最終更新日:2021年8月6日

昨今、イタリアンスタイルのスーツの方が馴染み深く感じるかもしれませんが、スーツの本場というとイギリス”サヴィル・ロウ”を連想する方が多いのではないでしょうか。「背広」の語源の一つともされている”サヴィル・ロウ”。スーツとイギリスは切っても切れない関係と言えます。

スーツの生地を取り扱うブランドが数多くある中で今回紹介するのは、イギリスの”FITTEX of LONDON”(フィンテックス)

「本物志向」の方や目の肥えた方の心を掴んで止まないそのクオリティが少しでもお伝えできればと思います。

FINTEX of LONDON

FINTEXS bunch book scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地

フィンテックスは1881年にGEORGE PENDLE(ジョージ・ペンドル)が服地専門店としてスタートしました。場所はロンドンのゴールデンスクエア、サヴィル・ロウと非常に近い距離です。

その後1921年には、生地の品質を担保するために生地耳に”FINTEX”の文字を織り込みます。FINTEX、つまり”FINE”と”TEXTURE”から成る言葉で”素晴らしい織物”を表します。

この生地耳にブランド名を入れることは品質に対する絶対の表れです。仮に品質が悪いものにブランド名が織り込まれているとブランドの名に傷をつけます。そうして”FINTEX”の文字が品質を確かなものであると保証してきました。そして、今日まで高い品質の生地を提供し続けています。

生地のラインナップとしては、流行を抑えた生地はあまりなく、ダークトーンの無地、ストライプやヘリンボーン、チェックなどイギリスの伝統的な色柄です。クラシカルなラインナップは風格あるスーツスタイルを作り上げてくれます。

フィンテックスのラインナップ

GOLDEN SQUARE(ゴールデンスクエア)

goldensquare wp - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
画像引用元:Golden Square From Wikipedia, the free encyclopedia

前述の通り創業地の名を宿した「GOLDEN SQUARE(ゴールデンスクエア)」はフィンテックスのラインナップの中で最もオーソドックスなシリーズです。原毛にはスーパーファインウールを使用し、厳しい品質管理によって織り上げられています。

イギリス的なハリ・コシのとても強い生地というよりは柔らかい風合いが特徴的です。ソフトな肌ざわりであり、触っていたくなります。

厚さを極める夏場でも活躍する230g/mの生地のラインナップから290g/mの使いやすい生地まであり、ウールの特性を活かしつつ快適なスーツを仕立てることができます。

FINTEXS GOLDEN SQUARE traditional stripe scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
定番中の定番のストライプは癖がなくスリーシーズン使える

色柄はイギリスの伝統的なものがあります。その中で目を引くのが赤や紫を用いたストライプの生地です。品質を大事にし、伝統的な色柄の生地を数多くラインナップしているフィンテックスであるからこそ斬新な色を使った生地であってもチープになりません。様々なパターンが用意されているので、気に入った生地が見つかることでしょう。

FINTEXS BOND STREET stripe red purple scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
赤や紫を使ったピンストライプは取り入れやすい
FINTEXS GOLDEN SQUARE stripe red purple scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
赤や紫のストライプが目立つストライプはトーンの違いがあり面白い
FINTEXS GOLDEN SQUARE pin stripe red purple scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
トーンの違うピンストライプはさりげなく遊び心を

ゴールデンスクエアを紹介するにあたって忘れてはいけないのがフォーマルコレクションです。ディレクターズスーツ(黒色の背広とコールズボンの組み合わせの礼服)を検討している方は一度この生地に目を通した後、様々な選択肢からどのようなスタイルをするのかを決定するべきです。

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BOND STREET(ボンドストリート)

ゴールデンスクエア同様にボンドストリートも地名を指します。ロンドンにある一流ブティックが並ぶ通りであり、ボンドストリートのコレクションは都会のエレガンスを感じるデザインとカラーリングを表現しています。

ボンドストリートは300g/m、310g/m、325g/mの生地をコレクションしています。経糸、緯糸ともに双糸で織り上げられたイギリス的生地はゴールデンスクエアよりもハリ・コシのある風合いです。

