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スタッフがオススメしたいブランドはこれだ!

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ファッションに敏感な40代、50代のお客様ならいよいよ春先の着こなしのご準備をされる時期かと思います。ドレスクロージング、特にオーダースーツの業態では「春夏生地」のお仕立てをご検討中の方も多くいらっしゃるかと思います。今回はその中でも特にスーツ生地のメーカーについてオススメをご紹介致します。

ミルとマーチャントの違いって分かりますか?

ブログをご閲覧されてる方の中でも一度はプレタのスーツやオーダースーツをご購入された経験があるかと思います。

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美しい織ネームロロピアーナ

国内では購入された際に内側のポケットの下に縫い付けてあるこちらが生地ブランドの象徴である、「織ネーム」と言います。詳しい方は「〇〇〇の生地入ってきましたか?」などの問い合わせも頂くほどです。とても嬉しい限りです。

さてこの生地ブランドの中でも、「織元の工場」を「ミル」と言い、世界各国への卸し商社を「マーチャント」と言います。どちらが良いとかは現代では賛否両論になるのでこれ以上は控えますが、昔のテーラー好きは「スーツはミルで注文するのだ」等の強気なカスタマー様も多かったようですね。

私が好きな生地ブランド「ロロピアーナ」

大学や20代初めの頃から婦人服や紳士服の生地ブランドはある程度認知しておりましたが、生地の良し悪し等理解もなく、ただシルエット重視で着まわしておりましたが、、、この「ロロピアーナ」に出会ってからは「より良いモノをより長く着よう」という考えに思考が変わりました。

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ミルの域を超えた百戦錬磨のミル

LVMHモエ ヘネシー・ルイ ヴィトン に買収されてからはプレタポルテに力を入れているようですが、まだまだロロピアーナでのお仕立ては専門店のオーダーショップでは健在です。

価値あるモノ作りの代償とは、、

とは言っても、なかなかすぐに手が出る金額ではありませんよね。すぐに破れたらどうしよう?イタリアの生地ってすぐシワになるって聞いたことあるけど?等、多数のご意見もお聞きする現実も理解できます。

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全体的に丸みがありハンガーに吊るすと不格好なのがハンドメイドの象徴です。

こちらは私が約3年程前に仕立てたカーキ色のロロピアーナです。ウール素材ですが、コットンみたいな風合いでビンテージ色の強い生地を探していたところ、ようやく見つかったのですぐに購入しました。

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伝票記載が多いのでボールペンのインクが滲んでます。辛かった記憶があります。でも捨てません。

国産の名だたる生地ブランドも多く、優秀なJAPANブランドも流通している現代ですが、やはりイタリアのトップは違います。特有の風合いと柔らかさ、気品あふれる染色性、それでいて軽いんですよね。そして何より、、、長年着こなすごとに体に馴染み、着用感が増すにもかかわらず、劣化も上品なんです。

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センタープレスも当てやすくクリースの落ち方がエレガントです。

イタリア生地は多湿な国では確かにシワになりやすく着用後のブラッシングとアイロンプレスのメンテナンスもめんどくさいレベルまで到達する時もありますが、大抵のお客様は着数と着用頻度と保管に問題がある場合が多いです。

インポート生地でのオーダーは大切な会議や交渉事、又はセレモニーなどの重大なイベント用としてお仕立てされる方が良いかと思います。ハードワークをこなす日常のビジネス着では消耗も早く自ら潰しにかかっているようなものです。

ビジネスでの着用であれば最低でも週に1~2回が限度かと思いおます。ご自身のクローゼットにずっと置いておきたいスーツ、一生モノのスーツ、をご検討であれば是非とも「ロロピアーナ」をオススメ致します。計り知れない喜びと、感動、周囲からの信頼や信用。多くの代償を得ることと思います。

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