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コットンスーツも『クラシック』と『英国調』で着こなします。

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いつもブログのご閲覧頂きありがとうございます。
大阪・京都のオーダースーツサロン サルトクレイス です。

正統派なテーラーはウール素材だけでオーダーを受注するわけではありません。

時にはシルク素材や混紡糸、極細番手の高級生地も含めて裁断後にどのような形状で立体的に構造出来るのか、どうすればお客様に寄り添える仕立てのスーツが御提供出来るのか、仕上がりのサイズ感に関してはフィッター、カッター、縫製職人の意向をピッタリと合わせないと難しいものです。

本日はオールシーズン用の肉厚コットン素材でご注文のあった実際のスーツをご紹介致します。

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目次

カジュアルオーダーと呼ばれるもの

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ビジネスカジュアルの勢いは経済的背景以外でも浸透しております。

弊店でもジャケット単体のオーダーやレディースオーダーも一定数よりは定期的に受注が増えてきました。

今回のお客様のテーマはワークでありながらイタリアの柔軟で非構築的な作り方を模範に試行錯誤してほしい、という御要望でした。

1着のスーツを縫い上げるのにフィッターと職人さんの分業をされておられるお店では目的意識の共有が無いとイメージ通りのスーツは作れません。

数千種類の生地バリエーションがあっても、数千種類のサンプルスーツなどはコストがかかり過ぎて全着数を作れる訳でもないので、お客様との密なイメージ共有がとても大切になります。

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ニュークラシコと呼ばれるイタリアのファクトリーブランドがアジアに進出してからは肩線と平行なゴージラインが「かっこいい」とされておりましたが、近年の「クラシック回帰」からは上記写真のようなハの字型の「英国的な」ゴージの角度が再び注目されておりますので、流れを汲み取り今回はこのような仕様に決定致しました。

カジュアルオーダーだからこそ拘るのです

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某大手既製品会社の簡易オーダーでもヒゲ処理は最近良く見かけるようになりましたので、希少価値は低くなっておりますこの技法?ですが、やはり徹底したいポイントですね。

国内の職人さんにも個体差やバラツキはありますが、襟の抑え、収まりが良くなり張替えにも対応しております。※僕は張り替えている人を見たことが無いですが、、、※

昔の職人さんはよく考えてますよね。

マシーン化された量産スーツが蔓延る現代で、日本人による日本のための世界に向けた「MADE IN JAPAN」は確かにそこにあったわけです。

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ダイドー毛織さんの服地です。

ウール素材だけでなく、綿素材の可能性を大いに秘めております。

加えて起毛感もあるので、プレタにはない品格が大人の男性を一気にレベルアップさせてくれそうですよね。

・ホワイトのスニーカーと合わせても良いんじゃないか?とお考えの20代の方

・タンガリーシャツでアメリカっぽい演出を楽しみたいとお考えの30代の方

・黒のタートルニットで洗練された都会の着こなしを狙いたいとお考えの40代の方

・王道なボタンダウンシャツに革靴でオーセンティックを当たり前に着こなす50代のダンディな方

世代を問わずに着こなしの幅が広がるのもカジュアルオーダースーツのポテンシャルかと思います。

クラシックは終わらない

さて問題のトラウザーズ。

どういったディテールやサイジングが喜んでもらえるのでしょうか。

フィッティングの際に細かくヒアリングしたものの納品までは不安でいっぱい。

不安の解消は納品時のお客様のダイレクトな声ですね。

今回のお客様は仕事柄工房に入ったり、時には自転車にも乗ります。

普段着のジャケット使いはよく聞く提案なので、、マンネリ。

そうであれば、パンツが主役になるようにクラシックな脇尾錠の提案も合わせて行いました。

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ベルトレスは決して流行で終わることでは無いということ。

一過性のトレンドとは全く違うので、よりフォーマルであり、よりクラシックでもあります。

流行とスタイルは全く別物で切り離してお考え頂いたほうが良いでしょう。

普遍的であることのクラシックには終焉はありませんのでいつでもチャレンジください。
















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