リクルートスーツとビジネススーツの違いを【スーツ屋が徹底解説】
この記事では「リクルートスーツ」と「ビジネススーツ」の違いをご紹介いたします。
意外にリクルートスーツとビジネススーツの違いを答えられる人は世の中でも少ないのではないでしょうか?
しかし、就活などの際にはリクルートスーツの方が好印象を与えられたり、就活=リクルートスーツという雰囲気がまだあるのは確かです。
なので、今回はリクルートスーツとビジネススーツの違いをしっかりと理解した上でTPOにあったスーツの選び方をご紹介していきます。
リクルートスーツとビジネススーツの違いは
- 色の違い
- 柄の違い
- 値段の違い
リクルートスーツとビジネススーツの3つの違い
リクルートスーツとビジネススーツの違いは以下の3つです。
- 色の違い
- 柄の違い
- 値段の違い
色の違い
リクルートスーツはビジネススーツと違い、基本的な色の選択肢は少ないです。
その理由は協調性があるかどうかを面接官が見るためです。
主な色はブラックやネイビー、濃いグレーの3パターンです。
近年では9割の方がブラックスーツをリクルートスーツとして選んでいます。
柄の違い
スーツの柄もリクルートスーツとビジネススーツでは大きく選択肢が変わってきます。
もしブラックやネイビーなどの落ち着いた色のスーツを選んでいても、ストライプやチェックなどの柄が入っている場合、面接官に好まれないケースもあります。
それがビジネススーツでよくあるような柄だとしてもです。
もしファッション業界やベンチャーなどを受ける場合は、そういった柄の入ったスーツを着ていってもいいかもしれません。
協調性よりも個性やチャレンジ精神を持った人材だと認識してもらえることがあるためです。
値段の違い
コストの面からもリクルートスーツとビジネススーツには大きな違いがあります。
リクルートスーツは平均的に1万円~3万円で購入できるのに対し、ビジネススーツは数万円のものもあれば、数十万円のものまであります。
金額が大幅に変わってくる理由としては、高品質な生地やオーダーするかどうかが関わってきます。
最近は就職後でも着られるようなスーツを仕立てようとする方も増えてきていて、どうせならと少し背伸びして5万前後のスーツやオーダースーツを購入される方もいます。
リクルートスーツの選び方
リクルートスーツの選び方は以下の方法があります。
- 色の選び方
- 柄の選び方
- 合わせるアイテム
色の選び方
リクルートスーツは基本ブラックかネイビー、次点でチャコールグレー、ダークグレーなどの濃いグレーがおすすめです。
ブラックを選ぶ方が多い理由の一つに、フォーマルシーンで着用ができるからという理由もあります。
結婚式やお通夜・告別式など様々なシーンで役立つブラックはメンズ・レディースともに人気があります。
柄の選び方
前述の通り、リクルートスーツは基本無地がおすすめです。
ストライプやチェックなどは避けたほうがよいでしょう。
また、生地の質感にも注意したほうがいいです。
ツヤや光沢感のある生地も柄アリのスーツと同様に主張が強い印象を与える可能性があるため、なるべく光沢感の少ない生地をチョイスしましょう。
リクルートスーツと合わせるアイテム
リクルートスーツに合わせるアイテムは大きく分けて、シャツ・ネクタイ・靴・鞄(バッグ)の4つです。
シャツは基本白無地でレギュラーカラーもしくはワイドカラーを自分の体型によって選びましょう。
ネクタイの色は青か紺が一般的。
柄は無地やレジメンタル(斜めのストライプ)あたりがおすすめです。
靴もスーツ同様ブラックがおすすめです。
フォーマルシーンでも使えるストレートチップやつま先に飾りのないプレーントゥを選んでおくと安心できます。
鞄についてもスーツ・靴同様に黒のブリーフケースがおすすめです。
ブリーフケースは書類などを整理して収納するのに最適です。
就活にはオーダースーツがおすすめ
リクルートスーツで意外と見落としがちなのが、購入したスーツやアイテムが似合っているかどうか。
当日初めて言葉を交わす面接官の方に好印象を抱いてもらうには第一印象を良くする必要があります。
第一印象を良くするためにはサイズ感が非常に大切です。
いくら安くてもサイズ感が悪いと、全体的に野暮ったい印象に映ってしまいます。
あなたの体型に合わせたベストなスーツを既製品から探すのはかなり難しいですが、オーダースーツならその悩みを一発で解消することができます。
最近では比較的安価であなたの体型・印象をよりよく補正することができるオーダースーツ専門店も増えてきているので、一度相談しにいってみるのもおすすめです。
ビジネススーツの選び方
ビジネススーツの選び方は以下の方法があります。
- 色の選び方
- 柄の選び方
- 合わせるアイテム
色の選び方
基本的にビジネススーツではブラック、グレー、ネイビー、ブラウンが主流です。
その中でも特に日本人に合っていて人気なのが、ネイビーとグレーです。
ネイビーは清潔感があり、フレッシュさ・信頼感などを演出できます。
ビジネスシーンはもちろん、フォーマルシーンでも着用できることから、実用性も高いです。
グレーのスーツはなんといってもコーディネートのしやすさが特長的です。
グレーは無彩色なので、他の色と喧嘩しにくい特徴があり、ネクタイやチーフなどのアイテムとの組み合わせも楽になるでしょう。
柄の選び方
柄の選び方といっても、年齢や着用シーンなどによっても大きく変わってきます。
例えば20代の方におすすめのストライプの柄は細い幅のストライプですが、40代、50代になってくると貫禄を感じさせるチョークストライプ、落ち着いた雰囲気にふさわしいダブルストライプなどが挙げられます。
着用シーンによっても柄は変えたほうが良いでしょう。
ビジネスシーンでは落ち着いた雰囲気の細幅なストライプ、会食やパーティーシーンでは暗めのチェックや千鳥格子などがおすすめです。
ビジネススーツと合わせるアイテム
リクルートスーツ同様にシャツ・ネクタイ・靴・鞄(バッグ)をあわせるわけですが、ビジネスシーンをより楽しむ、よりおしゃれに演出するためには「チーフ」や「カフス」を取り入れるといいでしょう。
チーフは普段使いする必要はありませんが、結婚式やイベントなどでは必須のアイテムです。
カフスに関しては普段から使えるアイテムですが、さりげないオシャレを楽しむ程度にしておくことで良い印象をあたえることができます。
まとめ
今回はリクルートスーツとビジネススーツの違いについてご紹介させて頂きました。
大学生や社会人ならほぼ間違いなく着用機会のあるスーツだからこそ、最低限のマナーを覚えてスーツスタイルのオシャレを楽しめるよう一助になれば幸いです。
他の就活生や社会人と差をつけるこだわりの一着をご検討の方は是非とも弊店までお申し付けくださいませ。