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一芸は道に通ずる

 今回の製作テーマとしましては「IVY」と「モダンジャズ」の起源から探り当て、現代にアップデートするには何が最適かを汲み取りました。戦後に占領の中心となりました「横浜」はアメリカ文化に非常に密接した街であり、1940年代には「ジャズ喫茶」が復活しました。やがて真新しい服飾文化として「IVYスタイル」がモダンジャズのレコードから普及しました。

 1920年代からスーツはジャズバンドの「正装であり正義」となり、スーツは仕立てて作るもの、という装いの原点がありました。(ジャズシンガーのテッド・ルイスもその一役を担っておりました)
 そういった文化背景の中で日本の学生の間では「ハリウッド・スタイル」という肩幅をあえて広く、1釦が主流でまるでマディスン・アヴェニュの装いである、とも言われており都会的な幻想と夢が交差したジャケットスタイルでした。

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 今回のテーマでもある「一芸は道に通ずる」という諺(ことわざ)。ひとつの芸をつきつめたものは他分野でも貫き、道理を身に着けるという解釈になります。
 歴史的なカルチャーを深めた上でどういった紺ブレが単純に心地が良いか、またご年配の方々にも楽しんでもらえるのかを切り取り、判断させて頂きました。袖付けは柔軟で有ることと、1釦の様な腰位置に釦を配置する事で股上も深めなクラシックのトラウザーズにも相性が良い利点があります。

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前裾で絞りと調整を加えるナポリ仕立ての貫通ダーツも当時には無かったスパイスとして嗜んで頂ければと思います。
基本的にはナポリの工業製品に媚びないサルトリア仕立てが私自身の根っこを構築してきましたが、本質とカルチャーを突き詰めると、自ずと全てが交差していくのが音楽や服飾、芸術のもつ力ではないでしょうか。

着用頂いた皆様に、過去の映像や、時代の匂いを体感としてまたは、体験として受け止めて頂けたらと思います。

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