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レディースオーダースーツの『傾向と進化』

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あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウィルスによる経済の影響や社会生活の変化に日々追われ見通しのつかない1年でした。

年始からの成人式オーダーも例年より分母は下がり、式典・セレモニー需要も動きの鈍いサイクルが続きましたね。

それでも時代の変化には対応していかなければならないドレススーツ。

その中でも本日はレディースオーダースーツの変化とこれからの進化について。

目次

テイストが存在しなかったレディーススーツとは

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これまでの国内におけるレディーススーツと言えば主に既製品が主役の動き方が一般的でした。

日本では1号3号5号7号、、、、、の奇数展開がメインにヨーロッパの体格差とは異なったサイズ展開を陳列し、インポートショップでは偶数サイズの展開がチラホラあったかと存じます。

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1つ釦のショート丈や、2つ釦のベーシックなモデルを基準に比較的タイトでストレッチ性の高い、レディーススーツが一般的なビジネスラインかと思います。

またディテールに関しては短丈でセンターベントを採用したスポーティーでアメリカの要素を取り入れていた為、一般客の女性はその仕様がメインの認識になっていたと思います。「細身である事」「スタイリッシュであること」が「常識」であったのでしょう。

接客をしていて「え?サイドベンツ?」「女性も選ばれる方いらっしゃるんですか?」などの質問が多いのはそういった背景が考えられます。

これまでのレディースオーダースーツの傾向

ここ10年のレディースオーダースーツは女性のキャリア進出、30代、40代の産後の社会復帰も含めて「オーダースーツ」に需要が高まって参りました。

ではなぜ?そういった傾向になったのでしょうか。

様々な仮説や実証が繰り広げられてきたこの流れですが、大きな要因は、30代、40代以降の体型や変化に見合ったレディーススーツのディテールやサイズ展開があきらかに少なく、「結婚したら家庭に入る」という昔の凝り固まったアパレルの体制が尾を引いていたのでしょう。

男性社会のカテゴリーでのオーダースーツには買い方や仕立てに詳しい方も多いですが、既製品がメインの認識のレディースはオーダー受注のズレが多く残っているのも現状です。

クラシックや仕立てに拘る、というよりは、デザインが主体になり裏地やボタンの選定を好まれる傾向にあるのも納得の動きですね。※ヨーロッパでは仕立てが重視デスガ、、※

変化と進化のレディーススーツ

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近年はジャンダーレスやエフォートレスといった転換期のキーワードが多く飛び交っております。

ダブルブレストの受注が飛躍するのも、こういった時代の動きと息抜きをしたサイジング、メンズライクなディテール、色彩とマテリアルに再注目されているからでしょう。

メンズではクラシック回帰の定着と英国調の波及が多いのはご周知かと思いますが、レディースに至ってはそこまでストイックな動きはありませんでした。

今年は少しずつギアが上がり、ビジネスではアメリカントラッドの要素も多く、女性が纏うメタルボタンやネイビーブレザーにも需要は高まっていきますね。

また下のスタイルアップ写真のように嗜好品としてのニーズも遅れてやってきそうですので、国内ではフィッターのメジャーリングの幅も広げなければ対応は困難になります。

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いかがでしたでしょうか。

時代背景と共にレディーススーツも小刻みに変化しております。

既製品や機械化された日本のオーダーシステムに飽きてしまったお客様や、これからオーダーをご検討の皆様にも十分対応致しますのでいつでもご来店下さいませ。























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