読み:はいけんじ
英語:silk lapel
使用箇所:タキシード・燕尾服のジャケット
英語:silk lapel
使用箇所:タキシード・燕尾服のジャケット
タキシードと燕尾服に使われるラペル(衿)表面の生地
Stylist’s Voice
礼服のラペル(衿)にかぶせてつかう絹織地のことです。主にタキシードのラペルやフロックコートのラペルにもパンピングで用いられることもあります。お顔に近いラペルに絹特有の光沢感が配されることで、華やかさが増します。
History – 歴史
18世紀ごろ、灯りが少ない当時、夜でも光沢により個人が認識できるように襟に絹地を貼り付けたのが始まりと言われています。
Attraction – 魅力
歴史は電気のない頃にさかのぼりますが、現在は上品な華やかさがフォーマルシーンでの存在感を高めます。
濃紺のタキシードにはくるみボタンと同色のブラックで合わせた拝絹地
Addicted to it – 京都店スタイリスト 泉より
同じスタイル、生地のシングルスーツでも、ラペルに拝絹地があるのとないのとでは、印象が全然違いますね。もともとは蝋燭がまだ明かりの主流のころに、お顔が明るく映るようにつけられたと云われています。現代ではシルクではなく、ポリエステルなどの化繊も台頭していますが、上品で独特のヌメッとした光沢感のシルクがやはりおススメです。