ローファーの魅力
みなさまこんにちは。
サルトクレイス京都店 浦野です。
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
普段、皆様はどんな靴を履いていますか。
お仕事の際には紐付きの革靴や、休日はスニーカーが圧倒的多数でしょうか。
タイトルの通り、ローファーの魅力とはいったいどのようなものでしょうか。
そもそもローファーとは?
一般的にはアッパーの甲周りがU字型で形成されており、帯状の飾り革(サドル)が縫い付けられているスリッポン。
※ちなみにスリッポンとは造語でSlip on、滑りいれるような感じでという意味合いが含まれています。
要するに紐やストラップで締め上げることがなく、脱ぎ履きできるものです。
コックシューズも学生時代にお世話になった上靴もすべてスリップオン(ローファー)の一種という事です。(笑)
ローファーとは英語で【怠け者】の意味があり、さらっと脱ぎ履き出来るので無精者に向いていたわけです。
今日では”ローファー”という呼び名で一般名称化しておりますが、もともとはアメリカの某靴メーカーの商標だったと言われています。
ひとくくりにローファーといってもそのデザイン・バリエーションにより様々な呼び名で分けられています。
まずは コインローファー もっとも定番のデザインと言われており、甲部分に切り込みが付いており1セント(別名:ペニー)をいれていたことから、ペニーローファーとも呼ばれているローファーです。
そして次に タッセルローファー です。
甲に房飾りがついた、装飾性が強いドレッシーなローファーです。
非常にドレス色な為、カジュアル・ビジネス共にお使い頂けるタイプのローファーです。
私自身、靴が好きで30足ほど所有しており、その中でも大半がこのタッセルローファーでした。笑
3つ目に ヴァンプローファー です。
このヴァンプローファーは他の3種類のローファーと比べヴァンプ(甲部分)に切れこみや装飾も施されておらず、フラットなデザインのローファーですので、つま先まで一直線に流れようなロングノーズの靴に多く用いられます。
イタリアの老舗靴ブランド Tod’s社のローファーには毎シーズン、このタイプのローファーが発売されるなど、永遠の定番ともいわれるローファーです。
そして4つめに ビットローファー です。
甲部分に金属の飾りがついており、タッセルローファー同様、装飾的意味合いが強いローファーです。
ホースビット と呼ばれる馬具がモチーフとなっており、もともとはバッグに用いられていましたが、やがて紳士靴に取り入れられ販売されるようになりました。
そのほかにも細かなディテールにより、ビーフロール・バタフライ・キルト・キルトタッセル・ベルジャンなどなど、様々なローファーの種類がございます。
洋服にも言えることですが、時代と共に服装も簡略化されてきており、ひとびとの服装はどんどんシンプルになってきています。
やはりそのような服装には、ローファーのようなサラッと履けるエフォートレスシューズが相性抜群です。
現に質実剛健ともいわれる英国の老舗シューズメーカーでさえも、こぞって、ローファーなどのスリッポンタイプの靴を製作する時代になりました。
皆様もローファーの魅力に浸ってみてはいかかでしょう。
それではこのあたりで失礼致します。
サルトクレイス京都店
浦野