タキシードの必需品カマーバンドの正しい付け方やマナー・着こなし方を解説!
特別な日に欠かせない、タキシード。
その華やかさを引き立てるドレスアイテム。それがカマーバンドです。
一見シンプルながら、正しい装飾やマナーは知っておくべきポイントになります。
この記事では、カマーバンドの正しい付け方、着こなしにおける役割を徹底解説します。
失敗しがちな付け方のポイントや、どんなシーンで使うべきなのか、あなたのタキシードスタイルを格上げするためのヒントがここにあります。
カマーバンドとは
正装時のウエストコート(ベスト)が簡略化されたものです。
起源は中東でみられる「サッシュ」とされています。
タキシード着用時にはカマーバンド、ブラックタイ、カフスは三種の神器とされていました。
カマーバンドの役割はウエストラインを高く上げ、すっきりと見せてくれます。
また後ろ身頃に余分な生地が出ないので、後ろ姿もきれいです。
タキシードにおけるカマーバンドの役割
カマーバンドは現在も装飾品として存在しています。
結婚式などで新郎さんは付けない方、ベストの方に分かれますが、ウェストラインを高くスッキリと魅せれる効果もありますので、少々お腹周りが気になる方にはオススメかもしれません。
またベストをいれたスーツよりはライトな印象の位置づけになりますので、来賓や式のコンセプトに合わせて決定しましょう。
カマーバンドの着こなし方
タキシード にカマーバンドを着用する時には正しい向きがあります。
立っている時にはジャケットのフロントボタンを留める、というのもフォーマルの世界でのルールのひとつ。
反対に、座る時にはボタンを外します。
これはスーツにも言えることですが、立っている時にフロントボタンを留め、座る時もそのまま留めている方が多く見受けられます。
これは服にとっても、見栄えとしても良くありません。
座ると服が後ろに引っ張られテンションがかかると、フロントボタン部分にも背中にもシワになりますし、ボタンも取れやすくなってしまいますのでご注意ください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
礼装のイメージが強い「カマーバンド」ですが、実はベストよりはライトな印象なんですよね。
フォーマルの装いは挙式やパーティー、会場のコンセプトをしっかりと捉える事が先決です。
イタリアなどの装いと違い日本はまだまだしきたりには厳しいもの。
現実とうまく向き合いながら着こなしを嗜んでください。