フランネルスーツの魅力を解剖!生地の特徴・選び方・着こなし方ガイド
フランネルスーツは、柔らかく暖かみのある生地が特徴で、秋冬のビジネスシーンにぴったりです。
しかし、選び方や着こなしに迷う方も多いのではないでしょうか?
この記事では、フランネルスーツの魅力や特徴を徹底解説し、選び方のポイントやおしゃれに着こなすコツをプロの視点でご紹介します。
これを読めば、フランネルスーツの魅力を最大限に引き出し、ビジネスからカジュアルまで幅広く活用できるようになること間違いなしです!
フランネルスーツの魅力と特徴
冬場になるとどうしても着用したくなる素材の一角が「フランネル」素材。
オーダーメイドに関心のある客層だけではなく、ヨーロッパのプレタにおいても需要は高いです。
今回はそんな「フランネル」の魅力と特徴をご紹介致します。
フランネル生地とは?
フランネルとは、太く短い「紡毛(ぼうもう)糸」を使った、柔らかい毛織物のことをいいます。
省略して「ネル」と呼ばれることもあり、厚手のフランネルは「フラノ」とも呼ばれます。
また、綿を使った生地は「コットンフランネル」と呼ばれています。
織り方は、平織り・綾織りの二種類があり、生地の片面もしくは両面を起毛させて作られます。
同じフェルト生地であるメルトンと比べると、薄地で柔らかいのが特徴で、代表的なアイテムであるフランネルシャツ(ネルシャツ)の他にも、スーツやパジャマなどにもよく使われています。
フランネル生地の魅力
魅力はやはりクラシックな印象の中にも奥行きのある深さではないでしょうか。
玄人好みのテイストではありますが、ヨーロッパでは一般的に愛される素材です。
フランネル生地の特徴
起毛素材特有の、伸びがあり柔らかな着心地もフランネルの魅力のひとつです。
特にコットンフランネルは、ウール素材に比べてチクチクすることがないため、パジャマなどの寝具や、子供のおむつ生地などにも使われている優しい特徴がございます。
フランネルスーツの選び方
ここからはフランネルスーツをどういったシーンで着るのか、またどう見られたいか等も含めた選び方をいくつかご紹介致します。
色
カラーのバリエーションは非常に豊富となっています。
グレー、ミディアムグレー、ライトグレー、チャコールグレー、ネイビーや昨今はクラシックの流れとともにブラウンやベージュといったナチュラルな素材も多く存在します。
柄
グレンプレイドやオーバーぺーンといったスーツを着る人であれば1着は皆様もお手持ちかと思います。
ネルシャツ同様にチェック柄も浸透しました。
カントリー調でドレスダウンであればガンクラブチェック、ビジネス用途であれば柄無地を選びましょう。
デザイン
柄無地であればディテールで変化をつけてオーダーしても良いかと思います。
デザイン自体を意識するのではなく、全体を捉えた雰囲気がとても重要になるのがフランネルの難しさでもあります。
フランネルスーツの着こなし方
ここではフランネルの様々な着こなし方やアプローチ方法をご紹介致します。
年齢の壁を越えて多くの人に挑戦してもらいたいフランネルスーツ。
温暖化の進行と共に厚手のコートが動かない時代だからこそ、今一度秋冬は原点に立ち返り、着こなしを楽しんでみてください。
ビジネスシーン
「普段仕事で着れるかな、、」とフランネルをためらってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。
冷静に考えてみると『フランネルがビジネスNGな理由』はございません。
むしろ、伝統的なフランネルのスーツを着ていてマイナスな印象を与えてしまうことなんて絶対にないと思います。
コートを着なくてもスリーピースのフランネルは非常に暖かくかつ、粋な存在感もあります。
フォーマルシーン
賛否はあるかと思いますが、フォーマルシーンにおいてはややカジュアルな印象をもつ方も多いかと思います。
しかし先程も記述したようにダメな理由はどこにもございません。
無地や落ち着いた配色のモノをお選びください。
カジュアルシーン
フランネルは保湿性や伸縮性・弾力性に優れているだけでなく、クラシックで玄人好みの印象がありますが、「暖色系」のカラーとの相性は良いです。
セーター×フランネルパンツなどの組み合わせで、プライベートに着回せるのもフランネルの魅力。
セーターにフランネルジャケットを羽織って「オフィスカジュアル」用に着こなすのも良いですね。
ただしフランネルの注意点として、「摩擦で毛羽立ちやすい」ことが挙げられます。
家で洗濯をする場合は必ずネットに入れましょう。
毛玉が若干できやすいので、できた毛玉は1つずつハサミで切るように。
頻繁なブラッシングや、静電気防止スプレーの使用もおすすめです。
ぜひフランネルスーツを取り入れて、秋冬を快適かつオシャレに乗り越えてください。
季節ごとのフランネルスーツのコーディネート
主に冬がメインのフランネルですが、ジャケット単品使いや、気温が下がるとセーターやニットでコートの様に纏えるメリットもございます。
首元にマフラーを挿すだけでダンディズムな印象にもなり、清潔感が欲しい若年層にもスマートな演出ができます。
フランネルスーツを作るならサルトクレイス
フランネルだけでも「英」「伊」と国柄で起毛感や硬さも変わってきます。
特に発色の良い柄出しは「伊」。
質実剛健な「英」と多数揃えておりますので是非ともお問い合わせください。
まとめ
日本に四季があるように、スーツの素材感でも四季を愉しめるのがフランネルです。
流行だけに流されずに「定番として長く」をモットーにオーダーしてはいかがでしょうか。