マッチョさんのオーダースーツ Part.2
皆さま、こんにちは!
オーダースーツ専門店 SARTO KLEIS 大阪谷町本店です(^^)
早速ですが、、、
マッチョさん歓喜、待望の「マッチョさんのオーダースーツ」Part.2の更新でございます!!
大阪のみならず、日本全国のマッチョさんが待ち望んだ(?)、マッチョさんの為だけのオーダースーツブログ。
ベテランマッチョの方はもちろん、アマチュアマッチョの方、ビギナーマッチョの方まで、ぜひご覧になってください!
「マッチョさんのオーダースーツ」シーズン1をまだご覧になっていない方は、
シーズン1をご覧いただいてから見ることをおすすめします。
愛すべき筋肉たち
「おい、おれの筋肉!」
なかやまきんに君、リスペクトです。
私たちはオーダースーツ専門店でフィッターとして従事しています。
マッチョさんご自慢の筋肉たち、極上の素材をどう調理していくのか、
違和感なく、そして雄々しく、なにより美しく仕上げていかなければなりません。
数々のアスリートやスポーツマンをサイジングしてきた私たち、
美味しくいただくためのレシピを簡単にご紹介いたします。
[大胸筋] 胸板の厚さこそ正義。
上半身をトレーニングする上で、避けては通れない道(筋肉)、大胸筋。
身体の中心に位置する部位、胸板の厚さはマッチョさんご自慢の筋肉です。
課題として、
ウエストシェイプすれば胸が開き、胸を収めるとウエストがダボつく
既製品をお召しになる場合、これは避けては通れない問題点。
大胸筋が発達した人に対して、
綺麗なシルエットでオーダースーツを仕立てるためにどうすればよいか。
筋肉量によって、重要視するバランスは異なりますが、
- アゴグセを入れる。
- 第一ボタン位置を低めに設定する。
筋肉量に個人差はあれど、統一して上記項目はマストかと思います。
あとは広背筋などのバランスも加味しながら体型補正を加えていきます。
シェイプされたウエストを強調する為の大胸筋、我々は美しく調理しなければなりません。
[上腕二頭筋]腕相撲?敗北を知りたい。
ビギナーマッチョさんにも馴染み深い、上腕二頭筋。
Tシャツの袖口から上腕二頭筋が「こんにちは!」と顔を出す夏に向け、
これから育てていこうとお考えの方も多いのではないでしょうか。
男同士集まれば、急遽、腕相撲大会が開催されたり、何歳になっても男の勝負は尽きません。
上腕二頭筋に関しては、雄々しく、美しく見せる必要はありません。
最終兵器として。
鳴りを潜める筋肉、ジャケットを脱いだ時の猛々しさが最重要と考えております。
上腕部分に横ジワが入らぬよう、余裕を持ったサイジングが先決です。
上腕二頭筋に関して、他と比べ筋肉の膨張量が多く稼働を考えるとタイトにする必要は全くないのです。
肘にかけて少し絞り、腕が太く見えないよう袖口はやや広めが綺麗に見えます。
素材本来の良さを活かし、ゆとりを持って作成していく。
[三角筋] タンクトップしか着ないぜ。
マッチョさん以外、馴染みのない筋肉ではないでしょうか。
一般的にあまり知られていない部位。
だからこそ、愛情を込めて育て上げた三角筋には思い入れがあるはず。
タンクトップじゃないと、無呼吸状態。
そんな三角筋愛好家も居られるのではないでしょうか。
オーダースーツを仕立てていく上で、三角筋部分には相当なゆとりをつける必要性があります。
ジャケットを着たまま腕を前に出す動作、三角筋含め周りの筋肉の膨張量により腕が動かせなくなります。
動かせなくなるならまだ良いものの、ことマッチョさんにおいては、
動かせなくなる ではなく、 破いてしまう こともなりかねません。
せっかく買ったスーツ、楽しみながら仕立てたオーダースーツが破れてしまうのは、本当にもったいないですよね。
背幅から、脇の後ろ部分にはゆとりをつけ、フロント、スーツの顔となる大胸筋部位には最小限のゆとりをつけて調理。
[僧帽筋] 首の強さは実戦において最大の武器。
あらゆる格闘技、実戦において首の強さを問われます。
肥大した僧帽筋は肩を丸くし、どんどんとなで肩になっていく。
もちろん、ジャケットに肩パットは不要。
ジャケットの袖山と実際のショルダーラインに空間が生まれ、袖山に凹みができてしまいます。
肩パットは抜き、なで肩補正が必須となります。
筋肉量とは逆に、優しい印象のシルエットに仕立ててゆきます。
鍛えれば鍛えるほどに体が丸みを帯びていくって不思議ですね。
連動して首も太くなる為、シャツのネックサイズも難易度が高かったり、
高級食材でありながらも調理が難しい筋肉であることは間違いないです。
いかがでしたか。
前回に続いて「マッチョさんのオーダースーツ」シーズン2でした。
好評だったら、
シーズン3、あるかも知れません。
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SARTO KLEIS 大阪谷町本店
近藤