フレンチシックとソロテックス
皆さまこんにちは。
いつもブログをご覧いただき、ありがとうございます。
大阪・京都のオーダースーツサロン サルトクレイスです。
外出自粛制限が発令された都道府県があるなか、こちら京都では紅葉狩りのツーリストが多く、感染拡大が心配です。
今回は最近のトレンド傾向にある「フレンチシック」にピッタリなシャツ生地と、高い機能性を持つ「ソロテックス」のシャツ生地をご紹介いたします。
フレンチシックはパステルで!
甘くややブルーがかったピンクカラーです。
少しブルーのニュアンスが入ることで、ネクタイとのコーディネートがグンと合わせやすくなります。
スーツでは、グレーやネイビーはもちろん、ベージュやブラウンと合わせるだけで、これまでと違ったソフトな印象を与えてくれるでしょう。
ネクタイはヴィンテージ調やペイズリーなどコントラストのはっきりしたプリントがおススメです。
こちらの生地は「ロイヤルカリビアンコットン」といい、その名の通りカリビアン諸島で採れた綿花から超長面繊維綿です。
糸1本1本をガス焼きし、余分な毛羽を除去しているため、染色性と発色性がとても良く、生地の表面がとても滑らかで綺麗です。
また、縦と横の糸の打ち込み本数を大幅に増やすことで、ツヤとハリが出てドレープ性に富んでいます。
120番手よりソロテックス!?
一般にシャツ生地を評価するのに、「番手」という糸の太さを表す単位を使うことが多いです。
例えばオックスフォードなどのカジュアルな生地は40~60番手ぐらいでしょうか。
ドレスシャツなどに多いブロード生地は90番手以上といわれています。
この数字が高くなるほど糸が細くなり、光沢感とソフトさが増していきます。
今回初めて「ソロテックス」素材をオーダーいたしましたが、この際立つ素材感に大変驚き、高い機能性によるケアのしやすさにもう一度驚いた次第です。
「SOLOTEX(ソロテックス)」は「PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)」と呼ばれる特殊なポリエステル素材を使用しています。
このPTTは、通常のポリエステル素材とは分子構造が異なり、螺旋状の分子構造をしているので、バネのようにしなやかな動きをとることができるのです。
一般的なストレッチパンツなどに使用されている「ポリウレタン系」のストレッチ素材と比べると、型崩れや洗濯によって起こる経年劣化が遅いなどの特徴を持っています。
化学繊維であることを忘れるほどのソフトな質感と着心地があり、ウールのスーツやシルクのネクタイをコーディネートしても、なんの違和感もございません。
また、高いストレッチ性から腕の動きにもストレスが無く、優れた形態回復性により洗濯後もほぼほぼノーアイロンです。
タイトル通り、120番手の生地と何ら遜色なく、その高い機能性からむしろ上回っていると言えそうです。
「ロイヤルカリビアン」と「ソロテックス」どちらもカラーと柄をバリエーション豊富にご用意がございます。
一度店頭にてご覧いただければと存じます。
ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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