グレンチェックスーツの選び方と着こなし方!ビジネスからカジュアルまで解説!
グレンチェックスーツに興味を持っているけれど、どのように選べば良いのか、またどのように着こなせば良いのか悩んでいませんか?
この記事では、グレンチェックスーツの選び方から、ビジネスシーンやカジュアルな場面でのスタイリングまで、スーツのプロが徹底解説します。
あなたの体型やシーンに合わせた最適なコーディネート方法もご紹介。
この記事を読むことで、自信を持ってグレンチェックスーツを着こなし、どんなシーンでもスタイリッシュに決まる方法がわかります。
グレンチェックスーツの選び方
伝統柄な柄でありながら今も尚ドレスシーンにおいて必用不可欠な地位に君臨されている「グレンチェック(小柄)」「グレンプレイド(大柄)」。
クラシコを愛する猛者達、伊達男のみならずカジュアルにまで幅広く浸透した理由は一体どういった背景があったのでしょうか。
ここではより深くご解説出来ればと思います。
グレンチェックの種類と特徴
グレンチェックは遠目にみると大きなブロックで構成されており、近くでよく見てみると、各ブロックの中にストライプや千鳥格子が見えることが特徴です。
たとえば大・小それぞれの千鳥格子にする、ストライプの方向をたて・よこにするなど、各ブロックの組み合わせ方でひと味違ったグレンチェックを構成することも可能です。
素材
定番のウールからフランネル、ツイード、カシミア、コットン、リネン、混紡、といったあらゆる季節で登場しますよね。
基本にも戻れますし、発展も出来る秀逸な生地柄だと思います。
シーズンごとの選び方
夏はサマーウールで定番化し、スラックス単体としても非常にハマります。
冬場はフラノ、カシミア、と柄の織り方が顕著になるシーズンですので、チェスターコートやアルスターにも対応できます。
ヨーロッパでは普通の文化的な洋服として着用されています。
グレンチェックスーツの基本的な着こなし方
定番とはいえ一体どういった着こなしが優先されるのでしょうか。
何をもってグレンチェックが「雰囲気が良い」「かっこいい」「渋い」「オサレ」というワードの表現になるのでしょうか。
いろんな表情を作れるからこそ、ご自身の着こなしに落とし込んで頂けたらと思います。
ビジネスシーンでの着こなし
ここでは一般的なビジネスでの表現方法をご紹介します。
なぜか、この日本ではたまにオフィシャルなグレンチェックを「カジュアルですね」と表現される方もいらっしゃいますよね。
完全に飽和する前に、「ヨーロッパのスーツ文化が根付かなかった」という事が大きな問題でしょう。
ビジネスシーンでは定番のグレーやチャコールグレー、また女性はネイビーやベージュといった生地や、上着の単体としてもドレッシーで美しいかと思います。
カジュアルシーンでの着こなし
ドレスクロージングとしてのカジュアルなのか、モードやワーク、ストリートやミックスといったカジュアルなのかでアプローチは変わってきます。
色やデザインで選定される感覚派の女性と、クラシックな経年変化や、ファッション性、女性目線等でも大きく異なりますのでここでは割愛させて頂きます。
フォーマルシーンでの着こなし
フォーマルシーンでは日本ではもう希薄な印象ですが、元来フォーマルとして確立された生地柄ですので、ダーク色であまり柄が目立たないものが良いでしょう。
またシルクブレンド等も多数ございますので、挙式やパーティ、二次会でも活用頂けます。
また、性別を問わない柄のため、男女共に取り入れやすいです。男性ならスーツやジャケットに、女性ならスカートやパンツなど、フォーマル向けのアイテムとの相性がぴったり。
立体感があるため、チェック柄にありがちな“のっぺり見え”を防いでくれます。
とてもファッション性が高く、ドレスだけでなく、世界中のアパレルで人気の柄です。
グレンチェックスーツに合うアイテム
全体の約75%を構成するメインカラーは、合わせ方によって実力が発揮されます。
柄物ですので小物使いには注意して楽しみましょう。
シャツの選び方
柄というよりは、グレンチェックやグレンプレイドの色味で選んでみてはどうでしょうか。
ベージュやブラウンといった玄人好みはサックスやネイビー、または同系色のナチュラルカラーでまとめたりすると上手な印象です。
あまり興味のないコンサバティブな感度の方は白やオフホワイトがやはり定着しますね。
ネクタイの選び方
非常にカルチャーに密接した選び方ですと、ニッカポッカであり、カントリーであること。
キャスケットと同素材のネクタイも別でオーダーし雰囲気を嗜めます。
イタリア人みたいなテイストであればネイビー無地やブラウン無地。
英国的で有ることをそのまま出力したいのであれば、ブライトなカラーやストライプ、小紋柄もあて良いと思います。
まとめ
どうしても一括りにはできない「グレンチェック」ですがいかがでしたでしょうか。
どういった場面で、どう見られたい、またはどういった人にお会いするのかで、全く違う事になります。
自分好みであればそれは「カジュアル」の世界観ですので、感性を自由に楽しんでください。
〇〇の雑誌で見たような組み合わせがお好きであれば、真似をしても良いと思います。
そもそもヨーロッパの文化を感性のない感性で選ぶ事で崩壊し、周囲からは勘違いされますので、そういった幼稚さには気を付けましょう。
ドレスクロージングは義務化できないルールがあります。
カジュアルにはその縛りはございません。
両方を欲するのであればそれはもう、何百年と後世に残る「デザイナー」になれます。
多角的に理解した上で、ご自身に合ったグレンチェックをお探し下さい。