【一生役に立つ】おしゃれなスーツを選ぶ2つのコツ

いつもよりおしゃれなスーツにするためにはどうしたらいいでしょうか。
おしゃれなスーツの着こなしを実践するためのポイントを「季節感」「清潔感」の2点に注目して紹介していきます。
季節感・清潔感を意識する
おしゃれなスーツの着こなしのポイントは「季節感」と「清潔感」です。注意点が季節感を取り入れていても清潔感がなければ台無しになることです。
季節感と清潔感を取り入れたおしゃれなスーツを着こなしましょう。
季節感を出すには生地選びが大切
季節感を出す生地選びのポイントは4点です。
- 生地の重さ
- 生地の厚さ
- 生地のトーン・明るさ
- 生地の素材感
スーツの着こなしで季節感を取り入れるポイントは生地です。項目としては多いように感じますが一般的にそれぞれが連動しています。目で見たりすると直感的にわかりやすいです。
春夏秋冬にわけて季節感を取り入れるためのポイントを解説していきます。
春におすすめの生地選び
スーツスタイルに色味が加わりやすくなるのが春です。冬はどうしてもダークトーンで思い雰囲気になりますのでそこからの切り替わりがあります。
そんな春に季節感をうまく取り入れるには
- 生地の重さ・・・やや軽め(目付220g/m〜260g/m※1)
- 生地の厚さ・・・薄手のもの
- 生地のトーン・・・明るめ(ネイビー・ミディアムグレー)
- 生地の素材感・・・ホップサック生地など
暖かくなっていく気候に合わせて明るめの色と軽い生地を取り入れましょう。
糸が強く撚られていて通気性の高いホップサックの生地を取り入れることで機能的にも快適に過ごしやすくなります。

※1.生地1メートル辺りの重さの目安。ウールなどの天然素材を使っていると前後がある。季節に合わせて目安があるがあくまで目安。
夏におすすめの生地選び
クールビズが定着していますが一着夏仕様のスーツがあるとおすすめです。通気性の高いものがあると蒸れにくく不快になりにくいです。
- 生地の重さ・・・軽い(目付190g/m〜230g/m)
- 生地の厚さ・・・薄い
- 生地のトーン・・・明るいもの(ブルー・ライトグレー)
- 生地の素材感・・・三者混※2、モヘア混など
夏場は気温が高く湿度も高いので機能的に快適に過ごせるかどうかも重要になります。軽く薄手の生地を用いたスーツを選ぶのがいいです。
サラッとした質感であれば汗をかいたときにも不快になりにくくウール素材のものであれば吸湿性も高いのでおすすめです。
その他にも粗く織られた生地や三者混、モヘア混は生地の重さの目安より重くなる(280g/mなど)こともありますがリネンやモヘアの特性が快適にします。
色はネイビー系とグレー系の明るい色はもちろんのことソラーロがおすすめです。ソラーロとは本来経糸が赤色で緯糸が緑のもので角度によって色の見え方が変わります。
ビジネスシーンではやや使いにくいソラーロですがトーンの違うブルー系糸を使ったものはビジネスシーンでも使いやすいためおすすめです。歴史的な背景もあって夏にピッタリと生地です。

※2.春夏生地で多く見られる3種類の原料を使った生地。ウールとリネンとシルクといった組み合わせがある
秋におすすめの生地選び
暑かった夏から気温が下がりはじめる季節です。夕方から夜にかけて冷え込むこともあるので防寒性も考慮しましょう。
- 生地の重さ・・・やや重め(目付260g/m〜300g/m)
- 生地の厚さ・・・やや厚手
- 生地のトーン・・・暗めのトーン(ネイビー、チャコールグレー)
- 生地の素材感・・・サキソニーなど※3
サキソニーといったやや温かみを感じるものがおすすめです。色は落ち着きのある暗めのトーンのものを選ぶとよいです。中でもブラウンが秋の季節感を非常に出してくれます。
重厚感や温かみを出すことによって秋らしさを出すことができます。

※3.生地を縮める加工が施されているのが特徴的。毛羽を刈り取るため薄く柔らかめの生地感
冬におすすめの生地選び
気温の低い冬は寒さから身を守ることも非常に重要です。
- 生地の重さ・・・重い(290g/m〜)
- 生地の厚さ・・・厚い
- 生地のトーン・・・暗い
- 生地の素材感・・・フランネルなど
冬場は色のトーンが暗く重厚感を出すことがおすすめです。フランネルがおすすめなのは重厚感があり風を通しにくく冬場の機能性も高いからです。
防寒性を高めるために厚みのある生地になり防風性を高めるために生地の密度が高くなるため生地は重くなります。スーツの重量自体も増えるためサイズの合っていないものや仕立ての良くないものだと疲れやすくなるので注意が必要です。

清潔感を出すためにサイズと靴を意識する
おしゃれなスーツに清潔感は欠かせません。季節感をどれだけ上手く取り入れていようと清潔感が欠けていると洗練されていない、野暮ったいという印象が先行してしまうからです。
清潔感を出すためのポイントを「サイズ」と「靴」に着目して解説していきます。
大きすぎる、タイトすぎるスーツは避ける
大きすぎるスーツとタイトすぎるスーツでは大きすぎるスーツは必ず避けましょう。野暮ったさが出てくるためおしゃれなスーツスタイルにはなりえません。
タイトすぎるスーツも野暮ったさが出ないという点では良いのですがやや若すぎる印象になります。適切なゆとりをとったサイズでスーツを着ることでよりおしゃれな着こなしをすることができます。。
靴はきれいな状態を保つ
意外と見落としがちなのが靴です。足元は目線が行く場所でもあるので重要なポイントです。
色があまりにも抜けてしまっている靴やキズがあまりにも多い靴は避けましょう。
靴の修理を受けているお店であれば靴をきれいにしてくれるサービスを提供しているケースが多いですし、靴磨きを専門にしているお店も増えてきています。一度相談すると自分の靴が劇的に変化するのでとてもおすすめです。
適正サイズと季節感を取り入れておしゃれにスーツを着こなそう
適正なサイズで季節感を取り入れることでよりおしゃれにスーツを着こなすことができます。
季節感については春と夏、秋と冬は似ている部分が多いので春夏のスーツ、秋冬のスーツと分けることもおすすめです。
少しずつ季節感を取り入れるなら春と秋で解説した特徴を取り入れた着こなしがいいでしょう。それぞれ夏と冬でも使いやすく着用できる期間も長いです。
適正なサイズでスーツを着ることでマイナスな印象を与えることを回避できます。洗練されたスーツを着こなすために程よくゆとりをとったスーツを着こなしましょう。
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