ワードローブのご紹介 #STAYHOME

皆様こんにちは。サルトクレイス京都店です。緊急事態宣言延長により大変行き先が不透明な状況であります。
本日も顧客様の皆様に””何を伝えれば良いのか””模索しながら、またこの未曽有の状況を越えた先にある””日本の誇り””に期待して投稿したいと考えます。
軽くて柔らかい
本日は自宅のワードロープを少しご紹介したいと思います。

2018年に製作したオーダージャケットです。
ポーラ織りと呼ばれる生地です。春夏オーダーではずっと狙っていたので今でも大変気に入っております。
3本の太い強撚糸から作られた平織り・薄地のウーステッド(梳毛織物)で、肌
さわりがさらっとしており、通気性があるため、盛夏用のスーツ、、ジャケッ
ト、スラックスに多く用いられるのが大きな特徴です。
ポーラーや、英国流にフレスコと呼ばれます。服地に詳しい方はよく「フレスコありますか?」と仰られます。
英国的な生地感
オーダースーツで使用される服地に付けられる名前は、ギャバジン、サージ、サキソニー、などが一般的に流通が多いですが、その中でも欧風らしいイメージが色濃く反映されております。

撚糸は、単繊維がばらばらにならないように、2本以上の繊維に撚りをかけるこ
とで、同一種類の糸を撚り合わせた撚合糸、異なる種類の糸で撚り合わせた交撚
糸の2種類があります。
ポーラはこの撚糸の中でも、より強い(多くの回数)撚りをかける強撚糸。強い
撚りをかけることで、弾力が増し、盛夏用の薄地織物でも強いハリを持つことが
できるようになります。

イタリアのサプライヤーや、サルトの方々からの発信でしょうか。ここ数年チェ
ンジポケットのフラップは外に出し、通常の腰ポケットは中に入れる。そんな遊
びも多く見られますね。
習慣化された感覚で服を嗜むイタリア人、習慣化された感覚を持ち合わせていな
いので理屈と説明に頼る日本人。
互いに良い所を吸収したハイブリットな着こなしをしてみたいですね。