こんにちは。猛暑が読く中皆様はお変わりなくお過ごしでしょうか。本日はサルトクレイス谷町本店から失礼いたします。

お盆が明けるといよいよ洋服業界は冬支度に入りますが、、、

ビジネスシーンにおきましては、10月までは「クールビズ」という企業様はまだまだ多いと思います。ですので、いきなりスーツのお話しは重たくなるかと思い、本日は「オーダーシャツ」を仕立てる際の重要性をいくつかご紹介したいと思います。

なぜかと申しますと、秋、冬のスーツを始めてご注文しようとお考えのお客様は、まずシャツのサイズが決まらないと、スーツのサイズはもちろん、全体の統一バランスが図れないからです。

 

 

まずは、、、

 

①「生地」の選定から

スーツの生地選びと同様に、ストレッチの生地なのか、シワになりにくい、もしくはなっても戻りが早い、速乾性のある生地なのか、光沢重視のインポートドレス生地なのか、、、まずは焦らずにスタッフとご相談の上選定ください。※スーツ生地は詳しくてもシャツになると知識不足なお店は正直多数ありますよね※

②~こうなりたい!自分のスタイルを共有

日本の縫製技術は世界的にも高く評価されておりますが、、「スタイルの認識」や「手縫いの柔らかさ」「一貫性のある哲学」はヨーロッパに比べると見劣りするのも事実です。平面的な着物文化と立体的な洋服文化の違いでしょうか。

まずは、どんな職種で、週単位でのネクタイの着用頻度はどのようなものか、手持ちのアイテムのレパートリーは?洗いはクリーニングか、自宅か、など、気になる事はなんでもヒアリング致します。既製品で数千円のシャツを買うのではなく、金額以上の価値を提供するための重要なヒアリングですので、何でも話し合いましょう。また、「~~なりたい自分」のイメージ像をお伝え頂くだけでも、それに見合ったテイストのご提案も行います。

襟芯は柔らかなイタリアの風合いで着用したい、のか、ハードなまでに固い芯を使用し、気品と男性らしさを主張した英国風なのか、オックスフォード生地でボタンダウンのアメリカンボックスタイプなのか、伝統的なディテールを説明した後に、ご自身の個性を発揮してお選び頂くのも大いにオーダーらしさが出るかと思います。

③「衿型の選定」

こちらはオーダーシャツを製作する上で、重要なポイントになりますね。昨今のドレス部門では英国調がキーワードになっており、襟の開きは徐々に狭くなってます。タイバーでアクセントを付けたり、クレリックでもタブカラーのものお選び頂くと、新鮮なクラシック回帰を楽しめます。またカジュアル部門では開襟シャツといわれるものも多く出て来ております。流行の衿型を毎シーズンで変えながら挑戦頂くのも良し、ご自身のテイストを固めて、毎度同じ衿型も良し、実はスーツ選びよりもこのポイントは大事になってきます。

④「いざ採寸!」

ここではいくつかの注意点を記載します。まず首回りに関してはネックサイズ+3㎝が基準値とされてますが、こちらも肩幅のポイントをどのように着こなすかによって大きく変わります。少し大きめの肩幅がお好みのお客様であれば、ネックサイズのゆとり量が小さくても衿釦は閉まります。逆に肩幅がジャストフィットにも関わらず、ネックサイズ+2cmのゆとり量で製作すると、もちろん衿釦は閉まりません。カフス廻りに関しても手首のサイズ+7㎝ほどが基準ですが、腕巾をタイトに製作した場合と、ゆとりをもって製作した場合とでは、腕を曲げた際のたまりの量や、圧迫感は別物の着心地になります。

 

※では、どうすれば良いのでしょうか?!

冒頭にも記載しましたように、「自分に合った、価値あるオーダースーツ」を着ようと考えると、まずは、「自分に合ったオーダーシャツ」から製作しなければいけないというのは紛れもない事実です。シャツはタイトフィット、スーツは大き目、逆も然り少し誤った着こなしの方が多く見られるのはそのようなサイズ感のズレが重なった結果になります。

スーツの袖丈から、シャツの袖口を1㎝~1.5㎝出して着用したいのであれば、まずはご自身のシャツの袖丈をある程度決めておかないと、スーツの袖丈が決まりません。。

また仕上がったオーダーシャツの着心地と感覚でスーツの可動域も計上していくので、初めてオーダーをお考えの皆様は出来る限り、お気に入りの、シャツ、スーツをご持参されると理想のオーダー数値の共有も早いかと思います。

何も拘りが無い様であれば、店舗スタッフのアイデア、提案もございますので、接客時間は多少、長引きますが、全力でお力添えをさせて頂きます。

最後に大きなポイントとしましては、、、①シャツのみをオーダーする場合は、手持ちのスーツサイズを意識、共有すること。②スーツだけのご購入であれば、一番お気に入りの手持ちのシャツサイズを意識、共有すること。③ご新規様でオーダーをお考えであれば、お財布の許す範囲内で、シャツとスーツを一緒にご注文すること。

以上になります。

お気に入りのオーダーシャツがあると、クローゼット整理も楽しく、アイロンがけにも少し興味が湧くかもしれません。いつも奥様やクリーニングにお任せの皆様も、たまにはご自信でメンテナンスしてみるとまた新しい発見になりますよ。

ビジネスに真摯に、真剣に取り組むための制服という認識だけでなく、仕事終わりの男の嗜み、休日のお洒落着として、原点であるオーダーシャツから向き合ってみてはいかがでしょうか。