ネクタイにカビが生えてしまった！対処法や予防法を徹底解説
「ネクタイにカビが生えてしまった！」
しばらくクローゼットにしまってあったネクタイを確認した時にカビが生えていたという経験がある人もいることでしょう。
この記事では、ネクタイにカビが生えてしまった時の対処法を解説します。
さらに、今後のカビの発生を防ぐための効果的な予防法も紹介します。
あなたの大切なネクタイを守るためのヒントがここにあります。
ネクタイにカビが生える原因
元来ネクタイはシルクで織られた布地に芯材をいれて生産します。
「絹」という比較的繊細な天然繊維ですのでカビ対策も非常にシビアになります。
大切にしたいからこそ、ここでは皆様に手助けできればと思います。
クローゼットに放置している
目に見えない食べこぼしや汚れが、風通しも悪く湿気が溜まりやすい環境の中で保管するとカビが発生します。
汗や皮脂などの汚れ
見知らぬうちに汗や皮脂が付着しているケースも多いかと思います。
ネクタイ製品は特に、汚れが付着したらすぐに払うか、濡れたタオルで抑えながらふき取るようにしましょう。
ネクタイにカビが生えた時の対処法
ここでは万が一、大切なネクタイにカビが生えた場合の対処法をいくつかご紹介致します。
実際に困った経験をお持ちの方や、誤った対処法で失敗した方などの参考になればと思います。
洗濯表示を確認
ネクタイは、シルクやウールなどのデリケートな素材のものが多く、「水洗い不可マーク」（水をはったタライにバツ印がついたマーク）が表示されていれば水洗いはできません。
しかし、洗濯OKの表示や、ポリエステルなどの合成繊維の割合が多いネクタイなら、水洗いすることができます。
よく見てから判断ください。
- 白いフワフワとした部分を、洋服用のブラシで軽くブラッシングして落とす
（吸い込んでしまわないよう、マスクを着用して行いましょう） - 布に少量の中性洗剤を含ませ、カビの部分をポンポンと軽く叩く
- ぬるま湯を張った洗面器に中性洗剤を混ぜ、ネクタイを入れてゆすり洗いをする
- 汚れが落ちたらすすぎをして、ネクタイの形を整えバスタオルで水分を吸収させる
- ハンガーにかけて陰干しで乾かし、低～中温でアイロンをかける
まとめ
いかがでしたでしょうか。
シルクは、蚕(かいこ)の繭から作られるタンパク質の天然繊維です。
お肌の成分に近いとされる、アラニンやグリシンなど約20種類ものアミノ酸が結合した天然繊維は皮膚への刺激がとても少ないのが特徴。
軽くて柔らかい、しなやかで心地よい、静電気が起きにくくホコリを寄せ付けないといった、特有の魅力をたくさん持った素材です。
これだけの繊細な素材だからこそ、日頃のメンテナンスが大切になります。
ネクタイやスカーフ、ポケットチーフといったアイテムも同様にシミや汚れが付着する前に、すこし繊細かつ丁重に扱っていただきますと、愛着も湧いてくるものです。