【徹底比較】スーツの肩パットの違い

皆さま、こんにちは!
オーダースーツ専門店 SARTO KLEIS 大阪谷町本店です(^^)
いきなりですが、、スーツを選ぶ際に
肩パットって意識されますか?
スーツのショルダーラインを構成する重要な副資材であり、肩パットひとつで印象がガラッと変わります。
少し前に流行したバブリーファッション、平野ノラさんのジャケットが非常に良い例で、肩パット鬼盛りでしたよね。笑
これだけシルエットに大きく影響する要素であるのに、大体の方は肩パットを見てスーツを購入はしないですよね。
試着してみて、「なんかしっくり来ないなあ…」と思うことはありませんか?
意外と肩パットが原因だったりするんです。
今回は肩パットの違い、スーツのショルダーラインについて解説します。
スーツの肩パット・ショルダーラインの違い
[パット:無]ナチュラルショルダー
まず、現代スーツにおいて肩パットはあまり必要とされていません。
もちろん、着用シーンによっては必要不可欠な場面もありますが、
普段のお仕事用として仕立てる祭、パットは不要です。
近年、パットレスショルダーが支持される理由として、
- 肩幅を身体にジャストで合わせるため、肩パットは不必要に。
⚠︎スペースが不足し、動きづらくなる。 - オフィスカジュアル化が進んだ影響。
⚠︎堅苦しいシルエットが敬遠されるようになってきた。
その大きな要因としては、この二つではないでしょうか。
ファッション業界の流行、トレンドによって左右はされるものの、
この二つが大きな要素であることは間違いありません。

[パット:薄]スクエアショルダー
現代でも変わらず、フォーマルスーツの定番のスクエアショルダー。
パットのボリュームは、昔に比べ少なくなっている。
あらゆるシーンでドレスコードは緩くなって来ているものの、
オフィシャルシーンでは最低限のルール、マナー、モラルがあります。
ビジネスシーンにおいても同様で、大切な商談にお召しになる営業用のスーツなどはスクエアショルダーが好ましいと言えます。
[パット:並]ビルドアップショルダー
現代においては、やや前衛的なデザインと言えます。
ビルドアップショルダー、別名ロープドショルダーと呼ばれ、
“袖山にロープが入っているように見える“ことからその名がつきました。
イギリスの伝統的なディティールの一つとして、クラシック回帰と言われるスーツ業界の中でも注目を浴び始めています。
カジュアルなデザインではないものの、見た目の印象として今のビジネススーツに落とし込む際には少し主張が強くなる可能性があります。
英国紳士の風格、貫禄を楽しめるディティールの一つ。
チャレンジするならクラシック回帰の今がチャンスです!
ビルドアップショルダー
(ロープドショルダー)
*肩パット:並
*フォーマル度:並
袖山を5mm~1.0cm盛った、ビルドアップショルダー。
英国テイスト溢れる伝統のディティールはクラシック回帰を楽しむためのアクセントに。
まとめ

毛芯やパットなどの副資材たち。
いかがでしたか。
ショルダーラインの違い、肩パットの分量によって、スーツの見え方は大きく変わります。
オーダーされる際は、肩パットにもスポットライトを当ててやってください。
全体のフォルムを左右する肩パットのご紹介でした。
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SARTO KLEIS 大阪谷町本店
近藤