ゼニア生地の一覧【種類からランクまで全網羅】
ゼニアの生地の種類ってどのくらいあるの?ランクとかあるのかな?
そんな疑問を抱えている方も多いはず。
この記事では、現役テーラーが、ゼニア生地の一覧をまとめていきます。
種類はもちろんランク毎に分けていきますので、ぜひスーツ作りの参考にしてみてください。
ゼニア生地(画像をタップしたらジャンプ)
Trofeo
トロフェオ
LOOP
ループ
15Milmil
15ミルミル
Traveller
トラベラー
Traveller Silk
トラベラーシルク
ELECTA
エレクタ
Trofeo Cashmere
トロフェオカシミヤ
14Milmil
14ミルミル
Heritage
ヘリテイジ
Cool Effect
クールエフェクト
Tropical
トロピカル
AMEZING
アメイジング
Trofeo600
トロフェオ600
SHANG
シャン
High Performance
ハイパフォーマンス
BIELMONTE
ビエルモンテ
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なぜゼニアの生地は支持されるのか【他メーカーにはない3つの特徴】
ブランドに名を残すエルメネジルド・ゼニア氏は、物作りに対してストイックです。
ゼニアの生地は「世界で最も美しいものでなければならない」と考え、独自の厳しい基準を設けています。
オーストラリアの契約農場で飼育される羊から、脇と肩の高品質な部分のみしか使わないという徹底ぶり。
世界中の生地メーカーで最も贅沢な買い付けをしているゼニア社。
長きにわたり世界最高峰に君臨し続けるゼニア生地にしかない特徴を3つご紹介します。
① 圧倒的な光沢感
ゼニア生地の最大の特徴は、圧倒的な光沢感です。
スーツに興味のない方が見ても一目で「良いスーツだ」と分かるほど。
テカテカしてしない、上品で奥行きのある光沢がゼニアの特徴です。
② 極上の肌触り
2つ目の特徴は、肌触りが極上です。
生地を触り比べても違いはわかりますが、スーツになって着用するとより心地よさを体感できます。
2021年秋冬用に、初めて私もゼニア生地でジャケットを仕立てました。
実際に着用してみてゼニア生地の極上の肌触りを身に染みて感じました。
③ 生地の絶妙なコシ
3つ目の特徴は、生地の絶妙なコシです。
絶妙なコシとは
強い光沢感となめらかな肌触りが特徴の生地は、基本的にコシが伴いません。
ゼニア生地には高級感ある風合いを損なわないコシも両立します。
シルクのスカーフなどを想像いただければわかりやすいかと。
トロンとした生地はシワが付きやすくハリ・コシとは無縁です。
ゼニア生地はトロンとした風合いと、シワくちゃになりにくい絶妙なコシが共存しています。
ゼニア生地の一覧【種類まで全網羅】
ゼニア生地には魅力的なコレクションが多数あります。
世界中のセレブリティのどんな要望も叶えるラインナップをご紹介します。
春秋冬のゼニア生地
夏を除くスリーシーズンに適応可能な快適素材。
クールビズ導入企業にお勤めの方に最もオススメなラインナップです。
Trofeo(トロフェオ)
イタリア語で「トロフィー」を意味するトロフェオ。
ゼニア社が「世界の生地メーカーで最も贅沢な買い付けをする」と言われる理由、実はこのトロフェオにあります。
エルメネジルドゼニア社は毎年、その年に最高級の原料を供給した牧場主にトロフィーを授与します。
このトロフィー制度に基づいて買い付けられたスーパーファインメリノウールがトロフェオに使われています。
軽量でありながら他を圧倒する光沢感と極上の肌触りは、このトロフェオでしか体感できません。
看板商品トロフェオは、ゼニアを知る上で外せない最高級素材です。
LOOP(ループ)
ゼニア社のサスティナブルな取り組みとして発表されたのがループです。
LOOP(=循環)という名の通り、これまで廃棄されていた原毛を用いて織られます。
