オーダースーツをさらにかっこよく見せる方法

みなさんこんにちは。
いつもブログをご覧頂きありがとうございます。
大阪・京都のオーダースーツサロンサルトクレイスです。
大阪の谷町本店よりお届けします。
職業柄か街を歩いているとスーツが良く目に入ります。ジャストサイズで着ている方、細目で、ゆったり目で着用されている方、サイズが合っておらずだらしなくなっている方など様々です。しかし、一番スーツスタイルが残念に見えてしまうのは靴です…。
足元は目が行きやすい
「おしゃれは足元から」と言われるようにコーディネートにおける足元、つまり靴はかなり重要になります。完璧なサイジングのスーツであっても足元の気を抜くと一気にかっこ悪く見えてしまいます。気をつけるべきポイントを整理しましょう。
靴は一番下に位置する
冒頭から何当たり前のことを言っているんだと自分でも思いますが重要なポイントです。色に関係します。簡単な合わせ方がパンツ色より暗い色を使うということです。もちろん敢えて明るい色を使う着こなしもありますが、このポイントを抑えておくと良いでしょう(そもそもビジネスで使う色などは限られますね)黒の靴は暗い色なので特に気にする必要はないです(なんたって最も暗い色!)難しいのが茶色の靴。ダークブラウン、ライトブラウンなど多彩な色味があります。濃紺やチャコールグレーにはダークブラウンを明るめのネイビーやライトグレーにはライトブラウンを意識するとバランスが取りやすいです。チャコールグレーなどにライトブラウンの靴はもちろん間違いではないのですが、少し安定感に欠ける印象に。コントラストも強くなるので余計ですね。靴の色はパンツの色より暗い色が取り入れやすいです。


イタリア的色合わせ アズーロ・エ・マローネ

大人っぽさが際立ちます

軽快さが出ます
スーツに合わせる靴のデザイン
ここの項目はかなり個人の好みが含まれていますが、ご了承ください。
私は生涯黒靴と決めているので(浮気するかはわからないですが)そちらの写真で紹介しながら見ていきましょう(優しくお付き合いください)

定番の黒とストレートチップです。冠婚葬祭でも使えるので持っていて損のない(持っていたほうが良い)タイプです。一番カチッとした雰囲気を出してくれます。濃紺のスーツやチャコールグレー、ミディアムグレーとビジネスシーンに合わせやすい靴です。紐はしっかりと締めるのがかっこよいです。ですが、締めるのが面倒だったりしますよね(私もそんなときはあります)そんな人におすすめなのはこちら。

ダブルモンクストラップの靴(例によって黒です)です。いわゆるスリッポンタイプの靴です。紐で調整しないので締める作業が省かれます。バックルが二つついているタイプがこちらのダブルモンクで一つのものがシングルモンクと呼ばれています。デザインは好みになります。つま先のデザインが入っていないものもしくは画像のようにストレートチップと同じようなつま先のものがカッチとしているのでスーツには合わせやすいです。歩きやすさなどを考えるならツーシームタイプやUチップなども良いですね。
最重要ポイント
ここが最重要ポイントです。色より、デザインより重要です(もちろんこれらの要素も重要です)一番は靴の綺麗さです。上質なものであるかどうかではなく、綺麗な状態であるか、汚れが目立つ状態でないかです。革の質よりも重要です。目立つ足元が汚れているとそれだけ全体の印象に影響を与えます。本革であればクリームなどを使ったケア、最低でもブラシを使ったほこり落としを。合皮であれば乾拭きを時々してあげると良いです。綺麗な足元でスーツスタイルを引き締めましょう。
総括
今回は簡単にスーツスタイルを格上げする靴についてお話しました。靴のソール(底)についてや紐、作り方など靴についてはもっと細かいポイン卜がありますが、今回はここまで。最も重要なのが綺麗な状態を保つことと覚えておいてください。靴のデザインや色(好みがなければ黒か濃い茶色)、革の質より優先してください。興味が出てきたときには革の質は面白い分野ですが、手入れが大変です(必須事項です)とりあえずであれば安い靴でも(本革でも合皮でも)綺麗な状態を心がけましょう。
もちろん靴を含めたコーディネートの相談も受けております。お気軽にご相談ください。スタイリスト毎に傾向があるのも面白いのでその紹介も企画してみようかなと(需要があるかな)
今日もお付き合い頂きありがとうございます。