オーダースーツ屋がiPhoneのカメラを比較してみた
最終更新日2021年9月15日
9月になるとiPhoneが話題になるようになってから長いように思います(調べてみると9年前のiPhone5からだそう)。今日朝起きてしたことはYoutubeでiPhoneの情報を聞きながらシャツにアイロンをかけました。
朝イチでiPhoneに気をかけている私ですがAndroidユーザーです。社会インフラとして生活と切り離すことはもうできないであろうiPhone・スマホについてオーダースーツ専門店に勤める私目線で勝手に気になるところをピックアップしていきます。
目次
カメラで比較
SNSでの発信やご覧頂いているブログなど写真を使ってスーツや生地を案内することが増えました。その際、手軽に撮影できるスマホは大変便利です。早速カメラを比較していきたいと思います。
スマホで世代やグレードに差があるのはご容赦ください。それぞれスタッフの私物と店舗で使用しているものです。設定は何もいじらずオートで撮影しています。
クラシカルで非常に人気のグレンプレイド。その定番色といえばグレーです。比べてみると私のRedmi Note 9Sで撮影した生地は白みが強くぼんやりとした印象です。対象的にiPhone勢はパキッとした写真になっています。
ただ若干iPhone8の方が生地が暗いです。専門的なことはわかりませんが、何も設定せず撮影した場合iPhone8が一番生地と近い感じで撮影しました。
第二回戦といったところでしょうか。同じようにカノニコの生地からストライプ。ベースの色は茶色がかったようなグレーでストライプは赤みの強いオレンジです。
先程と同様にRedmi Note 9Sは他2機種のiPhoneと比べて白っぽくなっています。特に夜間に顕著だそうだがこのスマホを作っているXiaomiの課題と耳にしたことがあります。
続いてiPhoneの比較だがiPhone12 Proははっきりとしたグレーの生地に見えます。色味の再現でいうとiPhone8が勝っていると言えます。
私の撮影技術が絶望的なのか撮影時のソフトウェア処理がそのようにしているのかはわかりませんがiPhone12 Proは「グレー」というわかりやすい色になっています。
さて、Redmi Note 9Sは白くてぼんやりしているのはもはやお約束と思えてきます(彼の名誉のためフォローすると普段は違う方法で生地の撮影をしています)。
撮影に使った生地ですが、赤と紺、茶色にトーンの違うグレーの糸が使われています。綾織の表情豊かな生地です。赤と紺が特に生地全体の印象として強いですが、薄めの茶色とグレーが只者では終わらせないそんな雰囲気を持ち合わせています。
iPhone12 Proはこの生地の中でも紺が強調されています。一方iPhone8は何色と言い難い生地を再現してくれています。実物はもう少し赤っぽいのですが、最も肉眼と近いです。
スーツ屋的に優秀なスマホはiPhone8!?
今回オーダースーツでも人気のカノニコの生地を使ってスマホのカメラを比較しました。当然それぞれのスマホと特性を最大限に発揮するには適した撮影方法があります。今回はカメラを起動してとりあえず撮った写真です。
私達スーツ屋にとって生地をどのように伝えるのかはとても重要なので神経を使いますが、サクッと撮影したいならiPhone8がいいかもという結果になりました。
この場で検証はしませんが、シンプルな紺無地のスーツなどであればiPhone12Proがきれいかもしれません。色味の再現に注力すると様々な設定を変更できるRedmi Note 9Sにも勝機があるやもしれません。ですが、サクッと撮影するなら私はiPhone8を選ぶでしょう。
撮影に使ったカノニコについてはこちらから
オーダースーツ専門店
SARTO KLEIS
髙橋