ウールの原毛には脇と肩部分しか使わないゼニア社、最高品質の裏に廃棄される羊毛も少なくありません。
ゼニア社は高品質を破棄し、最高品質のみを使用しているのです。
破棄されていた高品質な羊毛を加工、リーズナブルな価格帯で提供しています。
SDGsが重要視される昨今、ゼニア社が出した回答がこのループです。
15Milmil(15ミルミル)
ゼニア社の生地で最上位に君臨するのがこの15Milmii。
契約農場で採れる15ミクロン(Super170’s相当)の希少な極細番手を使用して織られます。
ウール素材でありながら「カシミヤのようだ」と評される15Milmil。
着用感を忘れさせる軽量感に、超一級の光沢感が合わさった最高品質の素材です。
15Milmilは、世界最高峰のゼニア社の最高傑作と言えるでしょう。
15milmilコレクション一覧
チェックのバリエーション
Fabric No.2690/4954〜2690/4974
上質な生地だからこそ、少しの遊びを必要とする。グレンチェックのオーダースーツは、現代のビジネスシーンにおいて重宝する1着になる。
ストライプのバリエーション
Fabric No.2690/5055〜2690/5072
ビジネススーツの王道、ストライプ。主張しすぎない品のあるストライプは外せない。
バーズアイのバリエーション
Fabric No.2690/2694〜2690/3921
無地にも表情を与えるバーズアイ柄。堅苦しくならない柔らかい印象となる。
ホップサップのバリエーション
Fabric No.2690/0227〜2690/0228
こちらも無地に表情を。
ブレザーとしても用いられるホップサックは、オンオフ兼用の万能アイテム。
ヘリンボーンのバリエーション
Fabric No.2690/0383〜2690/0376
織による光沢感が上品なヘリンボーン。
年齢問わず人気の定番柄。
無地のバリエーション
Fabric No.2690/0202〜2690/4903
上質な生地であるからこその無地。
素材本来の表情と光沢感を味わえる極上の1着。
オールシーズン対応のゼニア生地
オールシーズン対応できるゼニア生地があります。
真夏と真冬の数ヶ月は我慢が必要ですが、1着あればシーズン長く着用できる万能素材です。
Traveller(トラベラー)
ゼニア生地の中で最もビジネス向きと言えるのがトラベラーです。
Traveller(=旅行者)という名の通り、出張の多いビジネスマンをターゲットとしています。
トラベラーの最大の利点は、シワのなりにくさ。
防シワ性はもちろん、一晩ハンガーに掛けておくと翌朝にはシワが回復する効果も期待できます。
ダブルツイストという縦糸・横糸ともに双糸で作られ、ハリ・コシのある丈夫な生地感は耐久性も高いです。
トラベラーはゼニア生地で初めてスーツを仕立てる際のファーストチョイスとして人気です。
硬質感と適度な軽快感
生地を手でギュッと握った際、やや弾力のある(戻ろうとする)生地感です。
感度の高い方なら目視でもその硬質感をキャッチできるかもしれません。トロトロで柔らかなウールの質感がお好みの方には引っかかる点でしょう。
トラベラーは春夏、秋冬ともに目付250g/m前後のウール。
オールシーズン向けの生地です。
実際にスーツとして仕上がって袖を通した時、硬さや重さはあまり気にはならないでしょう。
ここら辺の感覚は、生地だけに依存すると言うよりも、仕立てや縫製の要素が大きく占めます。
また対角線方向にはナチュラルなストレッチが感じ取れます。
いわゆる「良いスーツ」「高級スーツ」を体感しやすい部分、光沢があります。
トロッとした水っぽい光沢感というよりはハリを感じるような光沢感です。
同じ光沢でもこの硬質感は好みが分かれるところです。
機能面を兼ね備えた中でのこの光沢感は秀逸です。
パッと見でも高級感、良いスーツだなというのがわかります。
ギラギラな光沢ではありませんから、品格も担保されています。
トラベラーは年々改良進化しています。
