ゴージラインとは?高さ別による印象の違いやトレンドは?
スーツの印象を左右する「ゴージライン」。
そもそもゴージラインとは?
高さによって印象が違うっていうけど、どう違うの?
と疑問に思っている方もいるでしょう。
今回はゴージラインについて詳しくご紹介いたします。
ゴージラインでスーツの印象が変わるのでぜひ参考にしてください。
ゴージラインとは?
主に上襟と下襟の境目の縫線のことです。
カジュアル衣料からドレス衣料まで、「ジャケット」と呼ばれる類の上着には必ずこの線が入っております。
ゴージラインの高さによる印象の違いは?
ゴージラインの高低差はとても深く、印象というよりはその国のオリジナル性が大きく反映されます。
ゴージラインが高い時の印象
年代毎で高さも絶妙に違っており、高めに位置づけられたゴージラインは、やや都会的でハイセンスな印象を受けます。
時代の移り変わりに敏感な層には受けが良いでしょう。
大量生産系の仕立て屋さんに多く見られるパターンです。
ゴージラインが低い時の印象
正統派でクラシックな印象です。
ハイゴージとの決定的な差は、低さの限度によっては全体のパターンを修正しないと成り立たないことです。
一着を慎重に、敏感に提案する仕立て屋さんに多く見られます。
「紳士」と呼ばれるドレッサーは基本的にこのゴージ位置が日常です。
【2023】トレンドのゴージライン
ヨーロッパではゴージの「高さよりも、傾斜」に注力したサルトリアが多くみられます。
また手縫いのゴージラインはとても繊細な境界線になり、上襟と下襟が真っ当に一体化している印象です。
「個性」という意味合いが大きく変わった2023年では、各々の潜在的な趣向によってゴージラインを変えながらお作り頂くと満足感は高まるかと思います。
まとめ
高めのゴージラインは都会的でハイセンスな印象を与え、低めのゴージラインは正統派でクラシックな印象を与えることがわかります。
ゴージラインはスーツの印象を左右する大切な要素であるため、今回の記事を参考にして、自分に合ったスタイルを見つけてみてはいかがでしょうか。