最終更新日:2020年7月7日

みなさんスーツをオーダーした経験はありますか?

スーツをオーダーする際、醍醐味の一つがなんといっても『オプション選び』です。既製品でスーツを購入する時には味わえないオーダースーツならではの楽しみです。

どのようなオプションが選べるのか事前に勉強しておきましょう。

これだけは知っておきたいオーダースーツの基本のオプション

オーダースーツにおけるオプションの種類はかなり多くあります。パターンオーダーやイージーオーダー等、注文するオーダースーツのお店によって実現できるオプションは異なります。

今回ご紹介するオプションはほとんどのオーダースーツ店で取り扱いのある代表的なオプションです。スーツのお仕立てを検討している方は、今から紹介するオプションだけでも知っておくとよりオーダースーツを楽しめるでしょう。

その①:立体感をキープする手縫い風『AMFステッチ』

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AMFステッチは画像のようにジャケットの襟や胸ポケットのフチに入る手縫い風ステッチです。

ジャケットの襟には立体感を出すため「襟芯」と呼ばれる芯地が入っていますが、表地の生地とは縫い留めていないため襟のフチにステッチを入れることで芯地と馴染み、ふんわりとした美しい立体感のある襟がキープされます。

見た目にも手縫い風のステッチが襟に入ることでアクセントにもなります。ステッチは襟の端(別名:コバ)だけでなく少し内側にも入れることが出来るので、ステッチをより目立たせたい人にはオススメです。

その②:袖口の開閉めが出来る『本切羽』はオーダーの象徴

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次は人気ナンバーワンといっても過言ではないのでしょうか。ジャケットの袖のボタンホールが開く仕様、本切羽です。

本来、袖ボタンは飾りで開閉めをする必要がないので、既製品ではボタンホールが閉じている「開きみせ」と呼ばれる仕様がほとんどです。

本切羽の仕様では画像のようにボタンを一つや二つ外すことによって袖口に抜け感を演出することが出来ます。オーダーならでの着こなしを実現できる本切羽は抑えておきたいオプションであり、ダントツの人気を誇ります。

その③:『天然素材のボタン』

ジャケットを留める前ボタンと袖ボタンはジャケットの印象を作る上で大事な役割を担っています。ボタンを選ぶ上で大切なポイントはボタン単体で選ぶのでなく仕立てる生地に合わせて選ぶことです。

ボタンの種類は様々ありますが今回はオーダースーツのオプションで選べる代表的なボタンを紹介します。

①高級感のある『水牛ボタン』

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水牛ボタンとはその名の通り水牛の角を原料としたボタンです。採取する水牛によってボタンの色味や表情が異なるのは天然素材ならではです。

凛々しく見せてくれる水牛ボタンはビジネススーツのボタンには最適です。ネイビーやチャコールグレーのスーツの定番色にもとてもマッチしますのでスーツをキリッと見せたい方には水牛ボタンがオススメです。

②柔らかい雰囲気の『ナットボタン』

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ナットボタンは「タグワ椰子」という椰子の実の種が原料としたボタンです。ナットボタンの元の色はすべて乳白色ですが、染色することで表面に若干の色の濃淡が出て渦模様が見られます。この模様がナットボタンの特徴で天然ならではの温かみや柔らかな雰囲気があります。

柔らかい雰囲気を持つナットボタンを選ぶとスーツにも優しい印象になります。明るい色のスーツやジャケット単品にも使いやすいのがナットボタンです。

③光沢のある『シェルボタン(貝ボタン)』

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シェルボタン(別名:貝ボタン)は貝をくり抜いて研磨した天然素材のボタンです。貝ボタンの中でも様々な種類があり黒蝶貝、高瀬貝、茶蝶貝、白蝶貝など、貝の種類によってボタンの風合いが変わります。

水牛ボタンやナットボタンに比べて華やかな光沢があり、軽やかな印象になるので麻素材との相性がいいです。麻素材がクタッとした生地感なのでスーツよりもカジュアルなジャケットを仕立てる際に貝ボタンを付けると華やかな雰囲気に仕上がります。

その④:高級感と清潔感を兼ね備えた『キュプラ裏地』

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ジャケットの裏地に使われている素材はポリエステル、もしくはキュプラと呼ばれる素材になります。キュプラとは天然素材を原料とする再生繊維のひとつです。旭化成が商標登録している有名なベンベルグもキュプラです。

キュプラが使われている裏地はポリエステル使われている裏地と比べ光沢があるため高級感があります。またキュプラは吸湿性と放湿性に優れているため、汗をかいても湿気を吸い取り、服の外に放湿してくれるという機能面も兼ね備えています。

【上級編】さらにこだわるなら知っておきたいオプション3選

ここからはよりオプションについて知識を深めたい方に知って頂きたいオプションを紹介します。

上級編❶:胸元を立体的に魅せる『バルカポケット』

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胸ポケットの底が船底のように緩やかなカーブで湾曲した形がバルカポケットです。

エレガントながらこなれ感が出ますのでイタリアのクラシックなスタイル「クラシコ仕様」のスーツによく合います。

ポケットチーフを挿すと、バルカポケットはより際立ちフォーマルなシーンではよりおしゃれに映えるオプションです。

上級編❷:ブリティッシュテイスト(英国調)の『チェンジポケット』

右腰ポケットの上に付くチェンジポケットはクラシカルで紳士的な雰囲気のイギリスのスーツによく見られるディティールの一つです。

チェンジポケットを付けることで視線が上にいき視覚的にハイウエストに見える点からイギリスのスーツがお好きな方は好まれて付けることの多いオプションになります。

上級編❸:ナポリテイストの『マニカ・カミーチャ』

マニカ・カミーチャはナポリのスーツによく見られるディティールです。

特徴は「シャツ袖」と呼ばれるように肩パッドやタレ綿を使用せずに、袖を取り付ける際にいせ込み(ギャザーを入れながら、平面な布に丸みを付けて立体的にする方法)を入れて取り付けます。柔らかな雰囲気になり、いせ込んだ事で出来る縦のシワから「雨降り袖」とも呼ばれています。

羽織った感じは肩パットが無いので軽くて肩にフィットし、いせ込みで出来るギャザーで肩の可動域が増えて動きやすくリラックス感も生まれます。カジュアルな雰囲気が有るので、クラシックなスーツよりジャケットに適した仕様です。

オプション選びこそオーダースーツの醍醐味

生地やデザインを決めるだけでなく、オプションを選べるのはオーダースーツならではの醍醐味です。

お店によって選べるオプションは様々ですが、パターンオーダーのお店だと選べるオプションにも制限があることが多いので、自由度が高いイージーオーダーやフルオーダーだとより拘ったオプション選びを楽しめます。

サルトクレイスではイージーオーダーからフルオーダーまで取り扱いがございます。選べるオプションもかなり多くございますので、ぜひこだわりの一着を仕立てる際は当店にお任せください。

オーダースーツ専門店 サルトクレイス
久保