【オールデンブーム到来!?】私のオールデンが巡り巡って戻ってきた…?

お久しぶりの投稿になります。
書くことと言えば安定の靴の事ですが、その中でも「オールデン」の記事は2つ目です。多分めっちゃ好きなんだと思います。以前の記事はこちら↓

今回の内容としては弊社スタッフの一人がオールデンにハマり出した結果一ヶ月で二足買うという状況且つ、一日6時間は靴を磨いている状況をお伝えできればと思います。※タイトルの伏線は最後までお楽しみに
遡ること私が入社して間もない頃、靴しか磨いてなかった時がありました。
恐らくスーツの販売員として雇われたのではなく、靴磨きの人として雇われてるのだと勘違いされるレベルでした。
それ程までに毎日靴しか磨いてこなかった訳ですが、その当時ほぼ誰も興味を持つことが無かった靴磨きが今やほぼ全員靴を磨いています。私以上に磨いています。
その中でも一番と言って良いほど靴に興味が無く、アッパーのヒール部分が削れる程扱いが悪かったスタッフが満を辞してオールデンのコードバンをローファーを買いました。
それがこちら。

言わずと知れたマニアなら希少価値が分かるBrooks Brothers×Aldenのダブルネームローファーです。
以前の私のブログでも書いていた通り、ブルックスオールデンは全てにおいて拘りが違います。
ブルックスオールデンにのみ施されるヒールカップの「フォクシングステッチ」
簡単そうに見える掬い縫いのステッチですが、コードバンの硬さでこれを手縫いでするのはかなり難しい事です。
オールデンでこれをできるのは4人だけと言われています。
更には決して明かされる事のない限定のラスト(木型)。
私自身元ブルックスブラザーズ出身ですが、これは不明なままです。
更にもう一足追加で買っています。

画像左のコインローファーです。これも別注品としては有名な部類のUnited Arrowsのオールデンですね。
オリジナルのラストである「TOM LAST」はオールデンの保有するラストの中でも最も細い木型です。
さて紹介はこの辺で置いておいて、このアローズオールデン私自身見た時凄く懐かしさを感じました。
履き口の裂け方、何故か分からないけど黒くなるインソール、履き続けた結果コードバン特有のアッパーとウェルト部分が裂けていたのが私が以前持っていたオールデンとクリソツでした。
その予想は的中でした。私のオールデンだった物です。

新卒で始めて働いたブルックスブラザーズでは黒のローファーかプレーントゥが規則でした。
そこで清水の舞台から飛び降りる気持ちで買ったのがこのオールデンです。
当時の上司から叱られた時も、クレーム対応した時も、如何なる時も履いていた靴でした。
一年半程履き、ボロボロになり直すのにお金がかなり必要だったので仕方なく手放したのを覚えています。(当時本当にお金に困っていた。携帯代すら払えなかったんです)
巡り巡って修復され身近に戻ってきたのは運命かもしれませんね。
映画化か書籍化も考えました。
興行収入で靴買えたら良いなぁ・・。
SARTO KLEIS 谷町本店
多田羅