昔のトラベラーと現在では光沢感や生地感が異なります。
テーラーさんによっては現物でストックされているトラベラーや、ヴィンテージのものなどは現在と少々光沢の度合いが異なる可能性があるので注意が必要です。
高級スーツ生地の代名詞、ゼニア「トロフェオ」、ロロピアーナ「タスマニアン」などと比較するとその機能面はやはり優秀です。
結果として多少雑な着方になってしまった場面でも「トラベラーだしそこまで神経質にならなくていいや」と思えてしまうポテンシャルです。
とはいえ、”スーツ(服地)”であることはかわりません。
優秀だからとトラベラーばかり連続着倒してしまうとやはり消耗には耐えられません。
着数を用意し、ローテーションして着回すのが基本です。
その中で日々のケアをラクに、ちょっとしたデリケートな場面でも機能性で乗り越えられるのがこのトラベラーの魅力です。
Traveller Silk(トラベラーシルク)
ビジネス向きのトラベラーに、シルクをブレンドしたのがトラベラーシルクです。
トラベラーのダブルツイスト糸にソフトなシルクを巻きつけた上品な光沢感が特徴です。
ビジネスユースし易い生地でありながら、ラグジュアリーテイストを感じさせる極上素材。
秋冬に対応できるゼニア生地
秋冬の季節におすすめのゼニア生地をご紹介していきます。
ELECTA(エレクタ)
ゼニアの中で最も英国らしい生地と言えるでしょう。
イタリア生地の特徴でもある高級感ある光沢に、イギリステイストのシワになりにくさ、耐久性にも優れるコレクションです。
英国テーラーのリクエストにより誕生したエレクタは、仕立て栄えのするボリューミーな秋冬素材としての地位を確立しています。
エレクタはゼニア生地の中で最も重厚なスーツ素材として人気です。
Trofeo Cashmere(トロフェオカシミヤ)
ゼニアの看板商品トロフェオの名を引き継ぐトロフェオカシミヤ。
特徴はカシミヤを5%ブランドしたソフトな風合い。
ウール100%では表現の出来ない風合いと、カシミヤの防寒性を兼ね備えたコレクションです。
またトレンドライクなカラーリングもトロフェオカシミヤの魅力の一つ。
フランネル仕上げで季節感漂う上質なコレクションです。
14Milmil(14ミルミル)
15Milmilをさらに上回る極細番手を使用した14Milmil。
Super190’s相当の原毛を使用した柔らかく繊細な14Milmilは、最高級の秋冬向け素材です。
カシミヤに引けを取らない細番手の14Milmilはカシミヤと間違えるほどの柔らかな風合い。
そのしなやかさと肌触りは、世界最高級のチャイナカシミヤに匹敵すると評されます。
カシミヤよりリーズナブル、カシミヤより丈夫、極上のラグジュアリー感を堪能できるコレクションです。
Heritage(ヘリテイジ)
ゼニア生地の中で最も伝統を重んじるヘリテイジ。
1930年代のスタイルを基調に、当時の糸使いやデザインを現代風に復刻した素材です。
当時の素材は目付が重いのが特徴でしたが、現行のヘリテイジは見た目以上の軽さを体感できるコレクション。
細番手の原毛をふんわりと仕上げています。
ゼニアの長い歴史を感じさせるヘリテイジは通に人気のコレクションです。
夏に対応できるゼニア生地
夏の季節におすすめのゼニア生地をご紹介していきます。
Cool Effect(クールエフェクト)
夏用のゼニア生地の代表格と言えばこのクールエフェクトです。
最大の特徴は、太陽光を反射すること。
ゼニア社の最新テクノロジーを駆使して開発された特殊素材。
仕上げ段階で特殊なトリートメント加工を施すことで太陽光を反射します。
クールエフェクトのスーツは「体感温度を10度下げる」と言われ、真夏の猛暑でも快適にスーツを着用できます。
200g/m前後の目付と着用感を感じさせない軽さも夏用スーツ素材らしい仕上がり。
クールエフェクトは夏のビジネススーツとして最もおすすめです。
Tropical(トロピカル)
トロピカルはゼニア生地の一般的な夏向きコレクションです。
