないが、イギリス程真面目な堅い感じにしたくない、そんな方におすすめです。
しっかりとした仕立てでかっこよく着こなしたいですね。

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接着芯と総毛芯の違いって何? 皆様が着用しているスーツって、どんなパーツで構成されていると思いますか? 「生地、裏地、ボタン?」 まぁ、そうですよね!他は? 「い、、いと、糸!」とか、何とかひねり出してって感じですよね。笑 人間の体に置き換えて考えてみます。 表の生地を "肌" とするならば、核となる "心臓" が抜けているんです。 スーツ、洋服に詳しい方なら、もうお分かりの事だと思います。 そう! 芯地です! オーダースーツに限らず、既製品のスーツにも必ず入っているこの芯地について、 知ってて損はない情報を、頼まれてもないのにご紹介致しますね。笑

着用シーンとしては勝負所などではおすすめです。ビシッと決めたスーツで交渉やプレゼン、はたまたおしゃれなレストランでのプロポーズ(時代錯誤でしょうか笑)など一張羅として一着サルトクレイスでいかがでしょうか。

また近日中にドーメルの他のシリーズについても挙げますので楽しみにして頂けると嬉しいです。

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