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ディレクターズスーツとは?特徴やブラックスーツとの違い・着こなしを紹介!

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セレモニーでは欠かすことのできないディレクターズスーツ。

通常のブラックスーツと比較してどういったシーンで活用し、また活かしていくのか。

日本のフォーマルシーンでは海外と違った認識があり年齢に応じて着こなしを考えなければいけません。

今回はオフィシャルな場面での適応した、的確な着こなしをご協力できましたらと思います。

目次

ディレクターズスーツとは

ディレクターズスーツとは、一般的にブラックの上着にライトグレーのベスト、ストライプ模様のスラックスの組み合わせを指します。

スラックスは別名コールパンツとも呼ばれれるものを言います。

シャツは白のウィングカラーもしくはレギュラーカラーを合わせます。

ネクタイはシルバーなどの気品がと光沢を演出するシルク素材で、アスコットタイまたは通常のタイをモチーフにする方々も多くいらっしゃいます。

ディレクターズスーツの着用が相応しい人は、その式典の主賓に当たる人間、もしくは主賓以外にも、スピーチを担当する場合などはディレクターズスーツが良いとされています。

ディレクターズスーツとブラックスーツの違い

ブラックスーツが略礼装に含まれることは現代では認知されておりますが、ディレクターズスーツとはディテールも用途も全く別物になります。

イギリスでは「ショートモーニング」とも呼ばれます。

近代では一流ホテルのコンシェルジュの装いはたいてい制服に移行しましたが、少し前までは国の内外を問わず「ショートモーニング」が主流ででした。

襟の違い

英国では歴史的にも当たり前のピークドラペルも日本では多いですね。

また襟の箇所を拝絹仕様にし忠実に再現され事が正しいと言えます。

ベントの違い

ディレクターズスーツは格式が高く、より公式な着こなしを目的とした装いですので「ノーベント」が主流かと思います。

一方ブラックスーツではサイドベンツをお選び頂くとよいかと思います。

パンツの違い

ディレクターズスーツの場合は、黒とグレーのストライプ地で挑みたいところです。

この名称は日本独特のもので、海外では「ストライプドパンツ」または「モーニングトラウザーズ」、「ストライプドドレストラウザーズ」と呼ばれます。

「コール」の名称は「コード・ストライプ(ひも縞)」が訛ったものと考えられております。

ディレクターズスーツの着こなしのポイントを紹介

ジャケット

シングルでもダブルでも可能になります。

色は黒かダークグレー、濃紺の無地。

ベントはノーベントと言われていますが、それは起源がダブルブレストスーツに由来している為と思われます。

よってシングルブレストの際はセンターベントでも誤りではありませんので。

ベスト

ジャケットがシングルの場合は必ずベストを着用します(ダブルの場合はご遠慮ください)

素材・色としては、ジャケットと同じものを使用する他、慶事の場合シルバーグレーやオフホワイトのウールもしくはシルク素材でも半歩先のアクセントになります。

ネクタイ

シルバーグレー、白黒の縞の結び下げ。

またはアスコットタイでしょうか。

ドレスシャツ

白無地でレギュラーカラー又はウィグカラーで袖口はシングルかダブルカフス。

パンツ

明るいグレーストライプもしくは縞のコールパンツ、裾はシングルが基本になります。

アクセサリー

・カフス:ゴールドまたはシルバーの台に、真珠・白蝶貝等の白石。
・チーフ:白で麻かシルク素材のもの。
・ソックス:白黒の縞が基本。または黒無地。

黒のストレートテップやプレーントゥが英国らしく、また初期の日本の粋な礼装に相応しく思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

ディレクターズスーツは制約がある分、シンプルですが難易度が高いとも思います。

それだけ歴史や背景を着る、という意思表示、支持表明みたいなものです。

どれだけカジュアル化した現代においても世界基準において伝統は無くなりません。

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