横糸は単糸、縦糸を双糸に使った平織りで通気性に優れた素材。
夏らしいサラッとした風合いと清涼感、シワになりにくいのがトロピカルの特徴です。
軽さと通気性を併せ持ち、比較的リーズナブルなコレクション。
トロピカルは自然な風合いを楽しめる生地として夏用スーツにおすすめです。
AMEZING(アメイジング)
アメイジング(=驚くべき)という意味を持つコレクション。
登場から瞬く間に人気コレクションの仲間入りをしました。
本来のスペルはAmazingですが、あえてaをeにすることでErmenegildo Zegnaの頭文字を主張しています。
アメイジングの特徴は、Super150’sの細番手を110番手の双糸へと太くすることで強撚性を加えていること。
強撚性のある生地は丈夫で吸湿速乾に優れ、夏向きの素材を言えます。
生地本来のストレッチ性に加え、クールエフェクト加工まで施したことでアメイジングな夏用素材として誕生しました。
ゼニア社の春夏生地の新定番として、アメイジングはおすすめです。
Trofeo600(トロフェオ600)
ゼニアの看板商品トロフェオシリーズの派生トロフェオ600。
トロフェオにシルクを15%ブレンドしたコレクションです。
トロフェオ600に使用される絹糸は、ウールに換算すると600番手(15デニール)という超極細の糸ということからこの名がつきました。
トロフェオが持つウール本来の光沢感と違い、トロフェオ600はシルクならではのラグジュアリー感が加わった生地感です
サラッとしたシルク混のトロフェオ600は、暑い夏も快適に、且つエレガントなスーツスタイルを実現できます。
SHANG(シャン)
ゼニア生地の他の夏素材とは一線を画すコレクション、シャン。
一般的に平織りが多い夏用生地は、光沢が控え目でチープな印象を受けられる方も多いかと思います。
シャンは夏用素材には珍しく綾織で織られており光沢感も抜群です。
ウールと光沢感に優れたシルクのブレンドなのも高級感を感じさせる魅力の一つ。
シャンは暑い夏でもスーツをドレッシーに着用したいという方におすすめのコレクションです。
High Performance(ハイパフォーマンス)
夏用のゼニア生地の中で、軽さと丈夫さを両立した最も使い易いコレクションと言えるでしょう。
ハイパフォーマンスの特徴は「涼しい・軽い・丈夫」と三拍子揃ったコレクションであること。
何度もねじり合わせた強撚糸を使用することでこれらの機能性を実現しています。
1980年代に誕生した歴史あるコレクションですが、現代でも試行錯誤のもとバージョンアップを重ねています。
年々進化を遂げるハイパフォーマンスは、常に時代の最先端を行く機能性生地と言えるでしょう。
BIELMONTE(ビエルモンテ)
ゼニア社のサスティナブルな取り組みとして生まれたビエルモンテ。
イタリア、ビエラ地方に広がるゼニア社の豊かな森林地帯はゼニアのオアシスと表現され、「オアジ・ゼニア」と名付けられています。
オアジ・ゼニア地区で飼育する羊の原毛を使用したコレクションのみビエルモンテとして世に出ます。
ゼニア生地の中で最も英国生地らしいのがこのビエルモンテ。
イギリス生地は強いハリ・コシが特徴ですが、ビエルモンテはイギリス生地以上のハリ・コシを感じる生地感です。
これまでのゼニア生地の常識を覆す革新的な生地です。
BIELMONTE
ビエルモンテとは
Ermenegildo Zegna ~エルメネジルド・ゼニア~社では、環境保護に取り組んでおり、今季の特徴はサスティナビリティを意識したものが増加。
イタリア、ビエラ地方に広がるゼニア社の豊かな森林地帯はゼニアのオアシスと表現され、オアジ・ゼニアと名付けられています。
オアジ・ゼニア地区で飼育する羊の原毛を使用したジャケット素材こそ、今季大注目のBIELMONTE~ビエルモンテ~
これまでのZegnaのコレクションにはなかった、ハードタッチが魅力的なファブリック。
生地の特徴
