ソラーロ 玉虫色の粋なやつ

皆さまこんにちは、サルトクレイス梅田店高城です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
そろそろ梅雨も明けて夏本番を迎えます。
日差しが強くなってきましたね。
本日は夏にお勧めの生地をご紹介させて頂きます。
Savile Clifford サヴィル クリフォード


今回ご紹介させて頂くのはソラーロと呼ばれる生地です。
皆さま、見たことありませんか?昔流行っていたような。
玉虫色、虹色、真珠色のイリディセントスーツです。
色のバリエーションはたくさんありますが、カーキ色の
スーツが一番着ている方が多いのではないでしょうか。
すごーく昔流行っていたという印象ですが、定番の生地
ですし、ここ2.3年また流行りだしてよく見かけますね。
若いお客様も興味を示される方もいらっしゃいます。
ソラーロとはイタリアで太陽をで意味します。
サンクロスとも呼ばれ、イギリスではもともと
サンプルーフと呼ばれていました。
夏向きの生地ということが覗えます。ソラーロは
縦糸(たていと)が薄いみどり、緯糸(よこいと)が
赤を使った綾織り(あやおり)の生地です。
鉱物系の染料を使っているため日光の光で退色しずらい
という特徴があります。反対にネイビーなどは
退色しやすい生地です。そこで重宝された生地なん
ですね。でもイギリスって太陽の光がきついイメージ
ないですよね。なぜ重宝されたのか、それは
植民地時代までさかのぼります。多くの植民地を
支配してきたイギリス、その多くは直射日光の強い国
でした。当時の紳士は必ずスーツを着用している
イメージですもんね。皆様興味わいてきました?
写真はサヴィルクリフォードのソラーロです。
William Halstead ウイリアム ハルステッド


こちらの生地はウイリアムハルステッドです。
ソラーロと言えばウイリアムハルステッドと言っても
過言ではないイギリスの高級生地です。
同じく縦糸がみどり、緯糸が赤を使っていますが、
赤が強く出ています。お洒落ですね。難易度高そう。
着こなせればとてもお洒落ですし、正統派な感じが
あります。大人なサルトクレイススタッフのソラーロの
着こなしも載せちゃいます。
白シャツにレジメンタルネクタイと正統派な着こなしと、
デニムシャツとチェックネクタイでドレスダウンした着こなし、
大人の余裕を感じます。若い子にはまねできないかな?
ちなみに日本では玉虫クレバとかショットギャバジンと
呼ばれています。懐かしく感じるお父様世代の方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
久しぶりに着てみたいなーと思ったら、サルトクレイス
にぜひどうぞ!お待ち申し上げます。
