クラシックブルーを制す
皆様こんにちは。日中の気温も上がりいよいよ夏到来です。コロナウィルスの影響で季節の変わり目も体感できなかった様に思います。
ファッション業界にも大打撃を受けて苦渋の決断が迫られております。
そんな状況下でも少しでも上向きになるような発信を書いていこうと思います。
2020年トレンドカラー
昨年末に発表された2020年の「カラーオブザイヤー」
「クラシックブルー」でしたが一体どのようなお色でどのように取り入れていくのか検証してみましょう。
まずはじめに、定義としては薄暗い「空」を連想させる「青」の様ですね。
ファッション業界の方はオシャレな発想をなんとかオシャレな言葉とツールで、オシャレに発信したがりますよね。だからオシャレなんでしょう。
スーツスタイルに落とし込む
直近の仕上がりを思い返してみると上記写真の2着が一番近いかと思いますが、正直なところ違いがよくわかりません。
ブルーグレー、インクブルー、等のカラーワードに新たな仲間が増えた、と認識し独自でアレンジを加えていくのが良いかと思います。
大きなポイントとしましては、ブライトな青よりもやや、くすんだダルトーンである事でしょう。僕はそう捉えてご提案させて頂きます。
「クラシック回帰」が「英国のディテール」だけでなく、「カラー」としての表現も浸透してきたと捉えると自然な流れであった、と思います。
もし皆様が今年のトレンドカラーでのお仕立てをご検討であれば、従来の「明るい青」ではなく、しっかりと店主にヒアリングした方が良さそうですね。
素材感やブランドによっても色味は変わりますので悪しからず。
スタッフのサマーオーダーが仕上がりました
ウイリアムハルステッドはイギリスで1875年に創業した老舗です。
上質な天然繊維のみを用いることでたくさんの信頼を得てきました。
夏の王様であるキッドモヘアの服地で通気性や防しわ性を兼ね備えたビジネスユースな仕立て上りです。
軽い×高級
一枚仕立てのとっても軽い生地ですが単純に副資材を省いただけでは安価な仕上がりになります。
熟練されたアイロンワークと縫製、パターンが揃わないと高級感が出ないのは周知のとおりです。
しかしこのスタッフスーツとてもかこいいですね。一番真似したくなる仕上がりでした。
中庸的であることにダンディズムを感じさせる。そんな感動を受けました。