ダサいスーツの着こなしランキング TOP10
皆様こんにちは。サルトクレイス京都店です。
先日とある某女性雑誌で「ダサい、、と思うスーツの着こなしランキング!」
という冷や汗をかきそうな記事を拝見いたしました。
スーツの着こなしにはいろんな見解があるかと思いますが本日は店員側としての意見も踏まえながら解説と対策を考えてみようかと思います。
~今回はあくまでも **女性目線**です~
10位 スーツにリュックを合わせている
理由は新入社員のイメージが強いそうで、若手なら許せる、、、といった内容。
解説と対策:ビジネスシーンにおいて「リュック」が取り入れられたのは恐らく10年ほど前からでしょうか。
ピストやロードバイク通勤が動き出した事とドレスシーンに「スポーティ」「アウトドア」が流れ込んできた傾向が考えられますね。マンハッタン郊外を駆け巡るアメリカのビジネスマンのテイストも同時にインスパイアされた時代背景だったかと覚えてます。
対策としては、ハードワークをこなすビジネスマンにとって両手がフリーな状態ほどノンストレスはありません。また優秀なリュックブランドも多く展開してますので、節度のあるシンプルな素材選びやデザインで乗り越えましょう。(ダサクナイヨ)
9位 スーツの靴下が白い
理由は「マナー違反」が一番多いようですね。女性はコワイけどよくミテル(汗)
解説と対策:こちらはもうどうしようもありません。短丈のデニムパンツや、クロップドパンツにあわせて「コインローファー×ホワイトソックス」を着用している方も実際にはいらっしゃいますが、玄人レベルの着こなしであり、現在の日本ではファッション関係の方のみでしょう。対策としましては、履かないようにしましょう。
8位 シャツの柄が派手すぎる、、、
理由は「どこで買ったかわからない柄シャツ、単純に似合っていない」だそうです。(コワスギマス)
解説と対策:こちらも7位同様に、オフィシャルな場面には着こなしのマナーがあります。自己主張よりも周囲のイメージを意識し、サックスブルーや、ストライプで「色合わせ」にご注意ください。
イタリア人が着ているようなプリントシャツをどうしても着たいのであれば、普段の着回しとしてのスタートをおススメします。
7位 色が全部地味
理由は「着こなしに興味がない、関心がない」印象の様ですね。
解説と対策:どんどん辛口になっている気がします。(タスケテ)
女性は男性よりもファッションや流行に関心が強く定番を好みません。そうでなくても日本はヨーロッパに比べるとスーツの歴史がまだまだ浅いのが事実です。
ベースカラー、サブカラー、アソートカラーの比率を理解し、小物でアレンジをしましょう。
6位 スーツにスニーカーを合わせている
理由は、オシャレに敏感な方があえてハズして履いている、またはあえて息抜きをしているなら問題ないようですが、高確率で似合っていない、、印象の様です。(ムズカシイィ)
解説と対策:カジュアル化の浸透による「スニーカー通勤」増えましたよね。
こちらも10年以上前からカジュアルシーンでは取り入れられたファッションでした。ハイブランドのセットアップスーツにNIKEやADIDAS、ALLSTAR、で足元をハズすテクニックです。モードブランド×スポーティという(現代ではSUPREME×Vuitton)全身を固め過ぎないスタイルであり、異なるブランドが垣根を超えた結晶ですね。
問題はこれがビジネスシーンに流入したことで、オフィシャルでの受け入れ体制が整っていなかった事ですね。
あまり慣れていないビジネスマンの方はスーツパンツの色と合わせたスニーカー、もしくは単色のコーディネートで品のあるスタイルを心掛けてください。
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5位 柄on柄
理由は単純に「ダサい」の一択でした。(モウ イヤダ)
解説と対策:特定の役職者や個人の経営者しかこのコーディネートは出来ないような気もしますが。。大きなポイントは「色や素材の足し算ばかりでなく、引き算も取り入れましょう」という事だと思います。
ストライプ×無地:無地×大柄のように派手になり過ぎないようにリズムをつけて改善しましょう。まずは全身を3色以内で統一してみてください。
4位 ネクタイが長すぎor短すぎ
理由は5位同様に「見た目がダサい」だそうです。
解説と対策:ネクタイは国産ですと約144、145㎝程が一般的かと思います。(パンツの股上が時代によって大きく左右するため一般的な腰の履き位置を狙って製作されております。)大剣と呼ばれる表に来る生地と小剣と呼ばれる丁度大剣の下側に来る生地の長さを揃えることから始めましょう。
3位 スーツのパンツが短い
理由は「だらしない」「靴下と同系色ならまだわかる」です。(コレニハ イロン アリ!)
解説と対策:これに対しては異論があります。そもそもスーツの丈が短くなって来たことには様々な理由があります。
1つ目は、パンツの裾巾が狭くなったこと。2つ目は裾幅が狭くなったことにより元来のクラシックである「ダブル仕上げ」の方が整いやすくなった事です。
対策としては、パンツの色と靴下の色を合わせること。またノーズの長いドレスシューズは避けて、ドレスクロージングにおける最低限の判断材料である目を養う事に尽きますね。共にがんばりましょう。
2位 スーツ、ジャケットの肩が合っていない
理由は「見た目が不格好」「スーツに着られている、情けない」です。(ワカル キガ スル)
解説と対策:紳士服を着用する上で、肩幅が外れるように落ちているのは、良くありません。
エフォートレスな着こなしを狙ってる方でない限りほぼ印象は悪いでしょうね。既製品でも対応不可であれば
圧倒的にオーダーをおすすめします。
1位 パンツがダボダボで大きい。。。
理由は、「子供みたい」「社会人としての、、、、」などなど。(モウココマデ)
解説と対策:もうこここまでくると1位の理由も頷けますね。ブラックミュージックのMCでもないのでオフィシャルな場面での腰履きは厳禁です。マナー違反。
どう見せたいか、それすら考えることも不可であれば、どう見られたいか、を徹底的に意識する事でしょうか。
「外見は大事です」から逃げないこと。
今回は女性目線の着こなしランキングでしたのでなかなか辛口な印象でしたが、心当たりのある方は少なからずいらっしゃるかと思います。
まずは清潔感から見直し、今一度ビジネスアイテムの見直し、棚卸を実践してみては良いかと思います。
addio 👐