トラッドスーツの特徴と魅力!オーダーする時のポイントを3つ紹介
「伝統的な」という意味をもつ「トラッドスーツ」。
トラッドスーツの歴史にはどのような背景があり、その特徴や魅力とは何でしょうか。
この記事では、トラッドスーツの特徴と魅力を詳しく紹介します。
トラッドスーツのオーダーをお考えの方にとって参考になるポイントもあわせて解説。
サイズ選び、デザインのチョイス、素材や色の組み合わせなど、この機会にトラッドスーツの”ここが知りたい!”を一気に解決しましょう。
トラッドスーツの魅力を最大限に引き立てるための知識を手に入れ、自分だけの一着を手に入れるお手伝いをします。
トラッドスーツとは
トラッドとはトラディショナル(伝統的)の略。
トラッドスタイルは英国紳士の装いが基準とされる伝統的な服装で、いつの時代も着られるオーソドックスなスタイルを指します。
今回はそんな基本こそ難しく、またロマンがあるスタイルをご紹介致します。
トラッドスーツの起源と歴史
アメ・トラなどと呼ばれ多くの方に知られているアメリカン・トラディショナル。
トラディショナルという言葉は日本では「トラッド」とも言われますが、「トラッド」は和製英語です。
もともとトラディショナル=伝統的という、流行に左右されない伝統的・保守的なスタイルを「トラディショナル・クロージング」と呼んでいたところから派生しています。
アメリカン・トラディショナルスタイルは、源流をたどるとやはり、英国に辿りつき、その伝統的・保守的な要素を守りながらも時代とともに変化していったことが事実ではないでしょうか。
トラッドスーツの特徴
https://www.instagram.com/p/C3Rp9kRvUz0/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==アイビーリーグルックの特徴的なアイテムは、ナチュラルショルダーの3つボタンジャケット(寸胴型)、比較的ボックス型のスポーティーなシルエットになります。
スタイル
ボタンダウンシャツ、チルデンニット、レタードカーディガン、バミューダパンツなど。
もともとは学生の生活に根ざしたスタイルでしたが、卒業したOBなどにより、ビジネスシーンにもナチュラルショルダーの3つボタンスーツやレジメンタルタイなど、アイビーリーグルックのエッセンスが浸透していきます。
デザイン
アメトラの先駆けである「ニューヨーカーは」、日本の若者に「アイビー」として流行していた装いとは一線を画す、大人のための装い、日本のビジネスマンのためのアメリカン・トラディショナルな装いを「Traditional」というブランドで提案されました。
日本で初めてファッションに「トラディショナル」という表現を用いたのがニューヨーカーであったとも言われています。
ニューヨーカーという社名も、アイビーリーグの卒業生が多く働くビジネス街ニューヨークへの想いからつけられました。
トラッドスーツの魅力
なんといっても日本特有のスタイルですので、現代にもその魅力は引き継がれています。
アイビーリーグルックが日本で広まった当初、そのスタイルにはコーディネートに関するルールが数多く存在しました。
しかし、時を経るとともにそのルールはだんだんと緩やかになり、トラディショナルなエッセンスを取り入れたカジュアルなスタイルへと変化し受け継がれてきました。
以前は、全身を1つのテーマでまとめた装いが多かったのが、現在は好みが多様化し様々なテイストのアイテムをその人なりに組み合わせるコーディネートファッションが多くなっています。
その結果、全身の装いとしてのトラッドの流行はあまり見られませんが、ブレザーやチェックアイテムなどトラッド要素のあるアイテムを取り入れた装いの人も多く見られます。
より幅の広がったトラッドスタイルが広まり、息づいているといえるでしょう。
トラディショナル=伝統的と言えどルールにとらわれず、トラッドのエッセンスをうまく取り入れた自分らしいコーディネートを楽しむことが、「変わらぬ良さ」というトラッドの最大の魅力を引き立たせてくれるでしょう。
トラッドスーツをオーダーする際のポイントを3つ紹介
ここでは実際に認識のズレが内容にどのようにスーツを依頼すれば理想的なトラッドスーツが完成するのか、ポイントをご紹介します。
サイズ
まずは「スポーティ」であること。
この「スポーティ」を、よくはきちがえていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
ストレッチ素材や撥水性といった解釈ではなく、「当時の歴史上でスポーティであったサイズ」という解釈になります。
多少のゆとりはありますが雰囲気と時代性を取り入れないといけません。
ゴージ位置や、釦位置、ポケット位置までしっかりとビスポークしたのちに決定していきましょう。
デザイン
英国から派生した要素、アメリカの合理的な要素を根底にオーダーしましょう。
3つ釦で段返り使用。メタル釦のフックベントorセンター。
いかにも、ではありますが、それこそが「アメリカントラッド」になります。
素材や色
ジャケットはホップサックやサキソニー等で制限する必要は無いかと思いますが、まずは純粋無垢なネイビー無地にスラックスやチノといった模範的なスタイルから応用していきましょう。
ひとつのアイテムでは表現しきれないのが「アメリカントラッド」です。
また普及した年代によってもキャプを被ったりしますので。
ストリートやスケートカルチャーも入ってきたという認識になります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「トラッド」の中でも、アメリカントラッドにフォーカスしました。
馴染みのない世代やど真ん中の世代も多数ご意見があるかと思います。
一度原点に戻り、クラシックスタイルを現代に取り入れてみてはいかがでしょうか。