ゼニア社の新コレクション、BIELMONTEの最大の特徴は「とにかくコシが強い」ことです。
一般的にイタリア生地は柔らかく、イギリス生地はコシがあるものが多いです。しかしながら、英国生地をも凌ぐハリ・コシがあるのがこのビエラモンテ。
シワになりにくくハードに着用できる生地感は、
- 出張が多い営業マンのトラベルスーツとして
- 外回りの営業マンの戦闘服として
通気性にも優れるが、夏用として着用するには少し重めである。
生地の一覧
ゼニア社渾身のコレクション、BIELMONTE~ビエルモンテ~のコレクションを早速見ていきましょう。
今季らしいワイドピッチなチョークストライプ。チェック柄の流行から、ストライプへと移りつつあります。
もはや定番となったウインドウペン。少しの若々しさをプラスできる。
上質な素材だからこそ、無地で楽しみたい。大人の男性に大人気となっています。
英国らしい生地感に英国らしいグレンチェック。ゼニアとして貴重な風合いの生地。
生地の価格
Ermenegildo Zegna ~BIELMONTE~ のオーダープライスについてご案内。
ジャケットとしてはもちろん、セットアップとして優秀です。
- Orange Label ¥163,000-(税込)
- Blue Label ¥229,900-(税込)
- Black Label ¥473,000-(税込)
縫製レーベルについてはこちらをご覧くださいませ。
ゼニアのビエルモンテ、一度ご覧くださいませ。
これまでのゼニアの常識が覆ります。
ゼニア生地の一覧【テーラーが選ぶゼニア生地ランク】
テーラーが選ぶゼニア生地ランクをご紹介します。
「ゼニア生地でオーダースーツを仕立てるなら?」
コレクションによって特徴も様々ですが、あくまで個人の主観としておすすめの生地をランキング形式で発表します。
1位:Trofeo(トロフェオ)
1位はやはりトロフェオです。
数あるゼニア生地の中でも王様的存在、トロフェオをおすすめします。
贅を尽くした原料から織られた極上の生地は、トロフェオでしか得ることの出来ない高級感があります。
ゼニアのトロフェオで仕立てたスーツは、生涯で一度は袖を通してみたい男の憧れです。
2位:Traveller(トラベラー)
2位はトラベラーです。
最もポピュラーなコレクションと言えるのではないでしょうか。
ゼニア生地で初めてスーツを仕立てる際のファーストチョイスとして、安定のクオリティを誇ります。
イタリア生地らしい光沢感に、高水準の防シワ性が備わったビジネスマンに最適な素材です。
3位:Heritage(ヘリテイジ)
3位はヘリテイジをオススメします。
主観強めですが、実際にヘリテイジで2021年秋冬用のオーダージャケットを仕立てたことが順位に大きく影響しました。
クラシック感のある風合いがトレンドライクであるのも高順位です。
ソフトな生地感は実際にスーツとして仕立て上がると、より直接的に柔らかさを体感出来ます。
4位:Electa(エレクタ)
ゼニア生地の中でもイギリス寄りのコレクションで、ハリ・コシに優れています。
光沢感、耐久性、肌触り全てが高水準に備わったエレクタは、様々な着用シーンに対応可能です。
英国テーラーが認めるイタリア生地というヒストリーも、エレクタの魅力の一つです。
5位:Cool Effect(クールエフェクト)
5位はクールエフェクトです。
「太陽光を反射する」という反則的な利点を持つクールエフェクト、夏用ながら5位にランキングしました。
「夏場はスーツが痛むから安い物で済ませたい」という方も多いと思いますが、「夏場を快適に過ごせる上質素材」というゼニアらしいアプローチ。
1年365日、夏場もドレッシーに着用できるコレクションです。
ゼニア生地一覧【まとめ】
今回は「ゼニア生地の一覧【種類からランクまで全網羅】」というテーマでお送りしました。
結論、ゼニアはどのランクの生地も申し分ないクオリティです。
ぜひ、この記事を参考にしていただき、あなたもゼニア生地でスーツを仕立ててみてくださいね。