ショーン・コネリーさんご冥福をお祈りします
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大阪・京都のオーダースーツサロンサルトクレイスです。
2020年10月31日に俳優のショーン・コネリーさんが亡くなられたというニュースを目にしました。
世代ドンピシャではありませんがやはり『007』シリーズを始めとして数多くの作品で出られていました。
その中でもやはり『007』シリーズは記憶に残っています。
ショーン・コネリーの『007』
近年ではダニエル・クレイグの『007』がトレンドを牽引している「トム・フォード」監修で注目を浴びていました。
細めのラペル巾に細いネクタイが特徴的です。Vゾーンも深く、スタイリッシュでエレガント、色気のあるスタイリングです。
対してショーン・コネリー演じる007は
クラシカルな雰囲気です。しかし、ラペル巾が極端に太いというわけはなく(むしろ細め)注目すべきはゴージライン(上衿と下衿のつなぎ)の低さです。低めで落ち着いた印象を持ち合わせています。合わせているシャツはワイドカラー、カフスはダブルカフスを多用している印象です。カフスは他にもカフス巾が長いもの、とりわけカフス釦が3つ付いているものを愛用していました。
スタイルとして定着しており唯一無二のかっこよさを持っています。
パンツも太すぎず細すぎずでテーパードシルエットではなくストレートシルエット。生地の落ち感がきれいに出て美しいラインを描きます。
現代の007との違いとしてわかりやすいのは生地感の違いも挙げられます。やはり現代的な007はイタリアの緯糸が単糸の柔らかめなものが多いですね。比べてイギリス製のものが使われていた時代の007は重厚感ある生地が多いです。
007に憧れる中でも様々なスタイルがありますね。これからも007に学び一つのスタイルとしてご提案していこうと思います。
ショーン・コネリーさんご冥福をお祈りします。
サルトクレイス谷町店 髙橋