スーツ上下で色違いはあり?なし?マナーと着こなしをプロが解説
王道のビジネススタイルである「セットアップ」は上下同じ色のスーツを組み合わせるスタイルですが、
最近は上下色違いジャケットとパンツを合わせる「ジャケパンスタイル」も増えてきています。
ビジネスシーンにおいて、上下色違いのスーツはマナーとして大丈夫なのか気になる方も多いと思います。
今回は上下色違いのスーツの着こなしのポイントやマナーなどについて紹介します。
上下色違いのスーツはあり?なし?
時と場合にもよりますが、基本的にはありと言っていいと思います。
近年、オフィスカジュアルが推進されている企業も増え、スーツでの出勤でなくても大丈夫といった方も多いのではないでしょうか。
そんな方には、スーツの上下色違いのジャケパンスタイルなどは全く問題ないと思います。
ただ、企業によってはまだビジネススーツを着なくてはいけない、営業でお客様と会わないといけないといった方はジャケパンスタイルは不向きの場合もありますので、お仕事柄や着用シーンによってはNGとなってしまいますので注意が必要です。
ビジネスシーンで上下色違いのスーツを着用する際の注意点
上記でも少し触れましたが、着用シーンが本当に上下色が違うスーツを着て行っても失礼な場所や人ではないのかをよく考えることが大切です。
外部の方との打ち合わせやオフィスカジュアルの推進がされていない企業などは特に気にする必要があります。
TPOに合わせて、ジャケパンスタイルを楽しんで行くのが一番かと思います。
上下色違いのスーツの着こなしのポイントも紹介!
上下の色の合わせ方に気をつける
色味的に合う合わないが必ずあります。
派手な色のジャケットに派手な色のスラックスを持ってきてもおしゃれに見えることもありますが、かなり上級者向きのコーディネートになってしまうため、まずは合わせやすい色のジャケットをお持ちいただけたらと思います。
では合わせやすい色とはなんなのかをご説明して行きたいと思います!
- ネイビー(紺色)
ネイビーでも少し暗めなネイビーのジャケットをお持ちいただくと、グレーのスラックスやチノパン(ベージュ系)でも合いますし、白色のスラックスでも夏などは季節感があり涼しげに見えます。
ちょっと変わった合わせ方なら、ダークグリーンやこげ茶なども合わせていただくと大人の雰囲気の中にも少し遊び心のあるコーディネートになります。
暗めのネイビーのジャケットはあるだけでたくさんの合わせ方ができるのでジャケパンスタイルをしてみたいといった方はまずはネイビーから考えてみてはいかがでしょうか。
もちろんワイシャツやネクタイも合わせやすいのでそういった点でもおすすめです!
- グレーとブラウン
グレーとブラウンは上下セットで着る方が個人的にはかっこいいと思いますが、ネイビーの次に合わせやすい色はこの2色かと思います。
グレーのジャケットにブラウンのスラックス、ブラウンのジャケットにグレーのスラックスでももちろん合うと思います!
ブラウンであればスラックスはベージュ系の薄めの色と相性がいいです。
グレーは黒やチノパン、白のスラックスを合わせていただくとおしゃれにまとまると思いますので是非、参考にしていただけたらと思います。
グレーは、ジャケットは明るめのライトグレーやミディアムグレーが暗めの色のスラックスと合わせやすいと思いますので気持ち明るめの生地でお仕立てしてみてはいかがでしょうか。
スラックスは逆にダークグレー(チャコールグレー)が大人の雰囲気にまとまると思いますので、暗めを選んでいただくとジャケットが少し派手でも収まりよくまとまると思います。
色の合う合わないを間違えてしまうと、かなり不格好に見えてしまうので適当に合わせることは絶対に避けるべきです。
基本的には、明るめの色や柄の入ったジャケットに色の濃い無地のスラックスを合わせると色の選択さえ間違わなければなんとか着こなせることはできます。
ベルトと革靴の色を合わせる
スーツを正しく着ると言ったことに関して、ベルトと革靴の色を合わせることは常識と言ってもいいぐらいかと思います。
ベルトが黒なら革靴も黒、茶色なら茶色で合わせる。
スーツではなくてもプライベートのカジュアルな服装の時でも合わせていただいた方がいいかと思います。
スーツは基本的に色の統一は不可欠なことだと思いますので、統一させることを意識してみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は上下色違いのスーツの着こなしのポイントやマナーなどについて紹介いたしました。
TPOに合わせて、ジャケパンスタイルを楽しみましょう。