スーツのサイドベンツはダサい?今時はセンターベントが主流なの?
おしゃれに見えるスーツスタイルを追求する上で、サイドベンツとセンターベントの違いについて知っておくことは重要です。
特に最近では、センターベントが主流になりつつあるため、「サイドベンツはダサいのではないか?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、この記事では、スーツスタイルを格上げするために知っておくべきサイドベンツとセンターベントの特徴や違い、どのような場面でどちらを選ぶべきかについて、プロの視点から解説します。
スーツを着こなす上で大切なポイントを押さえて、自分に合ったスタイルを見つけましょう。
【結論】スーツのサイドベンツはダサくない!
そもそもサイドベンツとはジャケットの後ろ裾の両側に切れ込みが入った仕立てのことです。
ベントが2つあるため、複数形になって「ベンツ」と呼ばれています。
英国調のスーツとの相性がよく、威厳のある優雅な印象を与えます。
男らしい背中や、風がなびいた時のエレガントさは一段と自分をカッコよくさせてくれます。
サイドベンツとセンターベントの違いとは?
サイドベンツの特徴とメリット・デメリット
上記でもご説明しましたが、英国スタイルと相性が良く、男らしい威厳あるスーツに仕上がるのが特徴かと思います。
センターベントのように真ん中に切れ込みがないので、ベントの部分が開くことも少なく、スポーツをされている方や体を鍛えている方におすすめなデザインです。
サイドベンツの場合は、着丈を少し長くすることもおすすめします。
細めのスタイルが好きな方やお若い方は、後ろ姿がダボっと見えるのではないか、デザインが古いように感じる(お父さん、おじいちゃんのスーツがサイドベンツでダボっとしているスーツを見ていた影響)などと思われている方が多い印象です。
ジャケットの着丈をサイドベンツで短くしてしまうと、お尻のトップにベントの裾がくるため上に反り返りやすくなり、見栄えが悪くなります。
そのため、ジャケットの着丈を短くしたいという方にはあまり向いていないデザインです。
センターベントの特徴とメリット・デメリット
センターベントとは、中央部分に縦に切れ込みが入っているデザイン。
ヒップ周りが細身の方や標準体型の方はおさまりがよく、スタイリッシュに見えます。
ジャケットの着丈を短くしたい方、全体的に細身のシルエットがお好きな方はセンターベントがおすすめです。
ビジネスでも基本的にセンターベントが好ましいことや、結婚式などでも問題ありません。
体を鍛えている方やヒップ周りが大きい方は真ん中の切れ込み部分が通常開かないのが好ましいのですが、開いてきます。
ベント部分がジャケット着用時開きっぱなしですと見栄えが悪くスタイルとしてもよく見えません。
今時はセンターベントは本当に主流なのか?
サイドベンツのスーツとセンターベントのスーツはビジネスにおいてはセンターベントのスーツを着ている方が今でも多いかと思います。
細めのシルエットが今でも好きな方が多いことが関係しているのかなと思っています。
主流か主流でないかに関しては、着ている人が多いから主流という考えで行くと主流なのかもしれませんね!
ただ、トレンド的に言うとクラシックなスタイルが流行っている為、モダンテイストやトラッドなスタイルがお好きな方はサイドベンツにされます。
主流と言う言葉や標準と言うワードをよく使われる方が多いと思いますが、一人ひとりの基準値や思考は同じではない為、一概にどっちの方が流行っているとは言い難いところです。
皆様も流行っているや標準とお願いするよりも、こう言ったテイストならどっちが良いかのような聞き方をすると理想のスーツに近づけるのではないでしょうか。
まとめ
今回はサイドベンツとセンターベントに関してご説明をさせていただきましたがいかがでしたでしょうか。
まずは自分の好きなスタイルはなんなのかを決めてしまうとベントで悩むこともなくなるのかなと思います。
スーツをお仕立ての際は、まずは国別のスタイルでも良いですし好きなブランドでも良いのである程度どんなものが好みなのかを決めて行くだけで、かなりの確率で失敗することがなくなるのかなと思いますので試してみてはいかがでしょうか。