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オーダーシャツの袖・首回りで意識しておくこと

ピンホールカラー

@2021年4月2日 更新

これからシャツをオーダーしようと考えている方の中にも、シャツの袖や首回りについてどうすればいいのか気になる方も多いのではないでしょうか。

シャツの袖丈や首回りは着心地に大きく影響する部分のため、オーダーする前に知っておきたいところです。

事前にポイントをおさえておくことで、快適なマイサイズを知り、ベストサイズのシャツをオーダーすることができます。

目次

1. 袖

理想的な袖丈は、カフス(袖口)を留めないときに親指の付け根に触れる程度の長さです。

この長さにしておけば、カフスを留めたときに袖が手首で止まるので可動域を確保したまま着用することができます。その結果、腕を動かしやすくなり快適性が保てます。

可動域が確保されていないとヒジを曲げたときに手首と肩がかなり張るので非常に着にくくなります。またそれは肩コリにも直結します。

カフスを留めた状態で丈がジャストになる袖丈は避けるようにしましょう。

1-1. ジャケットの袖口との関係

スーツのジャケットとシャツの袖丈でベストな関係は、ジャケットの袖口からシャツが約1cm出ることです。

このバランスが最も袖口を美しく見せることができます。

ここで大切なのは、ジャケットに合わせてシャツの袖丈を変えないことです。シャツはまず一番初めに着るものなので、原則として体に合わせた採寸をします。つまり、シャツのサイズは自分の身体以外に左右されない不変で一定のものです。

シャツを自分の身体に合わせたうえで、袖口のバランスを美しく見せるにはジャケットの袖口を調節します。

常にマイサイズでシャツをオーダーしている場合、シャツの袖丈は変わることがありません。つまり、シャツの袖丈を基準にしてジャケットの袖丈を合わせることが最適な採寸方法となります。

ジャケットの袖口とシャツの袖口のバランスをとるには、シャツの裄丈を決めることが先決です。

2. 首回り

首回りのサイズの基準は、実寸(ヌードサイズ)+2cmです。苦しければもう1cm上げても問題ありません。

シャツをオーダーする場合、まず首回りの実寸+2cmを基準にしてサンプルのシャツなどを試着してみます。そして、首回りが苦しいようであればもう1cm上げましょう。1cm上げる程度であれば見た目もほとんど変わりません。

特に新品のシャツの場合は衿(えり)が固いため、かなり苦しく感じます。また、あまりにも首が苦しいシャツの場合、将来的に着用すること自体がイヤになってしまう可能性もあります。

基準から少し大きくなってしまったとしても、苦しくなく快適に着用できる首回りのサイズにしておくことが大切です。

2-1. 大きくしすぎない

ネクタイを着用することが多い方は、あまり首回りのサイズを大きくし過ぎないようにしてください。首回りが大きすぎると、ネクタイを締めたときにしわが寄ったりゆとりが大きすぎたりして見た目に影響します。

3. 既製品シャツのサイズ表記の見方

オーダーシャツとは違い、既製品シャツのサイズ表記はS,M,Lで決められていることが多いです。

そして、その多くのサイズ表記は「39/81」のような表記となっています。この見方としては、先の数字(39)が首周りのサイズ、後の数字(81)が裄丈(首の中心から肩先を通っての袖の長さ)で書いてあります。

一般的な豆知識として知っておくといいでしょう。

4. オーダーの参考例

オーダーの参考例として、私のサイズ感を書いておきます。

以下は私の原寸で、世間的にはやせ型やスリムといった体型です。

  • 身長:174cm
  • 体重:60kg
  • 首周り:35cm
  • バスト:83cm
  • ウエスト:68cm
  • ヒップ:90cm
  • 肩幅:44cm
  • 裄丈:83cm
  • 手首周り:16cm

そして、私が普段着用しているシャツのサイズは以下の通りです。

  • 首周り:37cm
  • 肩幅:46cm
  • 裄丈:89.5cm

私の場合は、シャツやスーツの着用に慣れていることもあり、首回りは+2cmで作っています。

これからシャツをオーダーしようと思っている方で、サイズ感について迷っている場合は一度ご相談ください。

特に、世間一般的に標準とされている体型から大きく離れている場合は、既製品サイズでは合わないことが多いです。

そういった方はシャツをオーダーすることで、理想的なサイズ感シャツを手に入れることができます。

お値段についてもご相談可能なので、是非お待ちしております。

オーダースーツ専門店
SARTO KLEIS
高橋

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