裏地の無いネクタイ【スフォデラートタイ】

@2021.1.27 更新
今回はネクタイのお話になります。
と言ってもクールビズの季節にネクタイの話されてもなぁと思われそうですが、
私はネクタイつけて働いているので書きます。つまり自己満足です。
ということで今回はスフォデラートタイについてのお話です。
目次
スフォーデラートタイって何?
イタリア語に精通してる方なら何となく意味がご理解頂けそうですが、
「裏地が無い」という意味になります。
ここでドレスアイテムの知識を持たれてる方は「セッテピエゲ」を
連想される方もおられるのではないでしょうか。
とりあえずスフォなんたらもセッテなんたらも呪文にしかならないので、
図解でご紹介致します。
普通のネクタイ(トレピエゲ)

特徴としては「芯地がある」「裏地がある」事です。
生地を三つ折りにしてその中に芯地を入れています。
あ、これは因みに弊社で販売しているものです。¥7900
セッテピエゲ(セブンフォールド)
普通のネクタイを作る生地の倍の生地を使い芯地の代わりに生地を
7つ折りして形を作っています。
つまり生地多いから高いし、作るの難しいから高い
結論 高いです。
その代わりスカーフの様なふわっとした雰囲気と色気を出せます。
簡単に言うと裏地もなければ芯地もないです。
スフォデラートタイ
セッテピエゲと何が違うかというと、芯地はあるけど剣先の裏地はないタイになります。
結び心地は普通のタイですが出る雰囲気はセッテピエゲに近いかなという印象です。
セッテピエゲはどうしても芯地がない分慣れるまで結ぶのが少し難しいです。
そう考えるとスフォデラートタイはいいかもしれません。
最後に(ネクタイをしっかり結ぼう)
ネクタイ一つにしても色んな物があるのがご理解頂けたと思います。
ちなみにセッテピエゲは7つ折りですが、10折り(ディエチピエゲ)、12折りの(ドディチピエゲ)などもあります。
最後にですが、どれだけいいネクタイをしようが結びがだらしないと宝の持ち腐れです。
緩めてつけたりせずにディンプル(結び目にくぼみをつける)が出来るようしっかり結びましょう👔

SARTO KLEIS 谷町本店
多田羅