タキシードの着方-実例集-
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
理想の一着(これ以外着たくないと思える)を追求中の髙橋です。
男性の究極服はなんでしょうか?
服の難しいポイントでTPOが深く関係しています。
では男性が晴れ舞台で着る服と言えば何でしょうか。
スーツ・袴・タキシードなどでしょうか。成人式・結婚式などでも人気ですね。
今回ご紹介するのは「タキシード」「ディナージャケット」
テレビなどで人気のローランドさんもタキシード最高と。
普段着と異なる雰囲気を出せ色気もあると思います。
レアであるが故の難点
普段着と違い、フォーマルであり、ドレッシーなタキシード。
それ故に着方がわからない。
そんなタキシードの着こなしのルール…
- 生地はブラックもしくはミッドナイトブルー
- 一つボタンのシングルブレストもしくはダブルブレスト
- ショールカラーもしくはピークドラペル
- ラペルは拝絹仕様
- ボタンはくるみボタン
- シングルブレストなら拝みボタン
- ベルトレスのパンツ(サイドアジャスター・サスペンダーetc.)
- 側章付きのパンツ
- ウィングカラーのシャツ
- シャツの胸元にプリーツ
- ダブルカフスにオニキスもしくは黒蝶貝
- シャツのボタンをスタッドボタンで隠すもしくはフライフロント
- 黒のボウタイ(蝶ネクタイ)
- オペラパンプスもしくはエナメルのストレートチップ
- ベストもしくはカマーバンド
多いですね。キレてもいいですか?
さて、いくつかタキシードの着こなしを見ていきましょう。
みんな素敵ですね。
しかし、思い返してみてください。
先程の多くのルールを。
2つの写真は歴史ある賞の授与式ですね。
フォーマルな装いが求められるシーンです。
ルールに則っている部分
- 生地の色
- 一つボタンのシングルブレストもしくはダブルブレスト
- 拝絹仕様
- くるみボタン
- ベルトレス
- ウィングカラーのシャツ(レギュラーカラー)
- 黒のボウタイ
判断できない部分
- 拝みボタン
- 側章
- シャツの胸元
- カフス
- オペラパンプスもしくはエナメルのストレートチップ
- ベストもしくはカマーバンド
靴に関してはオペラパンプス1、ストレートチップ1はわかるのですが、もう一足が少しわかりにくいですが、光沢が強めなのは間違い無しでかなりドレッシーです。
カフスは見えにくいですが、恐らくカフリンクスで留めているでしょう。
ベストやカマーバンドに関してはそれぞれ一つずつは確認できるのですが、非常にわかりにくいですね。
基本的には下着と考えられているシャツをあまり見せず、見える部分は装飾するという考え。
多様化しているタキシード
タキシードで特徴的なポイントと言えばその一つとしてラペルが挙げられますが、
ショールカラーで拝絹でないものがあったり。
レギュラーカラーで黒のボウタイを締めるなどするとタキシードスタイルとしては認識されますね。
※厳格に見ると逸脱していますが印象としてはタキシードスタイルに見えるでしょう。
こちらはダブルブレストのタキシードやベルベット生地を使ったタキシード。
ダブルブレストのジャケットは拝絹仕様ですが、ベルベットの方はラペルも同生地(タイも同生地ですね)
双方くるみボタン、シャツは胸元にプリーツ、ウィングカラーとルールに合わせていますね。
デザイン上の印象からタキシードと認識されやすのはベルベットの方ではないかと。
こちらもベルベットを使ったタキシード。
ディナージャケットと言ったほうが良いですね。
ダークカラーではなくオレンジの生地を使ったジャケット。
かなり目を引きます。
ラペルもツルッとした生地ではなくオレンジの部分と同じような質感です。
ボタンもこの黒の生地でくるんでいます。
レギュラーカラーのシャツにピークドラペルと生地と通常私達が思い浮かべるタキシードとは違ったスタイルですね。
TPOに合わせて
第一にタキシードを着る機会のある人はそこまで多くないと思います。
その多くが結婚式などでしょう。
マイホームを購入する人とタキシードを着用する人どちらが多いでしょうか…。
柔軟に対応
冒頭に挙げたルール全てに準拠した着こなしをするとなれば国賓を迎えるくらいでしょう。
ですので、結婚式などで着用する場合は柔軟に対応しても良いでしょう。
例えば…
- ダークカラーの生地
- ショールカラーもしくはピークドラペル
- 一つボタンでくるみボタン
- レギュラーカラーのシャツにボウタイ
- ダブルカフス
- ベルトレス
- 黒のストレートチップ
これだけでも十分に特別感が演出でき、礼装としても十分でしょう。
- 拝みボタン
- シャツの胸元にプリーツ
- カマーバンドもしくはベスト
- 拝絹仕様
などを付け足すとより本格的になります。
- スタッドボタン
- 側章
- オペラパンプス・エナメルのストレートチップ
これらはより本格的ですが趣味の領域に近いものがありますね。
結婚式に着用
結婚式にタキシードを着用する場合ですが、
選択肢として購入・オーダー・レンタルとあります。
こちらの生地は実際に式でタキシードを着用したスタッフが式場スタッフの友人との話を交えたもの。
スーツ屋、式場スタッフの思惑が錯綜する中、おすすめとしては二次会用にオーダースーツをオーダーすること
タキシードはレンタルでもと…。
ただ、オーダースーツでこだわった一着にした方が良い。
特にSNSが発展している現代では主役の二人が一番美しく、かっこよく。
華やかさを出す為にタキシードの要素を入れてみるのも良いですね。
- ピークドラペル
- レギュラーカラーのシャツ
これだけでも華やかさが出ますね。
これなら二次会以降も使うことができます。
もう少し足すなら
- くるみボタン
- ベルトレス仕様
- ベスト
などでしょうか。
スタッフのスーツ
こちらは筆者のスーツ。
- グレンチェックの生地
- ノッチラペル
とタキシードとは違う仕様のですが、
- シングルブレストの一つボタン
- くるみボタンで拝みボタン
など随所にタキシードと同じようなデザインを盛り込んでいます。
ドレッシーな雰囲気も出せます。
とても厳しいビジネススタイルでなくても良いならスーツスタイルとしてもいけますね。
足し算・引き算で色々と検討してみるのも面白いと思いますよ。
わからないことは店員に聞くと良いです。
レンタルも視野に⁉
ちなみに先程式場スタッフと話したというスタッフの記事。
タキシードの着用を検討する際の注意点やお金についても記述があります。
- レンタルするよりもオーダーする方が安い場合が多い
- 持ち込み衣装禁止の式場もある
などなど。
そうなんだとなることも。
Kingsmanのようなタキシードスタイルならオーダーするしかないですね。
男の魅力を引き出すタキシード
男性の魅力を引き出してくれるタキシードですが、
中々馴染みがないのでいざ着るとなれば頭を抱えますね。
少し気軽に相談頂けたりすると私達も嬉しいです。
正統派のフォーマルなのか少しカジュアルにしたタキシードなのか
色々と検討することでご自身のタキシードスタイルが決めると思います。
サルトクレイス谷町店 髙橋
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良ければ覗いていってください٩(๑òωó๑)۶
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