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生地のグラム数?夏物冬物スーツの違い

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皆さま、こんにちは!
オーダースーツ専門店 サルトクレイス 大阪谷町本店です(^^)


「この生地はウエイトが200g/mですので、夏でも涼しく着れますよ!」

オーダースーツを仕立てた際、こんなことを言われた経験はありませんか?

よくオーダーされる方は、ご存知かと思います。
オーダースーツを仕立てる上で、まずはじめに生地を選んでいきます。

  • 「ビジネス用だから、定番のネイビーがいいなあ。」
  • 「営業職なので、ベーシックな無地で!」
  • 「光沢はある方が好みです。」

などなど、ご着用シーンを想定しながら、数ある生地の中からチョイスする楽しみがオーダースーツにはあります。

ぜひ、ウエイトも判断基準に入れてください。

目次

シーズンごとの適切なウエイト

2020.3.15 1 500x400 - 生地のグラム数?夏物冬物スーツの違い
“生地のウエイト” という表現、1mあたりのg数を指します。
シーズンごとの適切なウエイト

[春]220g/m~260g/m
[夏]~240g/m
[秋]240g/m~300g/m
[冬]260g/m~
[オールシーズン]250g/m~260g/m

下記に詳しくまとめたので参考にしてください!

[春]220g/m~260g/m

期間として、3月から5月頃まででしょうか。
まだ少し肌寒い日もありながら、天気の良い日は暖かく過ごし易い季節。

生地のウエイトは、220g/m~260g/mが快適です。
肌寒い日には、スプリングコートを着て調整しましょう。

冬物スーツをクリーニングに出しそびれている方もおられるでしょう。
季節感も重要なポイントです、極力春物が好ましいですね。 

春物ウエイトの生地の特徴は、さらっとした触り、光沢は控えめで素朴な風合いです。

春に適したウエイトの生地はコチラ

[夏]~240g/m

期間として、6月から8月まで。
9月にも残暑厳しい日は続くでしょうから、9月いっぱいは着用できるでしょう。

生地のウエイトは240g/m以下のものが好ましく、純粋に軽ければ軽い方が涼しく着用することができます。
現実、オーダーできる生地のウエイトとして150g~240g/m程度になります。

夏物生地の特徴として、目が荒くざっくりした風合い、薄く太陽の光が当たると白シャツが透けてしまうほどの軽さ、光沢はほとんどありません。

生地が薄ければ薄いほど、傷みが早くなります。
汗も相まって、消耗のスピードは冬物の比ではありません。

そこで、SARTO KLEISでは機能的な素材をたくさん展開しております。
着用時の温度上昇を抑える効果など、営業マンに優しい生地もあります。

夏に適した機能的素材について

[秋]240g/m~300g/m

期間として、9月から11月頃まででしょうか。
残暑続く日、急に冬の気配を感じる冷え込みなど、温度調節が難しい時期。

生地のウエイトとして、240g/m~300g/mとやや広めに設定しております。
春と秋に関しては、着数多めに仕立てておくことをおすすめします。
日によって気温差が激しいですからね。

秋用の生地は1番光沢感が出やすいです。
打ち込みのしっかりした丈夫な生地、一般的にはウエイトが重くなればなるほど光沢感が出ます。

過ごし易い季節、時期的にあまり汗もかかないでしょうから、比較的長く愛用ができます。
インポートの生地で、1着は仕立てておきたいところ。
ここぞという時のオーダースーツとしてぜひ。

一張羅、Loro Piana~ロロピアーナ~のオーダースーツ

[冬]260g/m~

期間として、11月から2月頃まででしょうか。
冬場のオーダースーツって、意外とチョイスが難しい。

ウエイトが重ければ重いほど着用感が重く、ストレスが掛かります。
かと言って薄いと純粋に寒い。
今は、どこに言っても効き過ぎなくらい暖房が効いていますから、秋物生地とそこまで変える必要はないのかなと思います。

ただ、冬物としての季節感はとても大切。
フランネル生地(起毛素材)や、ツイードなど、バリエーション豊富なのも冬用生地の特徴です。
重いものは400g/mを越えるものまで、サイズ感によっても相性があります。

こちらも秋物と同様、あまり汗はかきません。
しかし、コートなど羽織りものが増えますので、コートの裏地がポリエステルだとスーツの表地の消耗は早くなります。
キュプラ素材を用いた裏地のコートがおすすめです。

番外編 ツイードの王様 “Harris Tweed”

[オールシーズン]250g/m~260g/m

冷暖房が完備されている現代では、一番人気の商品です。
7月~8月の真夏、12月から2月の真冬は、多少暑い寒いはあるものの、
オールシーズン着用可能なのが250g/m前後のウエイトです。

これからスーツを揃えていく新社会人の方、スーツ着用の部署へ異動された方、転職された方など、はじめて仕立てるオーダースーツはオールシーズン物が一番良いでしょう。

ただ、オールシーズン用であるからこそのデメリットとして、頻繁に着用する分、消耗が早くなります。
1日着用したら3日休ませる、そうしたサイクルが整っていなかったり、お手入れを怠ったりすると1シーズンでダメになる事も。

良く着る物こそ、日々のケアが大切ですね。

オールシーズン物も揃うBiellesi ~ビエレッシ~

まとめ

いかがでしたか。
生地のウエイトによって、着用シーズンが大きく変わります。

オーダースーツを仕立てていく上で、色柄を決めるのって、、、
悩みますよね。笑

「あぁ、これ綺麗!」
「でも、これもおしゃれ!」
「これも、これも、」
「、、、、」

ゴールが見えなくなる事もあるかと思います。

生地をチョイスされる際の一つの判断基準として、ウエイトを覚えておくといいかもしれません。



オーダースーツ専門店
SARTO KLEIS 大阪谷町本店
近藤

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