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スタッフのスーツ紹介【Yuki TAKAHASHI①】

ダブルブレスドスーツ

みなさん、こんにちは。
大阪・京都のオーダースーツサロンサルトクレイスの髙橋です。
本日は大阪谷町店よりお届けします。

本日は待ち遠しくしていた自分のスーツが仕上がりましたので紹介しようと思います。「誰が興味あんねん」というツッコミは甘んじてお受けします…。

ダブルのスーツを作りました

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初めてダブルのスーツを作りました。何故ダブルのスーツにしたかというと純粋に持っていなかったこと、キングスマンの映画を見て欲しくなったからこの2店に集約されます。

オーダーでしか作れないものに

さて、作る際に考えたことを…。

  • シルエットはゆったりに
  • 英国的なデザインを取り入れる
  • 普遍的でクラシカルなデザインに

シルエットはゆったりに

まず、シルエットはゆったり目にしました。私が最近作るスーツはゆったり目のものが多いです。周囲から珍しがられます。トレンド含め特に若い方に人気なのが細めのスーツです。細くスタイリッシュに見せることが主流になっています。すっかり定番となっています。私も過去に一度だけ既製服ですが、細めのスーツを着たことがあります。就活をするにあたって黒の細いスーツを購入しました。

このときの経験が今に繋がっています。先に注意しますが、全ては私の無知が原因です。細身のスーツが悪いわけではないです。重要なのであとでまた、言いますね。
とても細いスーツでした。今思えばサイズが合っていなかったのでしょう。適正サイズよりも小さいスーツを着た結果衿が笑ったりしました。この点はまだ良かったように思います…。問題は着心地に関すること。生地は恐らくストレッチが効いたものだったのでしょう(正確には覚えてないです)とにかく細かったので腕を曲げたときにとても肘が張ったり、膝はもう抜けてました…。太腿とふくらはぎもきつかったです。座った後スラックスの裾が上に上がり立っても降りない…。ストレスでした。普通ならきちんとゆとりを持った細めのスーツをと考えるのでしょうが、振れ幅大きくゆったり目のスーツに行き着きました。
長くつまらない話を読んで頂いた方はありがとうございます。
兎にも角にもゆったりしたシルエットが好きです。しかし、あまりゆったりし過ぎるとだらしなく見えてしますので、ジャストサイズにほんの少しプラスしたサイズ感です。胸からウエストにかけてしっかりと絞り込んでいるので逆三角形を構築しています。

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ゆったりしたシルエットがわかりやすいのがスラックス。膝から裾にかけてのテーパードをほとんどかけず真っ直ぐストンと落ちるようにしました。ツータックでお尻周りにはゆとりを持たせています。クラシック回帰のトレンドでタックを入れる方は増えていますが、ここまで太い方はあまりいらっしゃいません。おじいちゃんぽい

英国的なデザインを取り入れる

ダブルのスーツを作る主な理由はキングスマンの映画から。あの映画に出てくるスーツスタイルが好きです。そこに出てくるスーツは少し細身のモダンなスーツなのでそのまま作ったというわけではありません。映画から影響を受けたのはダブルのスーツを作るという点のみ(後は紳士になるだけですね)ビルドアップショルダーにしたのも英国のデザインを取り入れたかったから。

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最近はあまり力を入れず着られるスーツやアクティブスーツなども増えていて方パッドがなかったり、ナチュラルショルダーが主流なのでここも珍しいポイントです。
ベントはもちろんサイドベンツにしました。英国的デザインという他に細身のスーツにしないこと、ポケットに手を突っ込んだときにサイドベンツの方がかっこいいからです。

普遍的でクラシカルなデザインに

ここが難しいポイントで今自分が手にしているものだったり、人間関係(特に恋人関係)って永遠に続くように思うんですよね…。「だって人間だもの」というところでしょうか。なので「クラシックは不滅だ」というロバート・デ・ニーロ演じるベンの言葉(映画マイ・インターンより)に従いクラシカルなものにしました。1930年代くらいをイメージしました。

個人的な背景を言えば、古着にハマったこと(初心者)、ミニマリズムに傾倒したことが大きいように思います。
「マナーが人を作る」「クラシックは不滅だ」この言葉を胸に研鑽します。

生地は何を選んだか

生地は店舗にあったものを選びました。定番のネイビーやグレーではなく、ブラウンを選びました。

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今回の生地 ブラウンのストライプ

写真に納めましたが、伝わるでしょうか。肉眼でも伝わりにくい色なので、カメラでは捉えきれないです。

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1枚目がiPhoneで撮影したもの、2枚目がAndroidのAQUOSのスマートフォンで撮影したもの。細かい条件が少し違うでしょうが、2枚目の方がきれいではないか?(どうでも良い)ブラウンの生地にオレンジのストライプが入っています。光の当たり方によってはそこまでブラウンっぽく見えないので着やすいです。色は奥深いですね。

細かいディティール

大体話して来ましたので最後に細かいこだわり。まず腰ポケットについて。

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こちらわかりにくいかもしれませんが、フラップ(蓋)を太くしました。少し重厚感が出ます。嫌になれば中にしまおうかなと考えていましたが、出来上がりを見て納得、いい感じです。次はステッチ

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手縫い風に見えるAMFステッチを入れました。立体感が出ます。(この写真が一番生地の色がわかるんじゃないか?)
最後に写真では伝わりにくいのですが、袖をフレアにしました。フレア袖についてはこちらから

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腕を細く見せるというより今回はウエストの絞りを見せるため(腕とウエストの間にスペースができるようになります)とダブルカフスのシャツを着用することを考えてしました。腕周りもあまり太くし過ぎるとだらしなく見えてしまいますし…。
こんなところでしょうか…(疲れてきた)

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オーダースーツだから

今回作ったスーツは既製服ではあまり売られていないコンセプトで作りました。オーダースーツはサイズと生地選びの他にこういった自分のスタイルを作るといった点ですごく良いです。自分のスタイルを作るのであればオーダースーツで!!

最後に

今回のスーツは英国を意識しましたが、私の好きな国は日本。次いでイギリスです。和食や日本茶が好きです。特にしっかりとった出汁でつくる出汁巻きは最高です。なので自分のスマホもAQUOS(…)でiPhoneに対抗です。
イギリスを意識して作りましたが、そこに縛られず今後も自分のスタイルを確立しつつ作って行きます。
もちろん、お客様のスーツもお客様に合わせた最高一着をお仕立てします。

サルトクレイス谷町店 髙橋

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