FINTEXS BOND STREET darkcolor plain scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
定番の無地は持っていて間違いのない一着に

秋冬のコレクションであり、温かみのある起毛加工がされた生地もあります。300g/mと起毛加工がされている生地の中では重くない方であり、柔らかいです。イギリス的な重厚感あるフランネルなどを探している人には物足りなく感じられると思いますが、秋冬らしい生地感を手軽に楽しみたい方におすすめです。

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生地の風合いとチェック柄がとても温かみを感じさせる
FINTEXS BOND STREET saxony stripe scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
定番のストライプに加えてオルタネイトのラインナップ

PARLIAMENT(パーラメント)

パーラメントのコレクションもフィンテックスらしく伝統的なイギリス生地のラインナップです。ゴールデンスクエアやボンドストリートと比べるとツヤが強く、上品でドレッシーな雰囲気を持ちます。

シャドーストライプとストライプが混ぜられた生地控えめでありながらも唯一無二であり、その生地で仕立てたスーツは着る人の個性をより際立たせます。

FINTEXS PARLIAMENT alternate stripe scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
シャドーストライプに少し変化をつけてユニークな柄に
FINTEXS PARLIAMENT stripe scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
ストライプのトーンに変化をつけることでグラデーションが生まれます

メタリックヤーンで”F”の文字が散りばめられた生地はとても華やかであり、パーティーシーンでの装いをより一層際立たせます。TPOに合わせたスーツを検討している時に候補に入れるのはいかがでしょうか。

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メタリックの糸を使って華やかな生地に
FINTEXS PARLIAMENT metallic yarn F - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
Fの文字が

SILVER DALE(シルバーデイル)

シルク混であることが特徴的なシルバーデイルはウールとは異なる表情を見せます。Super160’sのウールとSuper130’sのウールを使用した生地があり、それぞれ目付も違いますが、共通しているのが”AAA”ランクという最高ランクのシルクを双糸で使っていることです。

最高峰の原料を用いて丁寧に徹底した品質管理の下織り上げられた生地はウールとシルクの良さを引き出しており、光によって生じるツヤは美しいという他なく、華やかな印象を生みます。

ツヤのある生地と聞くとイタリア生地を連想する人が多いと思いますが、緯糸が単糸であることが多いイタリア生地に対してシルバーデイルは緯糸も双糸です。緯糸が単糸のものと比べるとハリ・コシがあり、シワに強く耐久性に優れます。緯糸が単糸であることで柔らかさが出るので一長一短ではありますが。

生地の色柄はオーソドックスなものを基調として華やかなものが多くコレクションされています。個性を発揮する場での着用を検討している場合におすすめです。

FINTEXS SILVER DALE plain scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
Super160’sの生地の光沢と最高級シルクの光沢の融合
FINTEXS SILVER DALE stripe red purple scaled - 『FINTEX of LONDON(フィンテックス)』本物志向の人がオーダーするスーツ生地
シャドーストライプとストライプの組み合わせ

クラシックなイギリススタイルがおすすめ

品質に徹底的にこだわった生地を提供しているフィンテックスですが、生地のラインナップが物語っているようにクラシックなイギリススタイルのスーツをオーダーする際におすすめです。ハリ・コシがあり、奥行きのあるツヤを持つ生地はスーツとして仕立て上がったとき光が当たることによって真価を発揮します。ウエストがしっかりと絞り込まれシルエットにメリハリのあるイギリス的なスタイルがよりマッチするでしょう。

経糸緯糸ともに双糸であり、打ち込みもしっかりとしているので長持ちしやすくバス毛芯などを使った総毛芯のスーツであれば型崩れもしにくいです。特に無地のネイビーやチャコールグレーなどシンプルな生地を選べば10年20年と着続けることも難しくないでしょう。

私自身イギリス的なダブルブレストのスーツやメリハリの効いたシルエットのスーツを得意としていますので興味を持って頂いた方はご相談ください。

オーダースーツ専門店 サルトクレイス
髙橋

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