ロロピアーナのオーダースーツがVIPを虜にする理由
最終更新日:2021年7月1日
ロロピアーナというブランドをご存知でしょうか。
数多くのVIPや著名人を顧客に抱えるイタリアの一流ブランド、日本でもそうそうたる著名人が着用しています。
国内のみならず、世界中のVIPを虜にするロロピアーナがなぜ評価されるのか、ブランドの歴史や物作りのポリシーを踏まえ解説いたします。
目次
ロロピアーナ(Loro Piana)とは
ロロ・ピアーナ(Loro Piana)とは、1924年創業のファッション大国イタリアを代表するブランドです。
創業者のピエトロ・ロロ・ピアーナ氏により、最高級のカシミヤとウールを取り扱う生地メーカーとして歴史はスタートしました。
創業から現在に至るまで、最高級の生地を提供し続けるロロピアーナ社は世界中のセレブから愛される一流ブランドとして君臨し続けています。
ゼニア、デルフィノと並び、世界三大ミル(織元)に数えられるロロピアーナが2013年にルイ・ヴィトン(モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン)グループの傘下に入ったことで、より多くのセレブリティに認知されるブランドとなりました。
ロロピアーナがVIPを虜にする理由
数ある一流ブランドの中でも、ロロピアーナがなぜVIPを虜にしているのか。
最上級のフォーマル感と極上の快適さ、これらを両立できるのがVIPを虜にするロロピアーナたる所以。
どこに着て行っても、誰と会う時でも恥をかかない高級感と、着用していて気持ちが良い、ポテンシャルを持つのがロロピアーナです。
一度体感すると戻れない極上の肌触り
ロロピアーナの最大の特徴は、生地の柔らかさです。
原毛の繊維が細ければ細いほど肌触りがしなやかで高価な生地になります。
ウールの最高種メリノウールから採れる毛足の長い糸のみを採用しているため、製品となった生地は極上の肌触りを感じられます。
一度体感すると「ロロピアーナしか着れない」と錯覚してしまうほどのしなやかさがVIPを虜にする理由の一つです。
誰が見ても高級生地とわかる圧倒的なツヤ感
ロロピアーナのもう一つの特徴は、圧倒的なツヤ感です。
肌触りの良い生地であれば、必然的に光沢感も向上します。
数あるコレクションの中でもタスマニアン(Tasmanian)は、光沢感を味わえるロロピアーナの主力商品のひとつ。
時代と共に進化し続けるタスマニアン、2021年S/Sからは長らく続いたSuper150’からSuper170’sへとアップグレードし更なる進化を遂げました。
スーツに詳しくない人が見ても、「高級なスーツだ」と思わせるほど圧倒的な光沢感がロロピアーナにはあります。
実際にロロピアーナでスーツをオーダーした感想
過去にロロピアーナのオーダースーツを仕立てた経験があります。
ロロピアーナのタスマニアンシリーズを一言で言うと、誰が見ても「良いスーツですね」と思わせるクオリティです。
しなやかな肌触りと圧倒的なツヤ感は当然ながら、実際の重量より軽く感じました。
仕立ての良いオーダースーツほど軽いと言われますが、ロロピアーナで仕立てたスーツは今まで仕立ててきた中で最も軽く感じます。
遊び着としてもロロピアーナは超優秀
ここまでドレスアイテムに着目してきましたが、カジュアルシーンにもロロピアーナは健在です。
夏はリネンやコットン、冬はウールをはじめロロピアーナの代名詞とも言えるカシミヤなど、様々な素材を展開しています。
2021年の春夏用に私が実際に仕立てたオーダージャケット、ロロピアーナのLINEN TWEED(リネンツイード)です。
※三者混(ウール71%・シルク16%・リネン13%)
LINEN TWEEDという名の通り、ツイードの無骨さを保ちつつ、着用時には軽くて柔らかい上質な生地であることが体感できます。
エイジングを楽しめるのもカジュアル素材の醍醐味、5年後10年後と育てていくのが楽しみです。
こちらは約10年前に仕立てたロロピアーナ、当時はチノパンやデニムに合わせて着用していました。
裏地にチラッと若気の至りを感じるとともに、20歳そこそこながら背伸びして仕立てたのを思い出させてくれるアイテム。
体型が変わってしまった(贅肉がついた)ためサイズが小さくて着れませんが、経年変化を楽しめるオーダージャケットです。
オンオフ共に最高クラスのクオリティ
ドレスからカジュアルまで幅広い商品展開をしているブランドは数多く存在しますが、ロロピアーナほどオンオフ共に最高クラスのクオリティを誇るブランドはそう多くはありません。
ロロピアーナ社が掲げる「最高の製品のみを保証する」というポリシー通り、提供する全ての製品が最高クオリティです。
VIPが安心して買い物ができるのもロロピアーナが評価される理由の一つ。
圧倒的なツヤ感と肌触りを体感できるドレススーツは、ぜひ一度体験していただきたいです。
私は背伸びしながらドレスとカジュアルをどちらも体験しましたが、カジュアルを仕立ててこそ通なロロピアーナの楽しみ方だと思います。
5年後10年後が楽しみなロロピアーナを育ててみませんか?
オーダースーツ専門店 サルトクレイス
近藤