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スーツのボタンが取れた時の対処法!簡単に付けるコツをスーツのプロが解説!

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ビジネスシーンに欠かせないスーツ、その端正な佇まいをキープするためには意外な落とし穴があります。

一つの小さなボタンが取れただけで、たちまち印象が台無しに。

ボタンが取れたときに自分で簡単に対処できる方法から、日常のケアでボタンが取れにくくする予防策まで、スーツのプロが実践するコツを余すことなくお教えします。

必要な道具と方法、そしてプロのメンテナンス術に加えて、日々の小さな注意点がスーツを長持ちさせる秘訣です。

目次

スーツのボタンが取れた時の対処法

ここではご自身のスーツ釦が外れた際の対処法をいくつかご紹介致します。

釦は手縫いや、ミシン 糸の根巻きによって着用を重ねると外れやすくなるのは事実です。

釦を縫う

100円ショップや手芸店、コンビニでソーイングセットを購入し、自分で縫い付ける。

裁縫が苦手でない限り安心感はありますが、常備するほど日本のライフスタイル上現実味はないかもしてません。

安全ピンで留める

事務用品として社内に置いてあることも多く、コンビニでも売っているので入手はもっとも簡単。

取り付けも難しくない。

足つきボタン(シャンクボタン)なら、足にピンを通すだけ。

四つ穴ボタン、二つ穴ボタンの場合は、ボタンにくっついているであろう切れた糸の塊に刺し、裏地側でピンを留めれば、見た目にはまったくわからない。

欠点は、四つ穴ボタンや二つ穴ボタンだとボタン側に糸が残っていないと取り付けられず、取り付けたとしても耐久性には不安があること、安全ピンを刺したぶんスーツに穴が空いてしまうこと、厚手のスーツだとピンが通りにくいことがあります。

自分でスーツのボタンを付ける場合のやり方

それでは針に糸を通してボタンを縫い付けていきます。

また少しでも皆様の参考になればと思います。

手先が不器用な方は仕方ないかもしれませんがどうぞご検討ください。

ボタンを付けるために必要なもの

ボタンの補修程度ならばコンビニでも売っている携帯用のソーイングセットを購入するのがおすすめです。

最初の糸の通し方

まず他のボタンを確認して、穴の数と縫い方を確認します。

糸がクロスして縫われているか、並行に縫われているかのどちらかですので、同じように縫い付けていきます。
(テーラーの鳥足掛けはここでは割愛させて頂きます)

ボタンの穴に針を下から通し、今回は横の穴に針を通します。そして表の布をすくうようにして縫います。

通した針はまた最初の穴に下から通し、もう一度同じように縫います。

縫う位置はできるだけ近づけておくと仕上がりが綺麗になります。

ポイントは釦と布を密着させるのではなく、5ミリほどゆとりを持たせましょう。

これがボタンホールを通すための足になります。

ボタンを固定する方法

5ミリほどゆとりを持たせた部分に糸をグルグルと巻き付けます。

ひとつの太い糸のような状態になるようにしっかりと巻き付けましょう。

その後、太い糸の塊に垂直に針を通します。その後、針を出した場所から90度ずらしてもう一度針を刺します。

そうすることにより支柱となる強度が増します。

強度を高めるための縫い方

最後に太い糸の束の近くから裏地に針を通すと、玉止めをして糸を切ります。

玉止めの仕方は、針に糸を2巻きし指でその部分を抑えてから針を抜き取ります。

そうすると小さな玉状になり、糸がほどけなくなります。

スーツのボタンが取れないようにするための予防策

ボタンをつける位置に表地から針をさし、ボタン穴の幅より少し狭い幅を針ですくい上げる感じで1針縫います。

次に糸を裏からボタン穴に通し、再度先ほど1と針縫った位置に針を通して糸を引きます。

この時、糸を引きすぎてボタンがぴったりと生地に密着しないで少し浮いた感じになるようなところで止めることが重要になります。

日常的なケアでボタントラブルを未然に防ぐ

連日着用を避け、何よりもスーツを窮屈に着ないようにすることです。

仕立てのスーツであれば尚更でしょうか。

一番負荷がかかる箇所に釦がついています。

決して飾りではないので認識がズレないようにこころがけましょう。

プロが教えるスーツ全体のメンテナンス術

釦とは直接関係の無い箇所かもしれませんが、やはりブラッシングです。

毛足が長く、密生していて、やや硬めの豚毛などのブラシで下から上にホコリを掻き出すように軽くブラッシング。

ブラッシングをこまめにするだけでも、スーツの持ちが良くなります。

1日着たら、2日休ませる

スーツは毎日同じものを着るのではなく、1日着たら2日休ませるのが理想です。

一定期間休ませておくことで生地に染み込んだ水分が蒸発しシワも伸びるためです。

このようにスーツの状態が回復するとダメージの蓄積を防ぐことができます。

帰宅したらすぐにクローゼットにしまうのではなく、風通しのよい場所で湿気を取るようにしましょう。

スーツを休ませることで型崩れや傷みの進行を軽減することが可能となります。

クリーニングに出しすぎない

シーズン中に1回程度、シーズン終了後の衣替えに1回で十分です。

頻繁にすることで風合いや型崩れの原因となることがあります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

スーツの釦はそんなにすぐに取れたりはしません。

型紙や寸法がどこか窮屈すぎたり、どこかに支障があると取れやすくなります。

きつく何重にも巻いたからといってそれは丈夫に作っている、という事ではなくあくまで布と布を留める釦であり、着用する際に着心地が良いか、が一番重要です。

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