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スーツの後ろ姿で気をつけるポイントを3つ紹介!かっこよく見える着丈とベントを徹底解説!

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「ビスポークスーツの後ろ姿は重要です」

スーツを着用する際は、前身頃ばかりに気が行ってないでしょうか?

自分からは見ることができない後ろ姿こそ印象に大きく影響すると言われています。

この記事では、正しく、清く、見せるための3つの重要な要素、着丈、ベントの選び方、シルエットを徹底解説します。

あなたのスーツ姿をグレードアップさせ、自信を持って闊歩できるような本来の姿を手に入れましょう。

目次

スーツの後ろ姿で気をつける3つのポイント

まずはスーツを着用した際の後ろ姿で何が決まるのかを3つご紹介致します。

着丈の重要性

品格や着る人の人格までも可視化する「着丈」

私たちが日頃お客様とのビスポークにおきまして、悩む方も多いポイントでしょうか。

15年ほど「合理的かつスポーティー」なスーツが国内で浸透し、「短い丈」がカスタマーにとっても「当たり前」となっていました。

トラウザーズの股下は短く、裾幅は狭く、といった非常に活発的なスタイルが台頭していたと言えます。

長年経済大国と言われていた日本ですが、ヨーロッパではこの着丈はあまり良い印象ではありません。

成人式や、20代の若年層ならまだしも、30代を超えてまで吸収するスタイルでは無く、非常に「未熟」な印象を受けます。

最低限のラインであっても直立の状態で下尻は隠れている方が優れた着こなしである、と思います。

義務でもルールでもないので最終はご本人が決定するのですが、歩くと必然的に後ろ丈は上がりますので、イタリアの様に「動」を重視したスタイルなのか、英国の「静」「静止」したスタイルなのか、共有して頂けたらと思います。

ベントのデザイン

元来は運動量を出すための切り込みであったベント

日本特有の先入観で偏った認識の方も多くいらっしゃるかと思います。

各国のサルトによってアイデンティティは違うのでこちらも一括りにはできません。

英国、伊はノーベント、サイドベンツ、米はセンターフック、といったベントのデザインが大きな違いでしょう。

シルエットとサイズのバランス

腰回りに横皺はないか、後ろ首にツキ皺やたすき皺は出ていないか。

ここは非常に重大なポイントになります。

どれだけ前身頃が整っていても、スーツの背幅が型紙とずれていると大変不格好になります。

背中に沿って、首に沿って、袖がぴたりと人体に吸いついた方が後ろ姿は凛々しく見えます。

着丈の選び方について詳しく解説


ここでは実際に着丈の選び方についていくつかご紹介致します。

品がある着丈の長さ

全体の明確なスタイルとして、「スポーティ」な短丈であればお尻の50%付近が限界値です。

クラシコを踏襲した本格派の着丈であれがお尻がしっかりと隠れる長さが世界基準です。

適正で普遍的な長さは後ろ身頃の雰囲気を一気に格上げ致します。

ジャケットとパンツのバランスを考える

ジャケットのテイストを構築する前にまずは、パンツの採寸決定が正しいと言えます。

パンツの長さ、大きさや、型紙の寸法によって上着の長さも決定的に変わってくるからです。

イタリア、イギリスと違い、PO(パターンオーダー)MTM(メードトゥメジャー)の量販店が多い日本では、仕上がりに上下の違和感をとても感じる事が多くあります。

全体を捉えずにゼロ視点でのフィッティングに集中してしまうので、離れて見ると既製品の方がまとまっていたりします。

くれぐれもご注意ください。

まとめ

最後に今回は「着丈」のバランスの前に、いかにフィッティングが大切かを唱えました。

少しでも皆様の参考資料にして頂けたらと思います。

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