イタリアを代表する老舗メーカーデルフィノでオーダーする
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
皆さまこんにちは((´∀`))
本日はサルトクレイス 梅田ブリーゼ店よりお届け致します。
さて、本格的な冬となり、インフルエンザなども流行りだしています、
体調には十分お気をつけて今年の残りをお過ごしくださいね!
突然ですが皆さまはスーツをオーダーする際、どのようなことに重きを置いていますか。
デザイン?シルエット?重さ?着心地?などなど個人個人いろいろと思われることがあると思います。
これは私ごとですが、スーツやテーラーメイドの洋服に於いて、重要だと思っている点がふたつあります。
ひとつは【良い仕立てであること】
そのひと個人にあったサイズ感で、体のくせなど細部まで考慮し、熟練の職人が作りあげるスーツです。
もうひとつは【上質な生地で仕立てる】
☝ここが実際にスーツを注文する際にかなり価格の振れ幅が大きいところであり、仕上がったスーツの出来栄えが見違えるように変わります。
(※具体的にどんな生地が良いかは、こちらの記事も合わせてお読み頂ければと思います)
やはり上質な生地と聞いて、皆さまが真っ先に思い浮かべるのはイタリ産の生地やイギリス産の生地ではないでしょうか。
これはスーツに対してお詳しい方でなくとも、ご存じの方が多いのではないでしょうか。
そのなかでも、やはりイタリア生地のゼニア/カノニコ/ロロピアーナといった生地メーカーは日本でも圧倒的知名度を誇っています。
なので本日はそれ以外のイタリア生地(他にも書ききれないほどありますが……..)
そのなかでもイタリアの高級服地メーカー【デルフィノ】というものにフォーカスを当ててみたいと思います。
私どもテーラーの業界においてはデルフィノ、デルフィノと呼ばれていますが、正式には「フラテッリ・タッリア・ディ・デルフィノ」
という名前です。長いですよね。。笑
このデルフィノ社が作り出す生地はロロピアーナ、ゼニアと肩を並べる程で世界的にも最高級と呼ばれています。
聞きなれないのは恐らく、ゼニアやロロピアーナなどは日本の既製服にも良く使用されていますが、デルフィノには日本法人が無いこともありオーダーなどでしかあまり目にしないからだと思います。
それでは実際にこのデルフィノの生地にはどういった特徴があるのでしょうか。
もちろんその最高級と言われるにはそれなりにワケがあります。
20世紀初頭に創業以来、高級素材を使用した織物を得意とし、
高番手使いのウールや、シルク・カシミアなどの高級素材を生産することをポリシーとしているからです。
そして製糸から織りまで一貫体制のもとで生地を作りあげているそうです。デルフィノの大きな特徴としてあげられるのが、
いかにも繊細そうで高級な見た目なのに、丈夫な耐久性を兼ね備えている点だといわれています。
こちらは実際に当店で販売しているデルフィノの ナポリというモデルの生地ですが、 イタリア南部の街ナポリをイメージした発色豊かでメランジ感がある生地やランダムで力強い表情を備えた柄生地など、
多彩なニュアンスのファブリックスが揃い、スーパー130s’を始め、上質な原毛を用いた生地が揃っています^_^✨✨
またイタリア人らしいセンスの良い柄をデザインするのもデルフィノの強みで、手触りもよくコシのある生地ですので、
休日のジャケパン使いに置いてジャケット生地として、
ご検討して頂くことも大変オススメ致します!
靴やカバンなどの革製品も然りですが、
スーツに関しても同じことが言え、やはり、高価な生地にはそれに見合うだけの生地本来が持つ美しさを秘めており、
モノとして仕上がって際にも大変素晴らしいものとなります。
日本ではゼニアやロロピアーナと比べるとまだまだ知名度は低いデルフィノですが、オーダースーツをご検討の際にはいち選択肢のひとつとして是非ともご検討頂ければなと思います。
いつも最後までお読み頂きありがとうございます^ – ^
それでは本日はこの辺りで失礼致します。
サルトクレイス 梅田店
浦野